いばや通信

ibaya≪いばや≫共同代表・坂爪圭吾のブログです。わっしょい└( ^o^ )┐

生きろではなく「生きたいと思わせろ」

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数日間の野点カンタービレの日々を終えて、いま、湯河原にあるガストからこの記事を更新している。道中、高速道路内で車が急に動かなくなり「死ぬのかな」と思ったものの、道路脇の僅かなスペースにスライディング駐車することで九死に一生を得た。結果的に、群馬県新潟県の県境にある三国峠をレッカー車内で越境することになったのだけれど、同乗していた女性は終始楽しそうにしていた。

ハプニングの多い人生なので、失敗や失態を一緒に楽しんでくれるひとの存在は大きい。あらゆる問題は、多分、楽しみはじめた瞬間からアトラクションに変わる。ど田舎の高速道路内で車が動かなくなった時、まっさきに「今夜はここで野宿をするのもアリだね!」とはしゃぐ彼女を見て、ああ、自分は最高の女性と同じ時間を過ごしているのだという幸運に感謝をした。

洞窟のオフィス【屋内から屋外へ】

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新潟のポルコロッソでお馴染みの私たちは、過去に生活をしていた洞窟と海に足を運んだ。数年前に合同会社いばやを設立したばかりの頃、まるでお金がなかった(あろうことか家もなかった)為に適当な森や海や洞穴を見つけては「今日からここが俺達のオフィスね!」という中二病的なノリで、森のオフィスや洞窟のオフィス、海のオフィスや星のオフィスなどを連続的に設立した。

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各種取材の対応や打ち合わせなども、海や森で行うようになった。スタバやタリーズなどで珈琲を買う余裕もなかった為に、小型のミルで挽いた貰い物の珈琲豆を湧き水で淹れたりしていた。携帯用の小型ソーラーパネルで電気を自炊し、傘にアルミホイルを敷いて自作したソーラークッカーでお湯を沸かしたりしていた。それが意外と好評で、都心部から来たひとなどは「最高に贅沢ですね!」と喜んでくれるものだから、私は徐々にドヤ顔をするようになっていった。

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貰い物のテントを貰い物のバイクに積んで、毎晩、眠る場所を変えるような生活をしていた。家も金も仕事もない癖に、妙に毎日が楽しかった。有料の宿屋を探す必要はなかった。地球全体が無料のキャンプフィールドになるのだということを覚えた。テントを張る度に、自分の領域が拡張していくような感覚を覚えていた。日に日に増していく「実は何処でも生きていけるんだ!」という実感が嬉しかった。

崖っぷち書道【ひとりの人間が複数の仕事を持つ】

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数年前に、新潟県にある崖っぷちに崖っぷちな人間を集めて「崖っぷち書道」なるものを開催した。風の噂で、日本には年間3万人の自殺者がいて、100万人を越える鬱病患者がいるのだと聞いた。これがほんとうのことならば、日本人全体が潜在的鬱病患者ということであり、これはチャンス!と思った私は「ギリギリ【崖っぷち】なみんなで集まって、ギリギリ【崖っぷち】なことをやろう!」と閃いた。

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潜在的にギリギリなひとたちは結構たくさんいるみたいで、この日は全国から新潟県の崖っぷちに人々が集まった。特大の用紙に特大の筆で「日々の鬱憤を吐き出して燃やす【焚き火にする】」だけのひどくシンプルなこの企画に、これだけのひとが賛同してくれたことが楽しかった。

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日本海の荒波は人間の心を駆り立てる。写真からも「どりゃー!」という声が聞こえてくるみたいだ。私も、これから路頭に迷うことがあったら『崖っぷち書道家』になろうと思う。これからは、ひとりの人間が複数の仕事をやるようになるのだと聞いた。世界中の崖を筆と一緒に巡りながら、現地の人々と鬱憤を晴らし続ける日々は悪くないと思う(けど、私は面倒臭がり屋なのでなることはないと思う)。

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私は、鬱病などのあらゆる病気は「幻想なんじゃないだろうか」と思っている。社会不適合者という言葉もあるけれど、自殺者が3万人いて鬱病患者が100万人を越える社会に適応(!)してしまったら、頭がおかしくならないほうがおかしいのではないだろうかと思うことがある。必要なことは適応よりも『開墾』で、従来の常識に縛られるほどに苦しくなるのではないだろうかと思うことがある。

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これまで何人もの鬱病患者や自称引きこもりの方々と出会ってきたが、皆、場合によっては最高の笑顔を見せる。多分、この世の中には「問題解決型」と「問題もみ消し型」の二種類がいる。私は完全に後者【問題もみ消し型】の人間であり「あらゆる問題は、楽しみはじめた瞬間からアトラクションに変わる【問題を問題として認めない】」と思うタイプの人間だ。

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笑顔になれないひとがいるのではなく、笑顔になれない環境があるだけだ。

生きろではなく「生きたいと思わせろ」

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元気のないこどもたちに「元気を出せ!」とか「志を高く持て!」などと言ってみたところで、大人たちに元気がなければ、大人たちに高い志がなければ、言われたこどもたちは違和感を覚えるだけに過ぎないと思う。言っていることとやっていることが一致していなければ、それを「嘘をついている」ということだ。自分が出来ていないことを、自分が解決できていないことを、他人に強制することはできない。


他人の生き方をああだこうだというよりも、自分を真面目に生きること。ないものねだりを続けたり、不満や愚痴を吐き続けたり、被害者意識を抱き続けるようなダサい真似はしないこと。生き様に宿る説得力は、多分、言葉を越える。見るひとの心を動かすものは、能書きよりも生き様だ。


日本海の雲が綺麗だった。素晴らしい自然【人間】を目の当たりにしたとき、月並みな言葉になるけれど「自分は自分のままでいよう。やりたいことを、やりたいようにやっていこう」と思う。他人の評価に合わせて何者かになろうとするのではなく、自分は自分でいいのだと腹を据えて生きているひととの時間は潔く、清々しい。そのひとがそのひとであり続けるというただそれだけのことが、見るひとの心を勇気付けることがある。言葉を超えて「生きたい」と思う力になる。

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人生は続く。

静岡県熱海市伊豆山302
坂爪圭吾 KeigoSakatsume
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