三万円のジーンズを購買したことを激しく後悔している。後悔しているというか「俺はなんてつまらないことをする男なんだ」と自責の念が絶えない。普段、服は古着屋で500円とか1000円のものを購買している。しかし、今回は10年ぶりに新品を購買した。500円で見つけた古着に対する愛着は半端ないが、新品のジーンズに対する愛着は孫正義の頭髪よりも薄い。なんと言えばいいのだろうか、要するに『普通』なのだ。大阪でイベントに出た。会場に火鉢があって、それがあまりにも素敵だったから「ジーンズを買うくらいなら火鉢を買えばよかった」と思った。
人生を賭けているという言葉は、格好いい言葉なのかもしれないけれど『余裕が足りない』と思う。真面目すぎる。近寄りがたい。遊びが足りない。ユーモアが足りない。正しさはあるが楽しさが足りない。余裕がない場所にユーモアは生まれない。
— 坂爪圭吾 (@KeigoSakatsume) 2018年12月21日
人生を賭けるな。 - いばや通信 https://t.co/OB82fgSEGu
どうしてもクリスマスを意識をしてしまう。別に夜景を見たり豪華なレストランに行きたいとは思わない。思わないばかりかそういう人種を軽蔑している。私は女子アナが嫌いだ。女子アナになりたいと思うその性根が嫌いなのだ。が、ごちゃまぜの家でホープレス生活をされているUTMさんが、昨夜の動画配信で「好きな異性のタイプは?」と問われた際に有名な女子アナの名前をあげた。UTMさんは現在金銭的な問題にあえぎつつある。配信の中で「僕は専業主夫でもいける。相手の女性に別の男がいても問題ない。試しに僕を1日体験みたいな形で使ってもらうのも大歓迎である」と話した。動画をご覧いただけたら人柄は伝わるのかなと思う。是非、UTMさんを主夫に迎えたいと思われた方々からのご連絡をお待ちしております。
坂爪圭吾 - ごちゃまぜの家の裏の森で野営生活をはじめたUTMさんを特別ゲストに、今後の「お金の問題」からの「他に男が...
すべての男はおもちゃである。
昨日、ごちゃまぜの家に家のない29歳の男性が来た。彼は話した。自分はエンジニアをやっていたが、ふと、29年間の自分の人生を振り返った時に「なんて薄い人生なのだろう」と思い、自分の人生を高速で回転させる必要を感じた。坂爪さんのnoteを見たが、家なし生活を送るとこんなにすごいことが起こるのかと感銘を受けたため、まずはその真似をしている。しかし自分には友達もいないしブログなどで発信もしていない。昨夜はコンビニのイートインで寝た。今日は、どうしてもごちゃまぜの家に来たいと思ったから東京駅から徒歩で来た。所持金がないのだ。ごちゃまぜの家にはみんなの財布と呼ばれる誰でも使える財布があると聞いた。だから、今夜の交通費として1000円を欲しいのです。というようなことを彼は話した。
私は色々なことを思ったが最終的に「君はぼくたちのおもちゃになれるか」的なことを思った。正直に言うと、最初、彼の雰囲気を見ても力になりたいとか助けてあげたいとか、私は微塵も思わなかった。男性は結構地味な見てくれをしていたので「まずはその長い髪の毛をバッサリ切って坊主にしましょう」という極めて余計なアドバイスをした。ら、彼は「坊主に対する抵抗はありません。いま、この瞬間からでも坊主にできます」と答えた。この回答がよかった。この瞬間、私の中にある『遊びスイッチ』みたいなものが強打されて、ごちゃまぜの家にはバリカンがあることを思い出した。私は、初対面の人間と会う時に「このひととは何をして遊べるだろうか」という発想をする。家がなかろうが金がなかろうが末期ガンに侵されていようが、力になりたいとは思わない。ただ、そのひとが置かれている状態をどのように活用したら「一緒に笑いながら生きていけるだろうか」という思考をする。
私は、自分の性格を悪いと思っていた。しかし、最近では「素直なだけ」だと初期設定を改めた。自分としては普通に生きているだけでも、周囲から勇気がありますねなどと言われることが多い。33歳になり、ようやく「俺は生き物として面白いのかもしれない」と思うようになった。数日前、大阪で開催されたイベント参加者の男性から「坂爪さんには明確なビジョンがあるから素晴らしい」的なことを言われた。しかし、小生に明確なビジョンなんてない。夢も理想も死ぬまでにやりたいことも特にない。だから物凄い戸惑いを覚えた。あるとすれば「面白いかどうか。ただ、それだけを軸に瞬間瞬間を生きてきただけだと思います」と言った。ら、その男性は「それです!」と答えた。え、そんなもんでいいのと思った。そんなもんでいいならばいくらでもやります!と思い、先日、大阪のホテルで収録した『ひたすら悪態をつくだけの動画配信』を公開したいと思った。別にたいしたことは話していない(一部の人種から嫌われるであろうだけの内容だ)けれど、暇な時にでもご覧いただけましたら幸いです。
わたり文庫『モモ』
今回のわたり文庫無料郵送の一冊は、ミヒャエル・エンデ著作『モモ』です。これは私からのクリスマスプレゼントになります。素晴らしい一冊だと思います。久しぶりに読み返したら「やっぱりいいなあ」と顔面がにんまりしました。時間泥棒に気をつけろ!忙しい忙しいとか言っている、退屈なおとなにだけはなってはいけない!のだと思いました。ご希望される方は何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。御当選(?)された方には70万時間以内に折り返しご連絡いたします。
※※※ こちらの本は、神奈川県にわたりました ※※※
たとえば、こう考えている人がいたとします。
おれの人生は失敗で、なんの意味もない、おれはなん千万もの人間のなかのケチなひとりで、死んだところでこわれたつぼとおんなじだ、べつのつぼがすぐにおれの場所をふさぐだけさ、生きていようと死んでしまおうと、どうってちがいはありゃしない。この人がモモのところに出かけていって、その考えをうちあけたとします。するとしゃべっているうちに、ふしぎなことにじぶんがまちがっていたことがわかってくるのです。いや、おれはおれなんだ、世界じゅうの人間のなかで、おれという人間はひとりしかいない、だからおれはおれなりに、この世のなかでたいせつな者なんだ。
こういうふうにモモは人の話が聞けたのです!
「一緒に死にましょう」と言えるか。
わたり食堂【0円食堂】に遊びに来てくれた非常にキュートな大学生の女の子が「自分は友達も少ないしそもそもで人間が嫌いだ。だから普段はずっと家にいることが多い。学費の問題で大学も辞めようかなと思っているのだけど、これからどうすればいいのかとかって考えると悩む」と話した。私は、どうして人間が嫌いなのにこんなイベントに来てくれたのかを疑問に感じた。だから「なぜ、ここに来たいと思ったのですか?」と聞いた。ごちゃまぜの家なんて、知らない人間共の集まりじゃないか。あなたから見たら、ここはただの地獄なのではないだろうかと思ったのだ。すると、彼女はこのように答えた。変わりたいと思ったから。と。自分を変えていきたいと思って、勇気を出してごちゃまぜの家に足を運んだのだと話した。
私は「なんだかすげえいいなあ」と思った。変わりたい。きっと誰にでもある思いだと思う。決して自己否定的な意味合いとしてだけではなく、これまでの自分を捨て去りたい、自分を投げ出して新しい世界に飛び出してみたいと願う気持ちは、誰にでもあるものだと思う。それを目の当たりにさせてくれた彼女に感謝をした。是非また遊びに来てくれと帰り際に伝えた。ひとりの人間が勇気を振り絞って行動に移す姿は、それに触れた人間にも『前向きな何か』を伝染させる。ごちゃまぜの家をやっていると思う。私は、全力でぶつかってくる人間には、自分も全力で返したいと思う。しかし、なんとなく程度のものならば自分はなにも言わない。なにもしない。なにも返さない。あなたが本気で死ぬ気なら、自分も一緒に死にたいと思う。しかし、自分の命を守ったままでなにかをしたい、なにかを得たい、なにかで評価をされたいなどと考えているような人間に、なにかをしたいとは思えない。
私は、もう、面白ければなんでもいいのだと思う。本気の遊びをしたいのだと思う。だからこそ「一緒に死にましょう」と言えるか。これがひとつの基軸になる。あなたが死ぬ気で人生を遊びたいと思うならば、私も一緒になって死ぬ気で人生を遊びたいと思う。極論、人生はどれだけそういう人々と共に笑える日々を過ごせるか、愉快な日々を過ごせるか、素晴らしい日々を過ごせるかだと思う。と、ここまで書いたところで一通のメールが届いた。大阪のイベントに参加してくれた女性からのメールだった。一見するとなんかだ拍子抜けしちゃうような内容にも思えたが、最終的に「これでいいんだよな。否、これがいいんだよな」と思った。具体的なことはなにも覚えていなくてもいい。ただ、振り返った見たときに「ああ、あの頃は面白かったなあ」と思わずにっこりしてしまうような出来事を、思わずにっこりしてしまうような思い出を、なんだかよくわからないけれど面白い人生だったなあと思わずにっこりしてしまう人生の終わりを、晴れやかに迎えたいと思う。
この人でいいかなではなく、この人といたいと思えるひとといること。中途半端な思いではない、自分から前のめりになって愛していけるひとやものを大切にすること。誰かに何かを言われても、自分にはこれが最高だと思える瞬間を大切にすること。 pic.twitter.com/tp4xBFuIrE
— 坂爪圭吾 (@KeigoSakatsume) 2018年1月1日
坂爪さん
こんにちは。初めてメールします。
一昨日、大阪まちの水のみ場でお会いした者です。
少し前に由紀子さんのfacebookで坂爪さんのことを知り、よくわからないけど面白そうな人~って思ってました。
お会いして...坂爪さんの目のまん丸さに惹かれてしまいました。
話の内容はすっかりどっかにいっちゃって、(←その時は聞いて感じて、考えて?ました!)印象に残ったのはそれだけ(笑)
そして、その目を思い出したら、思わずニッコリしてしまいます☆
それだけ、なんですがメールしちゃいました!
お会いできて嬉しいです。
またどこかで〜。
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人生は続く。
坂爪圭吾 KeigoSakatsume
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