いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

嫌われないためにはどうすればいいかではなく、潔く、嫌われましょう。

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古着屋でポーターのデイパックが定価の70%オフで売られていたので「これなら買える!」と購買をした。移動中の重量を減らすために断捨離を続けている。最高の断捨離は「小さなカバンを買うこと」だと思ったので、ある種強制断捨離的な感覚で荷物の削減を敢行した。PCやiPadは嵩張るから友達にあげた。代わりにiPhone7plusとBluetoothキーボードを携帯する。財布や小銭入れや革製のカードケースも友達にあげて、マネークリップを使う(ポイントカード類は一切持たない。小銭はポケットにそのまま入れる)。タオル類は手拭いで代用をして、シャンプー類は「宿や銭湯にある時に使う」ことにした(基本は湯シャンでOK!)。圧縮袋に3日分の着替えを詰めて、歯ブラシなどの簡単な洗顔道具と一緒に荷物をまとめたら「海外旅行中だろうが総量2キロ以内にまとめることは可能だ」ということが判明してテンションがあがる。

 

 

家のない生活をしていた頃、一般家庭に宿泊をさせていただく機会が頻繁にあった。ひとのプライベート空間を覗き見る機会は(これまでの人生では)あまりないことだったので、幾つかの新鮮な発見があった。そのひとつが「いい感じのひとの家には花や植物が置かれている場合が多く【空間全体に「愛されている」という雰囲気がある】、停滞している感じのひとの家には造花を含めた大量のプラスチック製品が置かれていることが多い【空間全体に「愛情不足感」を覚える】」ということで、それから、わたしは(贖罪の意味も込めて)おはなを配るようになった。こんなことを書くと嫌な感じのやつだなお前はと思われちゃうかもしれないけれど(でも書く!)、スタイリッシュなひとの家はスタイリッシュな部屋づくりがされている場合が多く、肥満傾向にあるひとの家には大量の荷物が置かれている場合が多い。自分自身、過食により1ヶ月で20キロ程度太ったころの室内環境は劣悪極まりなかったことを思い出した。ダイエットを願う場合、運動や食事制限をするよりも「まずは自分の荷物を減らす」方が効果的なのかもしれない(と思うことがある)。 

 

【過去記事】【貧乏性最強説】私が貧乏性によって躁鬱病と統合失調症を克服し、三ヶ月で15キロ痩せた話。 - いばや通信

 

空間には、主催者の人柄がダイレクトに反映する。

シュタイナー教育をベースとした保育園で働き始めた女性が、先日、実際に働き始めたら理想と現実のギャップに唖然としていますみたいな話をしてくれた。シュタイナー教育がどれだけ素晴らしいものであろうとも、それを実際に運営する当事者のこころが自由でなければ、結局、こうしなければいけないという「正しさ【シュタイナー教育というものの絶対性】」にガチガチに縛られてしまって、空間全体はある種の緊張感を帯びる。緊張感のある場所でこどもがのびのびと育つことができるわけはない(萎縮した状態で本領を発揮することはできない)から、結局、当事者たちの「こころの不自由さ」みたいなものをこどもたちは受け継ぐのだと思う。似た感じの不自然さを、わたしは、マクロビだとかオーガニックだとかいうものにも感じる(ことがある)。どれだけ素晴らしいものであろうとも、それを扱っている当事者が「あまり幸せそうには見えない」場合、その営みを自分の生活に取り入れたいとは思わない。

 

わたしは、幸せそうなひとが言うことの意見には150億%耳を傾けるけれど、あまり幸せそうには見えないひとの意見は完全にスルーをする。と、ここまで書きながら「ああ、俺は最悪のクソガキなのかもしれない」と思った。だって、あなたの意見を取り入れたらあなたみたいになっちゃうってことでしょ!ということを思うのだけれど、多分、自分がやっていることに最高の説得力を持たせるためには「まずは、そのひと自身が幸せそうに生きていること【まずは自分を楽しませること】」だと思う。正しさよりも楽しさであり、そのひと自身が誰よりも目の前にあることを楽しんでいれば、それを見たひとも「なんであなたはそんなに楽しそうなのよ!」みたいな感じで、いつの間にか仲間や理解者が増えているものだと思う。逆に言えば、正しさを主張するひとたちには、どこかしら「いまの世の中のあり方を憎んでいる」印象を覚える。お前は間違っている!正解はこっちだ!だからこっちをやれ!みたいな話を、わたしはあまり好きになることはできない。

 

空間には、主催者の人格【人柄】がダイレクトに反映をする。レストランや喫茶店やイベントなどの催事も同じことで、主催者の人格の程度が、空間全体の自由度や雰囲気を決める。今月には「ごちゃまぜの家」の活動がはじまる。ごちゃまぜの家の居心地の良さは、多分、わたしのこころの自由さに比例をするのだと思う。わたしのこころが自由であれば、多分、そこにいるひとたちも同じように快適な雰囲気の中で寛ぐことができるのだと思う。逆に言えば、わたしが細かいことをあれこれ口出しするようになり、これをしなければいけないだとか、これをしてはいけないだとか、規制や規則を設ければ設けるほどに、空間全体が「退屈なもの」に成り下がる(のだと思う)。わたしの最大の役割は、おしゃれな家具を揃えるとかおしゃれな食器を揃えるとか、そういうことではなく「自分の内面を磨くこと【より器の大きな自分になり、よりハピネスな自分になること】」なのだと思う。

 

最高の教育とは、感化された記憶である。

昨日、大阪で開催されたイベントに参加をしてくれた赤ちゃん連れの女性から連絡が届いた(すごい嬉しかった!)。稀に、子育て中のおかあさんから「どうすれば坂爪さんみたいなこどもになりますか?」と問われることがある。非常にありがたいとは思うのだけれど、でも、そんなことは考えなくてもいいと思う。また、本当は(不登校だとかニートだとか引き篭もり中だとかの)こどもを連れてきたかったのですがイヤがるので今度は息子【娘】に会ってくださいと話すお母さんと出会うこともある。でも、そんなことはやめておけ【自分に集中しろ】と思う。教育関係者の方からも「こどもたちにとって、理想の教育とはどのようなものだと思いますか?」と問われることも多い。でも、正直に言えば「学びたければ勝手に学ぶものだと思うから、教えるとか、学ぶとか、そんなことはどうでもいいんじゃないのかな【まずは自分が幸せそうに生きている背中を見せること】」だと思う。極論、あらゆることに対して「ひとのことはどうでもいいから、まずは自分を救え!【背中で語れ!】」ということを思う。

 

お疲れ様でした!


お花ありがとうございます🌼


トークショーの坂爪さんが新鮮でした。
途中なんだかエネルギー吸われているみたいでしんどそうで胸が痛みました(笑)


なんだか今日ふと思ったんですが、孤独とかの話になった時に『でもわたしには坂爪さんがいるから大丈夫』って思ったんですよね。
坂爪さんっていうフリーな存在がいることによって、わたしの『ひとりぼっち感』が無くなるというか。
まぁ、なんかあったら坂爪さんのとこ行けば大丈夫か。みたいな。


坂爪さんの存在自体がごちゃまぜの家だなと思いました!
うまく言えませんが!

 

〇〇(赤ちゃんの名前)は今日も、いつも通りずっと皆さんに遊んでもらって(笑)、たくちゃんなんてずっと◯◯に構ってくれて。
坂爪さんの居るところが、『ごちゃまぜの家』になるんですよ。
だから子育てに疲れてるママさんは、積極的に坂爪さんのイベントに来て参加者の人に子どもを丸投げしたらいいねん。と思いました。笑

 

また関西にいらした際には是非遊びましょう!

 

最高の教育とは「感化された記憶」だと思う。自分自身のこれまでを振り返った時、わたしを最高に育ててくれたものは「こうなりたい!」と思わせてくれた人々の存在だと思う。わたしという人間は「わたしを感化してくれたもの【自分自身の感動】」によって構成されている。過去の偉人でも世界的な文豪でも歌手でも陶芸家でもお笑い芸人でもスーパーのレジのおばちゃんでもいい、様々なひとと触れ合うなかで「ああ、このひとのこういうところはいいな」と思えたものの結晶体、それがある種の羅針盤になって「こういう人間になりたい!」と思わせてくれる道を示す。わたしは、ただ、羅針盤が示すその道を歩いていきたいと思う。間違っても「本当はそんなことをまったくしたいとは思っていないけれど、そうしなければいけないから」みたいな謎の被害者意識を抱えて生きるような真似だけはしたくない。自分が歩きたいと思う道を、たとえダメになることがあるとしても(要するに「死」!キャー!)、自分のままでどこまで行けるのかを試す的な感覚で進みたいと思う。 

 

【過去記事】誰かのためとか言っていないで、自分のために生きること。 - いばや通信

 

『芸術実行犯』

今回の「わたり文庫無料郵送の一冊」は、チムポム著作『芸術実行犯』です。ご希望される方は何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。御当選(?)された方には70万時間以内に折り返しご連絡いたします。

 

※※※ こちらの本は、香川県にわたりました ※※※

 

美術館で拝むだけがアートではない。アートは社会のリアルに切り込むために「武器」である。原爆ドーム上空に飛行機雲で「ピカッ」の文字を描き、事故直後の福島第一原発敷地内に放射能マークの国旗を掲げ、岡本太郎の巨大壁画に原発の絵を付け足す。現代日本のアートシーンで最も物議をかもしてきたアーティスト集団チムポムが自由を新たに塗りかえる。世界のアートの動向と共におくる生き方としての美術入門。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第3弾。

 

チムポム『芸術実行犯』【朝日出版社】 

 

【参考HP】わたり食堂・わたり文庫

 

人間関係とは、どすこい相撲である。

人間関係とは、多分、どすこい相撲のようなものだと思う。場合によっては「傷つくことも厭わない」両者のカラダを張った営みであり、ハートが傷つく瞬間はなかなかしんどいものがあるけれど、衝突を乗り超えた先の世界には(古い関係性が死んで新しい結びつきが開かれた的な)言葉にならない醍醐味がある。最近、悩み相談という類には「傷つかないためにはどうすればいいか?」とか「嫌われないためにはどうすればいいか?」などというものが多いということを発見した。しかし、わたしの信条は「傷つく前に傷つくな」であり、傷つくことを恐れるあまりに自分の言いたいことを言わないでいるとか、何かしらの我慢をしながら常に相手の顔色を伺い続けるということは、その行為によって「すでに自分を傷つけてしまっている【自分の精神を磨耗しまくっている】」のだと思う。 

 

 

嫌われないためにはどうすればいいかではなく、潔く、嫌われてしまいましょう。傷つかないためにどうすればいいかではなく、潔く、傷ついてしまいましょう。死なないためにどうすればいいかではなく、潔く、古い自分を一回殺して【ダサい自分を一回殺して】新しい自分になって生まれ変わってしまいましょう。悩み相談などを聞いていると、そういうことを思う。嫌われたのなら、嫌われてしまったでいいじゃないか。傷ついたのなら、傷ついてしまったでいいじゃないか。死んだなら、死んでしまったでいいじゃないか。それが「生きる」ということじゃないか。我慢を重ねて生きるより、自分を殺して生きるより、少なくとも「自分はこういう人間だ」と真っ直ぐに表明した瞬間の清々しさ、潔さ、明朗な態度を通じて、自分に対する信用を何度でも取り戻していけたらそれでいいじゃないか、と、わたしは思う(ことがある)。

 

 

昨日もちょっとしたことで大阪で揉めた。その直後、兵庫県宝塚市でもちょっとしたことで揉めた。満月だったからなのだろうか、「今日は揉めるなあ!」と思いながら眠りについた。あまりにも揉めた1日の終わりには「おれの生き方は間違ってはいないだろうか」などと思ってしまうこともあるけれど、そんな時に生きてくるもの【自分を根底から支えるもののひとつ】が「感化された記憶」なのだと思う。わたしは、自分のこころに嘘をつきたくない。しかし、自分を真っ直ぐに表明することで何かしらダメージを負うことも(頻繁に)ある。そんな時【自分が自分の生き方を疑ってしまいそうになった時】、自分を中心に戻してくれるもの、それは「こうなりたいと思える人間の存在」なのだとわたしは思う。先日お会いした女性から、ひどく印象的なお言葉をいただいた。嫌われないためにはどうすればいいかではなく、潔く、我先に嫌われてしまうことは悪いことではないと思う。嫌われた先に、傷ついた先に、古い自分を一回殺した先に、新しい世界が開くことだってあるのだから…(とは思います!!)。

 

 

坂爪さん、こんにちは。

 

先日は、お時間を、作っていただき、ありがとうございました。

にもかかわらず、
坂爪さんの気分を、害してしまい、ごめんなさい。【筆者註・別に気分は害していませんのでご安心ください!】


坂爪さんに会わなきゃと思ったのは、私の直感です。

 

正直、私には特に誰かのハナシを、聞きに行きたいとか、有名だからあわなきゃとか、そんなことが過去にないので、何故坂爪さんにあわなきゃいけないと感じたかは、あのあとにわかりました。

 

あのあとから身体的にも、精神的にも強烈な毒出しが起こり、悲しみやら、偽りの自分、過去の自分のままの私と向き合う時間になりました。

最近感じていたことをまじまじとみせつけられました。

結局、本当の自分をだせず、いつも偽りの自分でいたことで、もう死んでるような何もそこにはないエネルギーで死んでいるようにイキテいたんだなと。


お花を見るたびに、死んでこいと言われているような感覚になります。

もうこんな自分はいやだ、と心底感じ、
また再びいきてみたい、と今感じています。

坂爪さんの、愛って、腐った人間を殺す、強烈なものなんだなと感じています。


だから、私は坂爪さんにあわなきゃと思ったんだなと。


その意味がよくわかりました。

あの時に、出会ってくださり、ありがとうございました。


感謝しています。

 

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嵐山。。。

 

人生は続く。

 

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坂爪圭吾 KeigoSakatsume
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