彼女曰く「外国の人は自由過ぎて圧倒される。札幌でスキーをした後に京都に刺青を彫る為にやってきて、そのままLCCで沖縄に飛ぶ。日本人よりも日本の楽しみ方を知っているんじゃないか、というよりも、休暇を終えれば普通に仕事に戻る彼らは人生の楽しみ方を知っているような気がします」
— 坂爪圭吾 3/17-19@海雲台-釜山 (@KeigoSakatsume) 2015, 3月 17
自信には二種類あるとわかったんです。一つは他の人から与えられる自信。生きていてもいいんだよ、という自信。二つ目の自信は、生きていけそうだ、という自信。自分自身でつかまないといけない自信です。 ー 村上龍「心はあなたのもとに」 pic.twitter.com/9XBGdiV9Kg
— 坂爪圭吾 3/17-19@海雲台-釜山 (@KeigoSakatsume) 2015, 3月 16
うまくやろうとか考えてしまうから行動が鈍る。成功するためではなく「よし、失敗してやろう。傷ついてやろう」と思って突撃すれば、意外と清々しい結果になることが多い。大切なのは「うまくやること」なんかではなく、「俺はやった」という自分自身に対する絶対的な手応えなのだと思う。
— 坂爪圭吾 3/17-19@海雲台-釜山 (@KeigoSakatsume) 2015, 3月 16
【傷つく前に傷つくな】人間の行動を抑圧する最大の原因は「傷つきたくない」という恐怖心であり、傷つくことを恐れて身動きが取れなくなっている時、その人は既に「恐怖心」によって自分を傷つけてしまっている。実際に傷つく前から、自分を恐怖心で傷つけてしまってはいけないのだと思う。
— 坂爪圭吾 3/17-19@海雲台-釜山 (@KeigoSakatsume) 2015, 3月 16
その人が持つ「そうせずにはいられなかった」切実さのようなものに、私は魅力を覚えるのだと思った。幾つもの選択肢の中からそれを選んだのではなく、ただひとつ残されたそれをやらなければ頭がおかしくなってしまうという位の切実さを持って行われたものには、祈りにも似た何かを覚える。
— 坂爪圭吾 3/17-19@海雲台-釜山 (@KeigoSakatsume) 2015, 3月 17
この世で一番尊いものは「誰かを思う気持ち」ではないだろうか。誰かが誰かを心の底から思う気持ちに触れた時、周囲の人間の心も同時に浄化する。自分との関係も人間関係であり、「そうせずにはいられなかった」切実さの中には、自分自身を強く思う気持ちが凝縮されているのかもしれない。
— 坂爪圭吾 3/17-19@海雲台-釜山 (@KeigoSakatsume) 2015, 3月 17
あなたはお父さんが道楽者だっていうけど、児童心理学的に言うとね、父親の役目は、子どもたちにね、自分の世界は自分でエクスパンドできるってことを教えることなのよ。自分がいる場所や世界ね、それに人間関係も、閉じられていなくて、拡げることができるって、言葉じゃなくて、行動とか態度で伝えることなんだけど、そのためにはあまり家にいなくて、社会的規範から自由なのが、実は理想なんだよね。もちろん犯罪者じゃだめよ。その辺が微妙だからむずかしいんだけどさ。楽しくてしょうがないっていう仕事を持っていることが大事、それで家にずっといて家庭のことに口出しなんかするのは最悪。適当がいいの。適度にふまじめでないとダメなの。社会的規範をしっかり守るのは、息苦しくて、子どもにとっては世界が閉じられたも同然なの。わたしがこんなことを言うのも変だけど、お父さんはあなたに本当に大切なことを教えたのよ。自分の世界は自分で拡げることができるってことを、言葉じゃなくて態度と行動で教えたの。そんなことを話す母は、とても幸福そうに見えた。わたしと久しぶりに食事をしているからではない。子どもの父親としてではなく男として好きな夫と暮らしているからだと思った。 ー 村上龍「心はあなたのもとに」