いばや通信

ibaya.ex《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

採算を考えるな。ただ、誠意を生きろ。

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昨日はわたり食堂【0円食堂】が開催されました。予想を大幅に上回る方々にご来訪いただき、現場は一時的に足の踏み場もないほどのカオスティックな空気感に包まれ、主催者(私)はテントに籠城するという非常事態を乗り越え、無事に生き延びることができました。こどもが集まるたびに家のものが壊れるとか、換気扇のない部屋で焼き鳥を焼くと臭いが取れなくてやばいとか、毎日が勉強の日々で学ぶことが本当に多いです。

 

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次回の開催は3月21日(水・祝日)春分の日になります。ひとが大勢集まる場所が苦手な私が、なぜ、このような催事を敢行するのか。理由は108個くらいあるのですが、そのうちのひとつが「精神的な加圧トレーニング」とでも申しましょうか、ひとりきりの空間で自分を保つことはそれほど難しいことはありません。問題は「俗世の中でも自分を保てるか」ということで、私は、この部分が非常に脆いです。ので、鍛錬的な意味合いも込めてこれからも定期的に開催をしていきたいなあと思っております(もちろん、最大の動機は「これをやっていなければ出会うことのなかったひと【It's YOU!】に会いたいから」というものになるのだと思います)。

 

わたり食堂【0円食堂】

 

「生きづらさ」について。

生きるのに向いているひとと、生きるのに向いていないひとがいる。そして、自分は、生きるのに向いていない人間だなあ。なんてことを思ったことがあるひとはどれくらいいるものなのでしょうか。みんなが当たり前にできることが自分にはできないとか、自分にとって当たり前のことをやると周囲から「お前は変わっている」と言われてしまうさみしさなど、どれだけのひとが感じているものなのでしょうか。私は、定期的にこのような心理状態に陥ることがありまして、ああ、もっと器用に生きることができたらなあと苦悶する日々を過ごしています。

 

非常にありがたいことに自分のブログ記事も読まれるようになり、イベントをやればそれなりの数の方々が集まってくださり、感謝できることを探そうと思えばいくらでも感謝できることは見つかります。自分は最高に幸運な人間だと思うし、恵まれていると思う。それでも、正直に自分の気持ちを言うと「自分の中にまだまだ満たされていない部分がある」ということを感じることがあります。もちろん、それは24時間ずっと感じているというものではなく、ただ、時折胸のなかで「おれはまだまだここにいるぞ」と、自分の中に満ち足りていないと感じさせる『なにか』がうごめいているのを感じることがあります。

 

最近は、三浦綾子さんの小説ばかりを読んでいます(今度、三浦綾子さんの読書会をやりたいと思っているので興味のある方はお声かけください!)。三浦綾子さんの小説を読んでいると、登場人物に自分自身を重ね合わせて、自身の言動や思考を反省させられることが非常に多いです。「自分を偉いと思っている人間に偉い人間はいない」という言葉もある通り、私は、ともするとすぐに「自分は正しい」などと思い込んでは周囲の人間を裁くような思考をします。読書を通じて、そんな自分を『正す』ことができる感覚を覚えます。この感覚がとてもうれしい。と同時に「もし、この本を読んでいなければ、俺は俺の未熟な部分を正すことなく生き続けていたのか」とか「きっと、自分はいくつもの反省すべき機会を逃しているのだろう」などと思い、空恐ろしい気持ちにもなることが多いです。 

 

どうしようもなく他人を必要としている。

書きたいことはたくさんあるはずなのに、バラバラなものはバラバラなまま、まとまりを見せることなく浮遊をしている。生きている限り、思うことはたくさんある。「俺はどうしようもなく他人を必要としているんだな」とか「自分は愛される価値のない人間だと思いながら生きるのはつらいよ」とか「採算を考えるな。ただ、誠意を生きろ。生まれてきて、生きて、死ぬ。それだけで帳尻は合っている」とか「経験を語れ」とか「芸術のための生活であって、生活のための芸術ではない」など、そういうことを考えていた。

 

ibaya.hatenablog.com

 

勝手に偉人列伝・3『たこ八郎

数ヶ月前、沖縄にある来間島から宮古島空港まで徒歩で移動をしていたことがあります。当時、諸事情が爆発をして「おれはおれを罰する必要がある!」的なことを感じながらとことこ歩いていたのですが、その最中、こちらの動画を(音声だけダウンロードして)聴きながら歩いていたら最高でした。誰にでも経験のあることだと思うのですが、真の意味で純粋な人柄に触れた時、まるで、触れているこちらのこころまで浄化をされるような感覚になることがあります。たこ八郎さんの生き様には、そんな力がありました。是非、みなさまにも隙間時間などに聞いてみていただけましたら幸いです。

 

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わたり文庫『日日是好日』

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今回のわたり文庫無料郵送の一冊は、森下典子著作『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』です。こちらの本は、兵庫県にお住いの方から「死ぬまでに何度も読み直したい本を、と坂爪さんは書かれていましたが、私にとって死ぬまで何度も読み直したい本はこれです!」と、ごちゃまぜの家に郵送をしてくださった一冊です。茶道はすごい。この本を読めば、きっと、誰もが抱く茶道というもののイメージが爽快に壊れたり、その奥にあるものを(話で聞くだけではなく)体感してみたいと思われるような、そんな気持ちにさせてくれた一冊です。豊かさとは、多分、こういうものを意味するのだと思いました。ご希望される方は何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。御当選(?)された方には70万時間以内に折り返しご連絡をいたします。

 

※※※ こちらの本は、アメリカのワシントン州にわたりました ※※※

 

お茶を習いはじめて二十五年。就職につまずき、いつも不安で自分の居場所を探し続けた日々。失恋、父の死という悲しみのなかで、気がつけば、そばに「お茶」があった。がんじがらめの決まりごとの向こうに、やがて見えてきた自由。「ここにいるだけでよい」という心の安息。雨が匂う、雨の一粒一粒が聴こえる・・・・・季節を五感で味わう歓びとともに、「いま、生きている!」その感動を鮮やかに綴る。

 

森下典子『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』【新潮文庫

 

採算を考えるな。ただ、誠意を生きろ。

私は、いま、ごちゃまぜの家の第二号を日本のどこかに作りたいと思っている。このようなことを考えると、いつの間にか「どうすれば採算が取れるか」とか「どうすれば継続をさせていくことができるか」みたいなことを考えてしまう。大事な視点だとは思うけれど、自分のような人間は、採算なんてことを気にしてはいけないのだと思う。採算が取れるからやるとか、採算が取れないからやらないとか、そういうことではないのだと思う。採算が取れるかどうかはわからない、ただ、どうしてもこれをやりたいと思ったのだという「静かなる熱情」のようなものこそが、岩をも動かす力になるのだと思う。

 

 

出会う方々から「さかつめさんはどうやって生計を立てているのですか」と問われる。私自身、定期的な収入はまったくないから「自分でもどうやって生きているのかあまりよくわかりません。稼ぐ【勝ち取る】ということからは遠いところにいますが、ただ、貰う【受け取る】というところからは近いところにいる気がします」などと答えることしかできない。別にふざけているつもりはまったくなく、実際に、そのように感じているのだからどうしようもない。が、そのように生きている自分でも、なにか新しいことをやりたいと思うときに「採算は取れるのか?」なんてことを考えてしまうのだから、私はまだまだ小さい人間なのだなと思う。

 

 

いま、改めて自分自身に言いたい。採算を考えるな。ただ、誠意を生きろ。いままでの人生も、採算性【計画性】があったからうまくいったとか、そんな訳ではないだろう。ただ、自分が思う誠実さのど真ん中を生きること、自分が思う誠実さのど真ん中を表現することで、結果的に与えられている現在のこの環境は、決して「綿密で緻密な計画性のもとに勝ち取ったもの」なんかではないだろう。予測不可能性を愛するならば、採算性を考えるな。ただ、誠意を生きろ。そうすれば、きっと、人生はお前の想像を超える素晴らしい展開を迎えるだろう。一年前の自分が現在の自分を想像できなかったように、一年後のお前も、現在のお前には想像もすることができない未来を生きているだろう。なにが起こるかわからないということこそが、人生の素晴らしいところじゃないのか、と。想像を超える未来に、静かなる熱情を道しるべに、誰もいない、まだ、開拓されていない『明るい暗闇』を進め。

 

 

 

 

https://www.instagram.com/p/BfAltHjDfHX/

「愛には恐れがない」と聞いた。

 

人生は続く。

 

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
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