いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

横を見るな。縦を見ろ。

広島県福山市を経由して、三原市の民宿にいる。瀬戸内海は綺麗だ。自転車を走らせていると、忘れたい思い出が記憶の底から蘇り「あああああああああああああああ!!」となることがある。感情のアップダウンは定期的に訪れるが、これもある種の浄化体験(?…

やるかやらないかをお金で決めてはいけない。

諸事情が爆発をして、なう、愛媛県松山市にあるジョイフルにいる。昨日、福岡県は小倉駅にて所持金が尽きて「終わったな」と思った。が、銀河系の施しにより生き延び、小倉港を発つフェリーの中で眠ることができた。目を覚ましたら愛媛にいた。今夜は今治を…

自分を開けば人間は死なない。

佐賀県武雄温泉から長崎県小浜温泉に移動をする。道中、諸事情で靴下を「しゃらくしゃー!」と投げて捨ててしまい、現在は裸足で自転車を漕いでいる。どうにかなるだろうと思っていたけれど、ふんが、どうにかなってはいるのだけれど足先が冷える。九州の冬…

説明のできないことをやりたいんだ。

福岡を経由して佐賀にはいり、いま、佐賀市内にあるジョイフルでこの記事を書く。東日本在住の方には馴染みのない名前かもしれないが、ジョイフルとは大分県発のファミリーレストランで、非常に素晴らしいことにすべての店舗にWi-Fiが(時にはコンセントまで…

もっと自分を出してみろよ。

高知県宿毛市の港から、大分県佐伯市の港にはいる。自転車で日本国内を巡っている。先週は大阪にいた。伊丹空港から高知空港に飛び、高知をひとしきり回っていまは別府にいる。なぜ、金もないくせに飛行機に乗ることができたのか。それは「さかつめけいごを…

我々は、宇宙全体における偉大なる黄金色のお米粒なのだ。

京都を経由して大阪にはいる。今夜は(多分)大阪に泊まる。おはなを無料で配り続けている。なぜ無料なのか。無料のほうが「なんか素敵だから」と思うからだ。当然のことだけれど、配るほどに身銭はなくなる。しかし、この身銭も本来は自分のお金ではない。…

行く道は違えど、共に進もう。

自転車移動も五日目にはいる。静岡県湖西市にあるコメダ珈琲に来た。私は軟弱者だと思う。チェーン店の従業員の笑顔が硬直的(接客が機械的)なだけで「死にたい」とか思う。もしも、たとえば自分の母親が死んだ顔でスーパーのレジを打っている様子を見たら…

10個の偽物より、ひとつの本物を。

東京から広島まで自転車で行く。静岡県の三島市まで来た。三日目の今日は静岡駅を目指す。宿はない。熱海から函南に抜ける峠が地獄で、汗が冷えて全身が凍えた。手先が痺れて、タイピングが器用にできない。道中、隙あらば出会う方々におはなを届けたい。予…

「何もしないで死ぬ」ことも偉業。

体調不良の恩恵を受けて、おじいちゃんのような日々を過ごしている。寝起きに珈琲を挽き、敬愛する藤岡弘さんに倣い「ありがとう」と囁きながらお湯を注ぐ。縁側で日光浴をする。庭を行き交う蝶々を眺める。午前中は軽い運動か創作か読書の時間に充てる。午…

人生は、生き方ではなく「遊び方」の勝負である。

体調が激烈に悪化をして歩くのがやっと、昨日は喉がバキバキになってしゃべることもできなくなった。これは死ぬのかもしれないなあと思っていたら、ごちゃまぜの家に遊びにきたひとが「遺言を残すとしたら何をいいますか?」なんて不謹慎なことを尋ねてきた…

なんとなく生きるなんてクソだ。

「死ぬまでに何度も読み直すことになりそうな本は?」という問いに対して、ある女性は「よしもとばななの『デッドエンドの思い出』と、村上春樹の『風の歌を聴け』です」と答えた。ある男性は「南直哉の『老師と少年』と、あとは『星の王子さま』とかになる…