いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

完璧にはなれなくても、幸せにはなれるんだよ。

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ベトナムハノイに到着をして、今日の夜には熱海に戻る。バンコクから行動を共にしていたK様を、途中、マレーシアのクアラルンプールあたりから「君は立派な大人だしひとりでも大丈夫だよ!」と野に放った(空港に置き去りにして逃げた)。置き去りにした最大の理由は「最初から最後まで一緒にいたら、伸びるものも伸びないだろう」と思ったからで、ドラゴンボールという漫画の中でピッコロさんというキャラクターが幼い孫悟飯を強制的にジャングルに放置した時の、あの感覚に似ている(のだと思う)。一時的にK様からは大顰蹙を買った(「殺してやろうかと思いました!」くらいのことは言われた)ものの、数日後、久しぶりに再会をしたK様の表情は数日前に見たそれよりも数億倍美しく精悍なものになっていた(ということにする)。

 

 

明日28日日曜日には熱海でわたり食堂【0円食堂】 が開催される。どなたでもご参加いただける内容になりますので、少しでも気になる方はお気軽に遊びにいらしてください。当日、15時頃から今回の東南アジアの土産話的な意味も込めて「ごちゃまぜの家にまつわるサムシング」を、参加者のみなさまと話したり離さなかったりできたらいいなあと思う。紆余曲折あったものの、29日月曜日には菊名の家の本契約が行われ(る予定!)、何も問題がなければめでたく「ごちゃまぜの家第一号の誕生!」という流れになる。その時は、是非、みなさまもご一緒に「(これからどうなるかは未知数だけれどとりあえず)やったね!」と生きる歓びを共に分かち合っていただけましたら幸いです。

 

【イベント詳細】わたり食堂【0円食堂】

 

梅田にごちゃまぜの家を作りたい!

昨日の夜、時間を持て余していたので各種SNSから「時間のある方はLINEで話したりしましょう!」と投げた。すると、非常にありがたいことに様々な方々からご連絡をいただき、猛烈に有意義な時間を過ごすことができた(ご連絡をいただいたみなさまありがとうございます!!)。最初の電話のお相手は京都在住のシングルマザーN様で、北海道出身のN様からは過去に大量のじゃがいもを熱海に贈っていただいたことがある。その時の御礼を伝えると「わたしには何もすることができないので…」などとおっしゃるので、いやいやいや!既に大量のじゃがいもを贈ってくださっているではありませんか!何を言っているのですか一体(こうしてお気持ちを伝えていただけるだけでもどれだけ力になることか)!!!みたいなやり取りを交わした。

 

電話の中で、わたしは「梅田の雰囲気が大好きなので、ごちゃまぜの家を梅田(中津あたり)でもやれたらいいなあって思っています」ということを話した。すると、N様は「オーマイガッ!グッチョイス過ぎます!横浜だと遠いしこどももいるからなかなか行くことはできないけれど、梅田なら行けます!梅田は京都からも神戸からもアクセスも良いし、土地的にもニュートラルでキャパも広いし、関西のひとは関東のひととはまた違う色の濃さがあると思うし、変なひともいっぱいいるので、きっと面白いものになると思いますよ!」と俄然乗り気になっていただき、なんだかとっても嬉しかった。わたしの出身は新潟県で、東京にある大学に通っていたために関東圏は慣れているけれど関西地方のことはまだまだなんにもわからない。「若輩者のわたしに、関西のなんたるかをご教示いただけましたら非常に幸いです!」とお願いすると、N様も「その時は是非!」みたいにおっしゃってくださった。

 

菊名の家は新横浜駅も徒歩圏内で、新大阪まで2時間ちょっとで行き来ができる。仮に菊名と梅田の家が実現をすれば、双方の交流みたいな流れも生まれるかもしれない。ごちゃまぜの家のような「緊急時のシェルターにもなる場所」は、多分、ひとつだけではなく複数個あった方が何かとよろしい(ような気がする)。個人的に「福岡と札幌も大好きな場所なので、ごちゃまぜの家を実現できたら最高!」と思う。タイのバンコクも、家賃1万円くらいから借りられる家もあるし、先に借りちゃうのもありなのかもしれない(借りた瞬間に全開放をして「誰でも自由に使ってください」ってできたら何が起こるのかを見てみたい)。6月7日&8日は札幌に、6月10日&11日は関西方面に足を運ぶ予定になっておりますので、奇跡的に「こんな物件があるけれどごちゃまぜの家にどうでしょう??」的なサムシングをご存知の方がいらっしゃいましたら、どなたでもお気軽にご連絡ください(10日に奈良県明日香村で開催されるトークイベントも、多分、面白いものになると思いますのでお気軽に遊びにいらしてください!!)!!

 

【イベント詳細】坂爪圭吾さんトークライブ「新しい教育方針?〝10歳成人説〟を語ろう」

 

いろんな男性のこどもを産みたい!

N様との電話を終え、次に話した方は東京都在住の女性E様。なんだかこんなことばっかり書いていると「お前はまじで女ばっかりだな!」と思われちゃいそうでアレですが、普通に男性とも話をしているのであしからず!!E様曰く「わたしは現在35歳で、周囲のひとは結婚をしているのですがどうしてもいまの結婚制度というものに馴染むことができなくて、まわりの友達もこどもができたらできたでなんだか大変そうだし、わたし自身もこどもは大好きなのですが、いまの日本社会ではこどもを育てたいとは思えないんです」と話してくれた。わたしは、ああ、この方は正直に自分の気持ちを話すことできる素晴らしい方だなあと思い、なんだかわかるような気がしますと答えた。

 

E様曰く「結婚をしていないって言うと、まわりも『早く幸せになろうね!』的なことを言うけれど、正直に言えば『すでに幸せなんですけど!』と思います。この、結婚をしなければ幸せじゃないとか、こどもを育てるためには結婚をしなければいけないとか、結婚をしたら死ぬまで寄り添い続けなければいけないとか、結婚っていう制度【縛り】が昔から謎で、いまのままなら結婚をしたいとは思えない【もっとお互いに自由であれたらいいのにな】というのが最近の心境です」と話してくれた。話を聞きながら、わたし自身も結婚制度にいろいろと思うことはあるために、だからこそ「ごちゃまぜの家が(謎に)新しい答えになったらいいなあ、などとは思います!」と答えた。

 

生の声を聞けるのは本当に楽しい。先日は「こどもが生まれたら自分だけじゃなくていろいろなひとの母乳を飲ませたいって思うんです。だって、その方が免疫力がつきそうだから!」と話す女性と出会った。いろんな男性のこどもを産みたいと話す女性や、夜這い制度を復活させて誰が誰のこどもかわからなくなれば結果的にみんなこどもを大事にするのではないだろうかと話す女性もいる。一番衝撃的だったのは「坂爪さんがお父さんになりたいと思った時に、わたしのカラダが空いていたらわたしが産みます」と直接的に言われたことで、ああ、こういう時の女性は最強だなあ(敵わないなあ)と思った。誤解を恐れずに言うと、このひとと結婚をしたいと思う気持ちよりも、「このひとのこどもをつくりたい!【このひとの遺伝子を残したい!】」と思う感覚の方が、自然に近いような気がする。生涯、基本的にはたったひとりの相手としかこどもをつくることは許されないということの方が、もしかしたら不自然なことなのかもしれない(なんて書くと混乱が起きるので、この辺りで控える)。ごちゃまぜの家には、実際にやってみないことにはわからないけれど、これらのすべてを実現することのできる謎の器がある(ように思う)。みんながみんなの父や母になり、みんながみんなの兄弟や姉妹になり、みんながみんなのこどもになる。明治時代から連綿と続いた結婚制度【一夫一婦制】が溶け出す瞬間は、もしかしたら、すぐそこにまで来ているのかもしれない。

 

生きなきゃじゃなくて、生きたいと思える世の中にしなくちゃ。

結婚でも仕事でもなんでも、強制的にやらされることではなくて「自分から前のめりになってやりたいと思える『前のめり感』」が大事だと思う。生きるためには資格や学歴や語学力が必要だとか、ITや財務や国際交流のスキルが必要だとか、セルフブランディングがどうのとか表現力とか人脈力とか集客力がどうのとか、そういうことももちろん大事なのだろうとは思うけれど(本当はあんまり思っていない)、そもそもで「生きることよりも『生きたいと思う』こと」の方が何億倍も重要だとわたしは思う。生きるためにはこれをしなければいけない、あれをしなければいけないなどと強制をされてしまったら、強制されたひとは「生きるのって大変なんだな」と思うだろう。生きることは大変だという前提で世界を眺めてしまうと、根本的な考え方が「生き延びるためにはどうすればいいか」という非常に殺伐とした、冷的で緊張感漂う思考に満ち溢れてしまい、生きたいと思う気持ちなんてとんとご無沙汰でございますみたいなことになってしまう。

 

生きなきゃじゃなくて、生きたいと思える世の中にしなくちゃいけないのだと思う。生きるためにはいやなことでも我慢をしなければいけないだなんて、そんなことはないのだと思う。そう思ってしまったら、事実、その通りになってしまうけれど、そんな風に思わなければ(おれは残りの人生を楽しく生きる!とさえ決めてしまえば)、世界からも、まるでその思いに応えるかのように『別に苦しまなくてもハッピーに生きる方法は無限にあった』ということを教えてくれるものだと思う。事実、わたしはそのやり方で生きて来た。生きていればそれなりに大変な目に遭うこともあるけれど、すべては自分が好きでやっていることだ。気持ちとしては『酸いも甘いも全部来い!』という感じで、何が起きても被害者意識だけは持ちたくないと思う。この世の中に『ダサい』とされていることは大量にあると思うけれど、自分の中で最もダサいことは『ひとのせいにすること』だと思う。ひとのせいにすることは何よりもダサい。ここで言う『ひと』とは、他人だけではない『自分自身』ももちろん含む。いまの姿はなるべくしてなったものであり、誰のせいでもなければ、自分が悪い訳でもない、ただそうであるだけの話、誰も悪くないのだと思っている。

 

比較的暗めの学生時代を送っていたわたしは、でも、自分の好きな音楽を聴いている間だけは自由を感じることができた。自分が好きだと思える音楽の中には、まるで、わたしに「生きててもいいんだよ」と思わせてくれる力があった。生きなくちゃいけないという強制的な力ではなく、生きたいと思わせてくれる温かな優しさがあった。まともに生きることができない、普通に生きることができない、完璧に生きることがまったくできない自分でも、幸せになることはできるんだよと教えてもらえたような、許されたような優しさを覚えた。わたしは、いまも尚その力【生きたいと思わせてくれる力】によって支えられている。昨夜、ブログ読者の方から一通のメールが届いた。メールを読んで、あたたかな感情があふれ出した。過去の自分が生きたいと思わせてくれる力によって窮地を救われたように、自分自身も『生きたいと思わせる力』を醸し出すことができるような、そんな生き方をしていきたいと思った。

 

 

坂爪さん、はじめまして!

 

Facebookを見て、どうしても坂爪さんにお礼が言いたくて、ご連絡させていただきました。 

 

物心ついた頃から、なぜだかわからないのですが、『生きててごめんなさい』『生まれてきてごめんなさい』『もっと早く死ねばいいのに、死ねなくてごめんなさい』とずっと思っていて、結果うつと診断され、大学も中退しました。

 

もう死ぬしかないなーと思っていて、死のうとしたこともありましたが、意気地がなくて、できませんでした。

 

ですが、そんな時に坂爪さんのブログを読んでから、『もう少し生きててもいいかな』と思えるようになりました。

 

2年ほど前に始まった『もう少し』で今も生かされています。

 

あの頃、坂爪さんのブログを読んでいなかったら、いまどうなっていたかわかりません。


この世にいなかったかもしれません。

 

だから、お礼を言わせてください。


本当にありがとうございますございます。

 

それだけ言いたくて、ご連絡しました。


突然身の上話をしてしまって、ご気分を悪くされたなら、申し訳ありません。

 

いつか、お会いできれば嬉しいです。

 

本当にありがとうございます!

 

完璧にはなれなくても、幸せにはなれるんだよ。。。

 

人生は続く。

 

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坂爪圭吾 KeigoSakatsume
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