いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

【ヤホー知恵袋】『坂爪さんは間違っているから、実際に会ってそのことを伝えたい。もしも私に会ってくれないのなら、坂爪さんのイベントに行って直接話に行きます。そしたらお客さんも困りますよね?だから私に会ってください』という、脅迫めいた電話が来ました。これは会うべきなのか、会わないべきなのでしょうか??私は殺されるのでしょうか??

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冒頭の通りだ。世にも恐ろしい電話が私の元にかかってきた。

事の顛末を綴ると、私がSNS上でネットワークビジネスについて言及したのがいけなかった。完全な自業自得である。最高を最幸と書いたり、頑張るを顔晴ると書く人たちは気持ち悪い(ネットワークビジネスに多いよね!)なんて言ってしまうからこうなってしまった。口は災いの元である。参った。どうしよう。とんでもない導火線に火をつけてしまった。これは困ったことになった。私は殺されるのだろうか。バタフライナイフで八つ裂きにされてしまうのだろうか。恐怖に怯えた私はFBに投稿して友人の助言を求めた。しかし、結論から言うと単純に面白がられるだけで終わった。なんということだろう。さすが私の友人である。皆が皆おしなべて無責任だった。私がどういう結末を迎えるのかを楽しんでいるのだろう。それならば望むところだ。私は電話の主と対決することに決めた。

電話の相手は男性だった。最初の電話で彼は言う。坂爪さんは間違っている。電話では埒が明かない。実際に会ってそのことを伝えたいのだ、と。しかし私には会う理由が微塵もない。最悪の場合バタ
フライナイフで八つ裂きにされて刺殺されるというデメリットしか浮かばない。私は拒否して電話を切った。しかし電話が鳴り続ける。ひたすらに鳴る。がんがんに鳴る。30分くらい連続で鳴り続ける。これはやばいパターンの奴だ。私は電話を無視し続けた。すると、今度は1時間置きに彼からひっきりなしにメールが届いた。なんという執念。なんという確執。完全にやばい。これは完全にやばいパターンの奴だ。私はとんでもない男性を怒らせてしまったのではないのかと恐怖に怯えた。こんな人に実際にイベントに来られては困る。心底困る。そこで私は一念発起し、ひとつの賭けに出た。待ち合わせの時間を土台無理な時間帯に定めて要求すれば、相手もさすがにそんな誘いには乗ってはこないだろうと考えたのだ。再び私の電話が鳴る。私は電話に出た。


男「やっと出てくれましたね。いつ会えますか?」
私「逆に、いつなら都合がよろしいですか?」
男「平日は仕事をしているんで、日曜日がいいです」
私「日曜日ですと、来月にならないと無理です」
男「来月でもいいです」

その瞬間が来た。私が賭けに出る瞬間が来た。私は意を決して渾身の一撃を放った。

私「それでは、来月の第3日曜日の朝6時に渋谷のハチ公前はどうですか?」

そう、私は流石に朝6時なら乗ってこないだろうと考えたのだ。朝6時なら会える、しかしそれ以外は無理だ。なぜなら私は忙しいのだ。それで無理ならそれはあなたが悪いのだ、というメッセージを暗に込めてやったのだ。ふふふふふ。私は胸中でほくそえんだ。
我ながら完璧なシナリオである。男性の家が渋谷から遠いことは知っていた。さすがに朝の6時は無理だろう。私は渾身の一撃を放った。朝の6時。場所は渋谷だ。どうだ。すごい時間帯だろう。さすがにこれは無理だろう。これで無理ならそれはあなたが悪いのだ。私はほくそえみながら返答を待った。すると、あろうことかまるで想定外の恐るべき答えが彼の口から返ってきた。

男「朝6時ですね。わかりました。よろしくお願いします」

私は心の中で叫んだ。うわああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああ!!失敗したあああああああああああああああ!!激しく失敗したああああああああ!!やっちまったあああああああああああいやああああああああああああああああ!!!!殺される(バタフライナイフで八つ裂きにされる)約束をしてしまったあああああああああああああああああ!!!!!OMG!私は頻繁に間違える。OMG!しかし今回のミステイクはやばい。OMG!まさかの受諾をいただいてしまった。OMG!まさかの「わかりました」だ。私は我を失った。完璧なシナリオが音を立てて崩れ去った。電話は既に切れてしまっている。私は白目を剥きながら思いを馳せた。死ぬのか、私は死ぬのかと思った。朝6時にハチ公前で血を流して倒れる自分のイメージが明確に浮かんだ。私は朝の6時に渋谷で死ぬのか。そうか、死ぬのか。そして私は腹を括った。よし、それならばしょうがない。朝の6時に渋谷で殺される人生も悪くない。あとは野となれ山となれだ。OMGのOはOKのOだ。私は開き直ってその時を待った。


話が長くなってきたので突然まとめに入る。結論から言うと私は逃げた。前日になって、突然の用事が入ったから明日は無理になったと逃げ出したのだ。彼は優しかった。「仕事が忙しいならしょうがないです。また時間あるときに連絡ください」との返信に私は胸を撫で下ろした。そしてこのまま消滅しろと思った。すべてがなかったことになれと神様(
パヴァロッティ)に願った。彼からの連絡は今もまだ来ていない。この出来事から学んだことは以下の3つだ。


①安易にネットワークビジネスを批判すると最悪の場合八つ裂きにされる。
②ストーカー被害に遭う女性の恐怖がいかほどのものか身を持って痛感した。
③人生は「戦う」だけがすべてじゃない。時には「逃げる」こともまじで必要。

以上だ。また駄文を書いてしまった。最後まで読んでくれて本当にありがとう。

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坂爪圭吾 KeigoSakatsume/ibaya
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