いばや通信

ibaya≪いばや≫共同代表・坂爪圭吾のブログです。わっしょい└( ^o^ )┐

清々しい生き方をしなければ、人生の最後に惨めになる。

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いま、静岡駅前にあるタリーズにいる。ごちゃまぜの家の準備や対応に追われ、横浜に長居をしてしまったために「このままでは死ぬ!」と思って静岡に逃げた。今世のテーマは「長居は無用」ということで、要件さえ済んだらできるだけ早くその場所を離れるようにしている。いまいる場所を離れることで、自分が置かれている状態を俯瞰できる。多分、長居することは執着を生むのだと思う。園芸師の方が「植物は風通しの良い場所を好むから、密集している枝葉は剪定をした方がいいですよ」と言っていた。清々しい雰囲気を好むもの、風通しの良い環境を好むものは、植物だけではなく人間も同じだと思う。

 

 

鉄砲玉48に新メンバーが加わった。現在14歳で中学校に通う代わりに社会に飛び出すことで「生きることのなんたるか」を勉強中のえりか姫が、取り急ぎ6月14日まで鉄砲玉の一員として菊名の家に滞在する。えりか姫は開口一番「菊名の家に住んでもいいですか!」とわたしに問うた。わたしは「ダメです!」と答えた。菊名の家は風通しの良い場所にしたいので、特定の誰かが常にそこで暮らしているみたいな状態にはしたくない。ただ、期間限定で「わたしはこういうことをやるために菊名の家にしばらくいることになりました!」的なものがあれば、それは別に問題はない(むしろ最高だと思っている)ということを伝えた。これまで、えりか姫は母親とふたりで相模原市に暮らしていた。えりか姫には夢がある。それは「パスポートを獲得してタイに行く」というものだ。しかし、えりか姫親子は現在生活保護を受給しているためにパスポートを取得することは難しい。そのため、えりか姫は若干14歳にして「親元を離れて自活する【生活保護の受給対象者から外れて自分の力で生きる】」という道を選んだ。

 

【イベント情報】【1th「僕に好きかとキクナんて」/TPD48】

 

えりか姫の顛末。 

えりか姫が学校に行かなくなったのは小学五年生の頃から。当時から「学校がすべてではないような気がする」と思ったえりか姫は(世間的には)不登校児童ということになり、学校に行かない道を歩き始めた。実母とふたりで暮らしていたが、家庭の事情で生活保護を受給しているために、それほど自由がきく訳ではない(どこに行くにもなにをするにも許可がいるし、そもそもで自由になる金がない)。母親と狭い空間でふたりで暮らしていると、どうしてもお互いの距離が近くなって「どうでもいいことでも口喧嘩が起きてしまい、揉めてしまうことが多くなっている」と話す。14歳になったえりか姫は「そろそろ親元を離れた方がいい!そのためには、自分の力で生きる道を探さないと!」ということを察知して、喫茶店の手伝いをしながら珈琲の淹れ方を学んだり、自分自身をフリー素材として開放しながら(普通だったらなかなか出会うことのなかった)大勢のひとたちとの交流を楽しむようになってきている。

 

えりか姫は、行動よりも『存在そのもの』が問いになっている。14歳だけど学校に行っていないと話すと、周囲の人々は「義務教育なのに大丈夫なの!?」とか「こどもでもお金を稼いでもいいの??」とか「お母さんはなんて言っているの??【そんなことって許されるの??】」とか、えりか姫よりもえりか姫を見た周囲の人々の方がざわついてしまうことは多い。取り急ぎ、6月14日まで菊名の家に滞在をすることになったえりか姫は「珈琲を淹れる代わりにお小遣いをください!」的な活動(?)をやることになった。珈琲を一杯いくらで提供するというのではなく、自分にできることは珈琲を淹れることとか料理をすることとか一緒に話をすることくらいしかないけれど、それを精一杯やらせていただく代わりに「わたしを生かしてください!」とみなさまに爽やかに懇願をするスタイルになる(説明はうまくできているのだろうか)。

 

えりか姫の当面の目標は「まずはパスポートを取る!」ということで、一万円ちょっとの費用がかかるらしい。その次の目標は「タイまでの往復航空券を取る!」というものになるのだけれど、どうやってそれを実現するのかはやってみなければわからない。この先、えりか姫が菊名の家にどれだけいることになるのかも不明だ。しかし、菊名の家にはそれなりのひとの出入りがあるために、出会ったひとから「もしも困った時は我が家に来てね」的なことを言ってくれるひととたとえば10人知り合えたとしたら、えりか姫は家がなくても「みなさまの家々を転々とする」ことで家の問題はどうにかなる(のかもしれない)。彼女が今後どのような人生を送るのかは、実際にやってみなければわからない。もしも、ちょっとでも面白そうと思ってくださる方がおりましたら、上記のイベントページよりえりか姫に直接コンタクトを取って見てください(多分、フェイスブックから連絡をとるのが一番だと思います。えりか姫はWi-Fi環境がないとWEBを見れないので、多分、返信は遅れる可能性が高いです)。

 

【過去記事】自分の「好き」を貫く。 - いばや通信

 

菊名のラジェスさん。

菊名の家には、数ヶ月前までネパール人のラジェスさんという方が暮らしていた。ラジェスさんの人柄が最高で、現在は東京の方に暮らしているのだけれど、荷物の整理などで頻繁に菊名の家に遊びに来てくれている(次は明日月曜日に来てくれることになっている)。 えりか姫は14歳にして親元を離れて自分の力で生きて行く道を歩くことになったという話をしていた時、ラジェスさんは「ネパールでは、歩き始めたら仕事をするようになるよ。だから、3歳とかは立派な労働力だよ」などと話してくれた。その時はまだ菊名の家にガスを引いていなかったので、風呂でお湯を使うことはできなかった。それを聞いて、ラジェスさんは「ネパールでは冬は気温も二度までさがるけどみんな水でお風呂にはいるよ。最初は寒いと思うけど、一週間もすれば誰でも慣れるよ。人間はどうにかなるようにできているんだよ」みたいなことを話してくれて、それを聞いた日本人の我々は戦慄をした。

 

菊名の家に太陽光をとりつけたいねなんて話していた時、ラジェスさんは「ネパールは18時間(!)は停電をしているから、夜はロウソクを使って早めに寝ちゃうよ。最近ではちょっとよくなってきているみたいだけど、大きめのソーラーパネル四枚程度で四家庭くらいの電気はどうにかなっているよ」などと話してくれた。話題がお酒に移った時など、ラジェスさんは「ネパールではお酒の年齢制限がないから、小さなこどももお酒を飲むよ。あかちゃんが風邪をひいちゃった時は、お酒を飲ませることで酔わせて早めに寝かせつけちゃうんだ」などと話してくれた。日本の常識が世界の常識とは限らないし、日本の非常識が世界では平気で行われていることもある。わたしは、ああ、うまく言葉にできないけれど『いい感じの風』が菊名の家に吹き始めているなあと思った。

 

菊名の家には、ラジェスさんがくれたペルシャ絨毯とシンギングボールが置かれていて、開始早々、菊名の家にはネパールの風が吹き始めている。ラジェスさんの瞳は驚くほど綺麗で澄み渡っていて(日本語もペラペラ!)、ラジェスさんと話しているだけで「人生は意外とどうにかなるのかもしれない」という気持ちになる。日本語もなにもわからない状態で(当時は日本画家になることが夢だった)ラジェスさんは単身日本にやってきて、かれこれ20年近い年月が流れたと満面の笑顔でラジェスさんは話す。ラジェスさんの苦労に比べれば、我々が直面をしている問題など「ちっぽけなもの」に過ぎないのだと思う。日本に暮らしている限り、我々日本人には「日本語が通じる」という最高のメリットがある。自分の気持ちを伝えることができる。ひととコミュニケーションをとることができる。コミュニケーションをとることができるということは、多分、全然余裕でどうにかなるということだ。えりか姫や、菊名の家のこれからが楽しみになる【今度、ラジェスさんがネパール料理を作ってくれることになりました!!】。

 

【過去記事】完璧にはなれなくても、幸せにはなれるんだよ。 - いばや通信

 

清々しい生き方をしなければ、人生の最後に惨めになる。

えりか姫のいいところは、生活保護を受けているだとか若くして親元を離れる必要があるとか学校に通うことができなかったとか、そういうことで「悲壮感を漂わせていない」ことだと思う。彼女は普通で、落ち着いていて、結構平気そうにしている。いまどんな気持ちなのかと尋ねると「ハラハラしています」とは答えるけれど、そのことで「自分はなんてかわいそうな女の子なのだろう!」みたいな悲劇のヒロインを演じている雰囲気はない。潔くあること、清々しくあることはわたしの人生のテーマでもあるので、えりか姫のあり方を見ながら「結構いい感じじゃないか」などと思ったりもする(普通に家の掃除なども手伝ってくれるので、正直ものすごい重宝している)。

 

 

悲壮感を漂わせないこと。これはほんとうに大切なことだと思う。あらゆることは「自分がやりたいからやっているだけ」のことであり、誰かのせいにしたり【誰かのためだとか言ってみたり】、世の中を恨んでみたり、自分が置かれている境遇を嘆くことは根本的に『ダサい』行為だとわたしは思う。しかし、稀に、どうしたって自分に同情をしてしまったり誰かに理解をしてもらいたいと願ってみたり、頑張っている自分を認めてもらいたいとかなんとか思ってしまうこともある。忙しい時、イライラしている時、こころの余裕を失ってしまった時などは特に危険だ。そんな時は、ひとりになれる時間が必要になる。わたしは弱い人間だ。いま、こうして静岡県に逃げて来ているのも、弱い自分を護るためなのだと思う。自分を護り、一旦冷静になることができた状態で、もう一度菊名の家【それぞれの戦場】に戻る。戦場という言葉を使ったけれど、これは傷つけ合うための争いではなく、世界をより良いものにするための争いなのだと思っている。

 


昨日遊びに来てくれた方から、一通のメールが届いた。誤解を恐れずに言うと、菊名の家は「いつ終わってもいい」と思っている。続けるためにはどうすればいいかではなく、続けることは難しくなってしまっても構わないからやりたいことは躊躇をしないでやっていこう、続けるためではなく「生きてきた思い出を残すため」にやっていこうと、そう思っている。連日続く忙しさのあまり余裕を失いかけていた時、ふと、見上げた空が綺麗だった。青々と広がる空の海を、大きな雲が悠々と流れていた。なにもかもを失うことがあったとしても、この空は、この雲は、この自然は失われることはないのだと思った。自分にはこの空があるじゃないか。自分にはこの雲があるじゃないか。自分には最後まで奪われることのない『自然』が残されているじゃないか。この空があれば、きっと、自分は何度でもやり直せる。そういうことを思っていた。

 

 

圭吾さん


おはようございます。
昨日はありがとうございました。

 

ごちゃまぜの家が始まり、お家に命が吹き込まれたのを感じました。

 

圭吾さんのあたたかさや大切にしている気持ちが空気となってあの心地よさになるんだと思います。


改めて圭吾さんのこと、ごちゃまぜの家のこと、素敵だなと感激しております☆

 

そしてご縁に感謝しております。

 

本当にありがとうございます。

 

昨日は子供たちもとーっても楽しませて頂いて、上の子は帰り際、帰り道に「泊まりたい、泊まりたかった~」と言っておりました。


私もそんな子供たちを眺めながら、えりかちゃんに美味しいコーヒーをいれて頂いたり幸せな時間を過ごさせて頂きました。

 

是非また遊びに行かせてください。

 

感謝の気持ちを伝えたくて連絡させて頂きました。

 

お忙しいと思いますので返信は大丈夫です(^_^)

 

明日もどうぞよろしくお願いいたします。 

 

 

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清々しい生き方をしなければ、人生の最後に惨めになる。。。

 

人生は続く。

 

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