いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

【1日目】Everything is Rhythm

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4月9日朝8時ホノルル空港に到着する。無料Wi-Fiを拾ってホノルル在住N様と連絡をとる。空港まで車で迎えに来ていただき、アラモアナショッピングセンターに向かう。道中、連立するコンドミニアムを横目に「あそこの最上階は37億円するんですよ」とN様から伺い度肝を抜く。アラモアナに着く。14日間6GB40ドルのSIMカードを購買する。保科さんがアサイーボウルが大好きだと話すと、N様が「それなら美味しいアサイーボウルがあります」と我々の進む道を照らす。

 

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ISLAND VINTAGE COFFEE

 

N様の娘様も「ここが一番美味しい」と話すハワイイ史上最高のアサイーボウルをご馳走になる。我々はゆっくりと床に膝をつける。両手をあげ、まあるい気持ちを込めて「ありがとうございます」と土下座をする。N様は「やめてください」と笑う。アサイーボウルを食べる。あまりの美味しさに愕然とする。実家の両親の顔が浮かぶ。素朴な両親。雪国の貧しい家庭に生まれ育って中学卒業と同時に床屋に弟子入りをしたままロクに旅行もしたことのない新潟の両親。両親は、こういうものを食べることなく生涯を終えることになるのだろうか。美味しいものを食べると好きなひとにも食べさせたくなる。素晴らしい景色を見ると好きなひとにも見せたくなる。聞くと東京の原宿にも同じ店があるとのこと。原宿にまったく用事はないけれど、アサイーボウルを食べるために行くのはいいなあと思う。

 

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アサイーボウル。牛丼の並盛りより大きい(気がする)。

 

🌈🌈🌈0日目の記事はこちらです🌈🌈🌈

 

ibaya.hatenablog.com

 

ワイキキビーチに到着する

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ワイキキビーチ沿いの公園

 

N様にワイキキまで送っていただく。アサイーボウルを食べながら、保科さんが「僕はハンドマッサージや庭の剪定や引っ越し作業などを手伝うのが好きです」と話した。徹さんは「僕は家の掃除や断捨離や、最近は家の解体などもできるようになりました」と話す。それを聞いたN様が「それなら明日、ケアホームにハンドマッサージボランティアに行きませんか??」と早速ご提案をしてくださる。我々三人、観光するために来た訳ではなく「ここでしか刻めない人間関係を構築することができたなら」という思いで来ているために、お手伝いをさせていただけることをよろこぶ。数珠つなぎのように人生は続く。

 

ワイキキに到着する。N様と別れる。眠すぎたので公園で寝る。気持ちよすぎて悶絶する。目覚める。お風呂がわりに海にはいる。海底の岩で膝小僧をすりむく。ベンチに戻る。気分が非常にすっきりしている。と、ホームレスのひとに「たばこをください」と話しかけられる。たばこを渡す。数分後、ホームレスのひとが「これをあげます。これは刑務所ドーナツと言います。わたしは昔警察官でした。日本にも昔住んでいたから日本語話せます。タバコをもう一本ください」と再登場する。エメラルドグリーンの不思議な瞳をした、優しそうな男性だった。このタイミングで、ホノルル在住K様が車で迎えにきてくださる。荷物をまとめる。別れ際、ホームレスの男性が「エンジョイ!」と笑う。「またね!」と答える私たちも笑顔になる。

 

ダイヤモンドヘッドマーケット&グリル 

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ダイヤモンドヘッドマーケット&グリル。ローカルでも愛用しているひとは多い。

 

K様の車に乗る。まずは腹ごしらえからとランチに連れて行っていただく。ダイヤモンドヘッドマーケット&グリルで複数個のランチボックスとスーパーフード(キヌア)のサラダなどを眼前のダイヤモンドヘッドを眺めながら食べる。途中、ブルーベリーチーズスコーンを追加で頼む。ここでしか食べることができないブルーベリーチーズスコーンはあまりにも美味しかった。ちゅんちゅん。鳴き声がする。すずめが我々を見ている。我々のスコーンを狙っている。手のひらにスコーンのかけらを乗せると、スズメが手のひらに乗ってくるものだから死ぬほど可愛かった。ちゅんちゅん。ちゅんちゅん。手乗りすずめに心を奪われながら「これが平和だ」と思った。わたしにとって、平和のイメージは『動物が謎に人間にめちゃめちゃなついている』というものになる。その片鱗に触れた気がして嬉し(楽し)かった。

 

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ダイヤモンドヘッドからの眺め。


K様から「せっかくだからダイヤモンドヘッドを登りましょう」とご提案をいただく。私はここ(駐車場)で休んでいるからということで我々三人で片道30分程度の登山をする。最高に気持ちよいネイチャー感を前に「こういうのが欲しかったんですよね」と男性陣一同確かめ合う。ハイキングを終えてコーヒーを欲する。K様にその旨を伝える。スタバに向かう。車内で眠る。スタバに着く。コーヒーを頼む。テラス席で飲む。ベンチに横になる。意識を失う。本日3回目の昼寝をする。坂爪が意識を失っている間、保科さんはK様にご奉仕系フリーハンドマッサージを行う。鳥の糞がテーブルに落ちる。徹くんの大切な高級カメラのギリギリ真横に落ちて「セーフ!!!!!!!!!」と叫ぶ。

 

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夕日を眺めに行く。

 

夕日を見ようと移動をする。ポイントパニックという海岸に着く。横になる。寝る。意識を失う。目を覚ますと、保科さんがいい感じに黄昏ていた。にゃんにゃん。大量の猫がいた。K様は猫に猫缶をあげていた。目覚めたわたしに「猫みたいにお昼寝をすることを英語ではキャットナップっていうんですよ」と教えてくれる。ハワイと言えども夕暮れ以降は寒くなる。長袖を羽織る。徹くんがいない。どこにいっているのだろうかと見渡すと、海の中にいた。ポイントパニックはボディサーフィンの聖地である。そこで、徹さんはボディーサーフィンをサーフィン抜きで(寒いのに)楽しんでいる姿を遠目で確認した。

 

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そのまま徹さんは流されていきました。

 

Everything is Rhythm

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最後はNICO'S。K様に連れて行っていただく。

 

ハワイイの築地でおなじみNICO'Sに行く。最高にいい感じの場所で最高にいい感じの晩御飯をご馳走になる。初日にこれほどまでの恩恵を被っていいのかなと、明日死ぬのかなおれたちと思う。K様はハワイイで暮らして20年以上の年月を経ている。英語はリズムだと習う。発音よりもリズムである。リズムさえ合えば思いは伝わる。これはなんだかものすごい大切なことであるような気がした。K様の話す英語を、私たちは英語の授業さながら暗唱する。日本でも、ひとと話しているときに「言いたいことを話すより、最初は相手とのチューニングをあわせること」が大事だなと思うことは多い。いきなり自分の話をしても届かない。いきなり相手に話をされても聞く準備ができていない。一番最初にやることは、相手とのリズムを合わせること。それは「チューニングを合わせること」だと思う。

 

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ハワイ名物のポケ。鮮魚の切り身を調味したもの。

 

ホノルルにおける海水浴や登山や夕日や食事を通じて「少しはハワイとリズムを合わせることができているだろうか」と思った。ダイヤモンドヘッドの山頂、あまりにも景観が素晴らしかったために全方位に向かって参拝(?)をした。ハワイの神様、我々をよろしくお願いいたします。神様の道具としてお使いください。と。Everything is Rhythm。リズムとは「自然の摂理」を指すのだろうか。それとも「魂の声」をさすのだろうか。自分の内側にあるものなのだろうか、自分の外側にあるものだろうか、それとも「その両方」なのだろうか。森羅万象、山川草木、この世にある万物とリズム【チューニング】を合わせること。そうすれば、自分の願いや祈りなどといったものもつつがなく実現をするのではないだろうか、と、時差ボケの頭でそんなことを感じていた。

 

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豪華すぎる食事に「やばい!」としか言えなかった。

 

明日以降の予定はない。保科さんと徹さんは「ケア施設にハンドマッサージに行く」という予定を獲得している。ひととの繋がりがあれば人間は死なない。こんな感じでホノルルとの繋がりを生み出していく彼らの姿は美しい。明日以降、彼らにはやることがある。わたしにはなにもない。明日からどう動くのだろうか。ごちゃまぜの家@ハワイは無事に実現をすることができるのだろうか。実現するとしたら、それはどのような形で実現をするのだろうか。わからない。わかることといえば「現在の自分では想像もすることもできないような形で、それは実現をするのだろう」ということだ。ハワイイ州各島にお住いの方で「もしよかったら話しましょう!」などと思ってくださる方がおりましたら、いつでもお気軽にご連絡いただけましたら幸いです。カウアイ島でもマウイ島でもモロカイ島でもラナイ島でもハワイ島でもどこでも行きます。Everything is Rhythm。なにも予定がないということ、それは「どこにでも行ける」的な強みでもあるのだと信じて(宇宙のリズムに合わせて)明日からも踊り続けたいと思います!!

 

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三人揃いました!行ってきます! #BillyGyallow #hawaii #lifeisgood

 

人生は続く。

 

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
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