人生は、目的地ではない。旅である。
新横浜のドトールにいる。11月4日(月・祝日)には壇珠さんとのトークイベント@東京。11月22日(金・いい夫婦の日)には、念願の『Agape単独ワンマンライブ』が大阪で開催されます。是非、遊びに来てください。ど素人の状態から音楽活動をはじめて約8ヶ月。持ち曲は215曲になった。数だけはいっちょまえだ。音楽をやるほど、素晴らしさを知る。創作の醍醐味は、ズバリ「自分を知る」ことにあると思う。自分を知るということは、自分を壊す(世界を壊す)ことでもある。
こどもたちは、遊ぶことを休みたいとは思わない。遊び疲れて眠りに落ちても、翌日、遊ぶために再び駆け出す。遊ぶなと言うことは「死ね」と言っていることと似ている。嫌な疲れの原因は、遊びが足りないことだと思う。
— 坂爪圭吾 (@KeigoSakatsume) 2019年11月1日
死なないことより、生きたいと思うこと。 - いばや通信 https://t.co/rsoxATMJVw
おおまかなスケジュール
【現在開催中】 Agape 坂爪圭吾の「楽しい迷惑のかけ方実践編(仮)」
【現在開催中】 Agape 千が平塚から大阪まで歩きはじめる「東海道五十嵐次」
11月4日(月・祝日)14時 坂爪圭吾×壇珠「ファンタジーの魔法の使い方」
11月22日(金)19時 Agape 単独ライブ@大阪市心斎橋「5th-Street」
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SCHEDULE on http://urx2.nu/xkMu
自分を壊す。世界を壊す。
個性的じゃない人間はいない。だから、当然、集団になれば軋轢は生まれる。Agapeは7人組で、いわゆる『強烈な個性のぶつかり合い』を、毎日のように感じる。最初は、これらをまとめる必要があると思っていたが、まとめようとするほどに苦しくなる。まとまらないから、ぶつかり合う。だが、最近、気付いた。まとめようとしなければいいのだ。ある日、こんなことを言われた。「あなたたちは、決して上手な訳ではない。しかし、上手じゃないからこそ、とんでもない奥行きを感じる」と。これは物凄い指摘だ。ついつい、なにかをはじめると『ちゃんとやらなきゃ』と構えてしまう。だが、ちゃんとやることで、つまらなくなる部分がある。
「リリイ」 作詞・作曲 Keigo Sakatsume
ああ 遊ぶことを やすみたいなんて 思わない
駆け出した こどもたちのように ねえ リリイ
ああ 鈴を鳴らすような笑い声あげて 風に乗って
真っ白なまま 空を飛び跳ねた はなびら リリイ
ああ ひとりもいいけど 心の隅がさみしくて
星の降る夜に 届けておくれよ ねえ リリイ
ああ 好きな人の好きな人を 嫌いにはなれないよ
真っ白なまま 枯れ落ちる前の はなびら リリイ
ああ ああ ああ リリイ
ああ 君といる 僕だけを 好きにならないよ
懐かしい 空を飛び跳ねた はなびら リリイ
私が作詞作曲をした曲は多い。そうなると、必然的に「坂爪圭吾の世界観」みたいな雰囲気が、バンド全体に生まれる。前に、こんなことを言われた。「他のメンバーの役割は、坂爪圭吾の世界観をぶっ壊すことだよ」と。これは最強の指摘だ。私は、自分の世界観を表現するために、音楽をやっている訳ではない。逆だ。自分の世界観を壊すために、自分の世界観に広がりを持たせるために、音楽をやっている。そうじゃなければ、一緒にやっている意味がない。音楽は不思議だ。自分ひとりじゃ絶対に生まれなかったもの、自分ひとりじゃ絶対にやらなかったであろう音楽が、頻発する。その度に「ああ、俺にはこんな部分もあったのか」とか、思う。
「おすしちょんちょこりん」 作詞 ハイパーカミオカンデ 作曲 RYU-CHAN
(ヨーデルタイム)
たのしい
うれしい
かなしい
さみしい
きびしい
くやしい
まずしい
こいしい
たけだけしい
はなばなしい
けばけばしい
はかばかしい
みずみずしい
ふるめかしい
かまびすしい
かいがいしい
いじらしい
まどろっこしい
ぜんぶ
ぜーんぶまとめて
おすしちょんちょこりん!
(ヨーデルタイム)
たのしい
うれしい
かなしい
さみしい
たのしい
むなしい
るなしい
へるしい
とげとげしい
ばかばかしい
すがすがしい
あまざらしい
しらじらしい
ビタミンC
たかいらしい
そうぞうしい
ふさわしい
レガシーセクシー
ぜんぶ
ぜーんぶまとめて
おすしちょんちょこりん
(ヨーデルタイム)
ぜんぶ
ぜーんぶまとめて
おすしちょんちょこりん
WAO!
実は、私は、この7人組のなかでは「自分が一番まともだ」と思っている。しかし、昨日、衝撃の事実が判明した。メンバー全員が、同様に「このメンバーの中では、自分が一番まともである」と思っているっぽいのだ。これは衝撃的だった。私から見ると、全員、頭がいかれている。ネジが外れている。致命的な何かが大幅に欠落している。それに比べれば、自分は、だいぶまともな人間だと思っている。というようなことを、メンバー全員が(他のメンバーに対して)思っているのだ。これは衝撃的だった。自分のことは、自分が一番よく知っているなどというが、違う。自分のことが、一番わからないのだ。だからこそ「自分を知る」ことは奥深く、素晴らしく、面白く、固定化されたかけた世界観を壊すことにつながるのだ。
「かなた」 作詞・作曲 Keigo Sakatsume
悲しいことは 勝手に起こる
苦しいことは 勝手に起こる
楽しむことだ 楽しむことだ
わけもないぜ ハブ・フアン
全部をなくして はじめて気づいたよ
僕たちはいまも生きている 生きているから
君が行くなら 僕も進もう
道は違えど 共に歩もう
楽しむことが 僕らのゴールだ
そこで会おう ブラザー
誰かを好きになることを 好きになろう
死んでしまうほど生きてやる 生きてやるから
何度も 何度でも はじめよう
知らない街の 知らない線路
知らないひとと 懐かしい空
僕たちはこの空を知ってる
大丈夫さ フューチャー
水平線を揺らす朝日が かなたまで
まぶしいくらいに生きている 生きているから
何度も 何度でも はじめよう
何度も 何度でも はじめよう
人生は、目的地ではない。旅である。
誤解を恐れずに言えば、我々は「音楽に命を賭けている」訳ではない。音楽という円の中に人生があるのではなく、音楽を含めた『人生』という大きな円の中に、また、自分もいるのだ。音楽をやったり、音楽を聴いていると思う。音楽には、そのひとの技術ではなく、そのひとの『人生』がまるごと乗っかる。良い音楽とか、悪い音楽とか、ない。ただ、残酷なほどに「そのひとが、どういう人生を生きて、どういう思いを抱いて生きているか」みたいなものが、露骨に出る。だから、多分、我々は一生懸命に音楽を続けること以上に「自分を、しっかりと生き続けること」が大事なのだと思う。音楽は、ごまかせない。自分が、自分の人生をどれだけ真摯に生きていたのかが、そのまま音楽に反映される。全部、人間性の問題なのだ。
おはようございます!箱根を目指します! pic.twitter.com/RX45K1MO5Q
— 『千』〜東海道中五十嵐次ライブ旅〜 (@igarashidayo1) November 1, 2019
なぜ生きるのか。なぜ音楽をやるのか。それは「なりたい自分になるため」ではないだろうか。人生は、目的地ではなく旅である。7人も人間が集まれば、共通の『夢』や『志』みたいなものを、常に抱き続けることは難しい。だが、我々全員に共通している部分も、確実にあると思う。それは、まだ言語化し切れていないけれど「なりたい自分になるため」ではないだろうか。もっと乱暴にまとめれば、それは「いい男になるため」ではないだろうか。自分の中にある弱さや狡さや醜さを、認めた上で、諦めない。自分のなかにある不甲斐なさを、自分ひとりだけではどうすることもできない不甲斐なさを、一緒に生きることで「乗り越える」「力に変える」「陽の当たる瞬間を迎える」ことが、一緒に生きる醍醐味ではないだろうか。
Agape朝礼での、初affirmation! pic.twitter.com/jhfbnIJ4nQ
— Ryūsuke toiTA (@RS1414SR) November 1, 2019
私には弱さがある。それは「なんでもひとりでやろうとしてしまう」弱さだ。音楽も同じだ。最悪の場合は、自分ひとりになってもやる。その気持ちは今も変わらない。だが、この気持ちが強く出過ぎると、自分はすぐにひとりになる。ひとりも悪くないが、それでは、心の一部はさみしいままだ。自分の世界が広がることもないし、自分の世界が壊れることもない。一緒に生きる醍醐味は『壊れる』ことに、あると思う。壊れることを恐れる気持ちは、常に、ある。だが、実は、自分の世界が壊れること、自分の世界が新しい広がりを帯びていく瞬間ほど、自分のこころが「最高だ!」と思える解放感も、ないのである。人生は、目的地ではなく旅である。誰一人置いていかない。傷も涙も受け入れて、一緒に生きていきたいと思う。
誰にもわかってもらえない部分、その部分こそが、あなたなのだと思う。だからこそ、誰にもわかってもらえないその部分を、投げ捨ててしまわないように、重荷だと思わないように、大切に抱え続けていて欲しいと思う。いつか、誰にもわかってもらえないその部分こそが、永遠のつながりを生むのだと思う。
— 坂爪圭吾 (@KeigoSakatsume) 2019年11月2日
さかつめさん!
ツイートを観て思わずまたメールしました。(^^ヾ
わたし、沖縄出身なんです!!!まったく、おっしゃる通り、この火は悲しみじゃない、世の中が激動のときを迎えようというタイミングで、まさかの琉球が火を噴いた!琉球の神々は本気だな、と思いました。坂爪さんにメールを送る勇気が湧いたのも、首里城が焼失したからです。
こんなタイミングで坂爪さんが近くにいらっしゃるなんて、チャーーンス!!と思いました。おかげで私はひと殻ぬげたようです。笑部屋着のままでノーメイクで髪ぼさぼさで、このきったない部屋にイケメンで詩人で憧れの、坂爪さんに来ていただくなんて。
ただの、なんでもないおばさんの、自分のままで。どれだけ坂爪さんの言葉や行動に励まされてきたか。
丸腰で生きる勇気に感銘を受けたことか・・。うまく伝えられないけど、ありのままの自分を晒せたから、おっけー。みたいな。(*^^)/
○○のおかげですね。(^^♪
2019年10月31日は、忘れられない日になりました。人生も盛大な音楽だー!ありがとうございました。(*^^*)
人生は続く。
坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE http://urx2.nu/xkMu