いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

一歩踏み込む。

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昨夜22時過ぎに「坂爪さんといつか話したいです!」と女性M様からLINEが届き、いつかとか言ってんじゃないよと思って「今夜ならいけます!それ以降は死んでいるかもしれません!」と御返事をした。ら、急遽、その日の24時に渋谷駅で落ち合うことになって我々は合流をした。適当なバルに入り、私はラムコークを、M様はりんごジュース(氷抜き)を注文した。氷を抜いた分、しっかりと全体量も少なく運ばれてきたりんごジュースを見て「この店はクソだな」と思ったことは内緒だ。

 

 

おおまかなスケジュール

 

1月28日~2月12日 FREE!【日本】

2月13日 欧州リベンジ【東京~パリ~ミラノ】

2月14日以降、FREE!【欧州界隈】
2月21日 EVENT@ロンドン(詳細は決まり次第更新します)
2月22日以降、FREE!【欧州界隈】

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE http://urx2.nu/xkMu   

 

ibaya.hatenablog.com

 

ぶつかり稽古。

M様の話を聴きながら、なんだか、この人の言葉は頭で話されていることが多いなあと思った。私は、話を聞くときに、その言葉が「頭から出ている」のか「腹から出ているのか」を注意深く聞く。頭から出てくる言葉は一旦全部無視をして、腹から出てくる言葉だけに反応をする。だから、一見すると愛想が悪くて怒っているように見られることは多い。そんなことはない。私は全然怒ってなんかいない。だけど、あまりに誤解されることが多いから「なんだか頭から話される言葉が多いですね」とストレートに伝えることにしている。昨夜も、M様に、そのように伝えた。

 

M様は言う。頭で話していることは自分でも良くわかる。しかし、どうすれば腹から声を出せるのかがわからない。私は、自分から湧き出してくる思いに自信がない。だから、常に「正解とされていること」を必死に探して、それを使って会話をしてしまう。でも、そんな自分はもうこりごりなんです。私は自分を変えて行きたい。でも、どうすればいいのかがわからない。坂爪さん、私はどうすればいいと思いますかといきなり聞かれたので「それでは僕と相撲をとりましょう」と私は答えた。M様は「えっ!(なに言ってんのこいつ!頭おかしいんじゃないの!)」と軽く狼狽をした後、しばらく考えて、それはいい考えなのかもしれませんということを言った。我々は、バルを離れ、相撲をとるために真夜中のホテル街に向かった。

 

このあとの流れは読者のみなさまのご想像にお委ねする。大体、頭の問題を頭だけで突破することは無理がある。頭の問題こそ「体で突破する」ことが基本だと思う。文字通り、生々しいぶつかり合いを通じて「わー!」とか「ぎゃー!」とか叫び声をあげ、激流の渦に飲まれてへどろもどろになりながら、その体験を経て得た諸々を『生きた糧』にすればいいのだと思う。先に正解があって、それに従うという生き方は変だ。まず先に生き方があって、生き方の数だけ正解が生まれる。それが多様性だ。だから、正解は「みんなと同じ」である必要はない。自分にとって、それが正解ならば周囲から「お前は頭がおかしい」と言われても、それは正解になる。ぶつかり稽古を終え、M様の表情は清々しいものになった。無邪気な笑顔にあふれ、体が軽くなったと話した。それを見て、私も清々しい気持ちになっていた。

 

一歩踏み込む。

前に、KUMUさんと話したときに「バイクの教習所で立ちごけをしてしまって、その反動でコサックダンスを踊り出したら止まらなくなってみんなが見ている前で永遠に踊り続けてしまった恥で死にたくなった」とか「家の前でうんこ座りをしながらタバコを吸って、長渕剛の『とんぼ』を熱唱していたら近所のご夫婦に目撃されてしまってもう生きていけない」などと聞かせてくれた。私は、KUMUさんのこういうところ(ちゃんと恥ずかしがるところ)が大好きだ。じゃあやるなよ、とも思うけど、それ以上に「やり続けてほしい」とも思う。私は、変な人間が大好きだ。

 

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こういうことを書いていたら「坂爪さんの最近の記事にはがっかりしています!自分の好き嫌いを露骨に書くなんて!もう、あなたの記事を読みたいとは思いません!この、差別主義者!」などと訴える連絡が届いた。こういう連絡は稀に届く。勘違いをするなよと思う。別に俺はお前の期待に応えるために生きている訳ではないし、勝手に期待して、勝手に裏切られたと思う自分のメンタリティをまずは疑ってみたまえと思う。お前は甘い。ケーキにシロップをかけて食べるよりも甘い。ある意味同僚の保科さんは、今、宮城で死に物狂いの取り組みをしている。その営みに意味があるのか、ないのか、そういう基準を飛び越えたことをやる人間がいる。私はそういう人間を美しいと思っているだけであり、そうではない人間を醜いと言っている訳ではない。ただ、私は、私が「潔し」と思う人間を賛美したいだけだ。

 

note.mu

 

一歩踏み込む。一線を越える。それだけで毎日はドラマになる。心理学等では「これは相手の問題です」とか「これは相手の領域です」とか、自己と他者を切り離して考えることを勧める。言いたいことは物凄いわかる。でも、それだけではさみしくないかと思う。私は、冷たい正論よりも温かい暴論を愛する。相手の問題であることを知った上で、余計なお世話を承知の上で、能動的に問題をひっかぶり「一緒に相撲をとりませんか」という提案をする。これは、私なりの愛情表現である。相手のためを思って言わない優しさもあれば、相手のためを思って言う優しさもある。優しくする優しさもあれば、優しくしない優しさもある。寄り添う優しさもあれば、あえて寄り添わない(どーん!と突き放す)優しさもある。優しくするとはなんだろう。上下関係の香りがする。それよりも、私は「一歩踏み込む」ことを大事にしたい。どちらが上とか下とかない。互いに同じ人間である。だからこそ、もう一歩踏み込むことで「傷つきながらも絆を深める」方向に舵を取りたいと思う。

 

 

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人生は続く。

 

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
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