何かをやると何かが起こる。人生は予測不可能な出来事の連続だ。
2013年6月22日(土)に第1回東京えちごまつりを開催した。私は奇跡を目撃した。
私の敬愛する鹿児島の鬼才・上水流氏(MRK代表)が、東京から鹿児島を発信する「東京さつまつり」というイベントを開催した。招待されて参加した私は度肝を抜かれた。素晴らしいイベントだった。会場は興奮と熱気に包まれていた。鹿児島の熱量がびんびん伝わってきた。それにもろに感化された私は、これの新潟バージョンをやろうと思った。新潟県民の上京率は日本一とも言われている。行ける。これは行けるぞ。パクれ。パクるのだ私よ。今こそ東京にいる新潟県民を集めるのだ。奮起した私はとにかく上京している新潟の友人に声をかけた。結果8名ほどのメンバーが集まって東京えちごまつり実行委員会は結成された。人生は予測不可能な出来事の連続だ。何かをやると何かが起こる。ここでも様々な喜びのハプニングに遭遇した。
メンバーを集めたものの何をするのかまったく決まっていなかった。私のダメな所は計画性がまるでない所である。楽観的に過ぎる。偶有性に身を委ねすぎる。新潟県民を集めれば化学反応が起きてきっと何か面白い目に遭えるだろうという程度の限りなく甘い見切りで発車してしまった。しかし人生は案外どうにかなる。とあるメンバーがグッドアイデアをくれた。それが「新潟県民合同同窓会」というコンセプトだ。それだ。それこそだ。私の中でカチッと音がした。これがカチッと感である。私は経験上知っている。カチッと感さえあればどうにかなる。行ける。行けるぞ。私にも行ける。とりあえず一回集まってみようよ、と。そこで交流したりすることで新しい繋がりが生まれたりして、最終的になんかたまにはこういうのもいいよねとなって今後に繋がる新しい展開を生み出していけたら素敵じゃないか、と。極めて安易である。しかし安易でOKだ。安易が道を開くのだ。身構えすぎた団体は近寄り難い。そして驚くことに、当日は100名近くの方々にご来場いただけた。これもひとえにメンバーによる尽力の賜物である。新潟出身の経営者の方や県庁職員関係の方までやってきた。当然のごとく私は恐れ慄いた。私は頻繁に恐れ慄く。そして実感した。何かをやれば何かが起こる。人生は予測不可能な出来事の連続だ。何かをやれば何かが起こるのである。これで気分をよくした私は10月19日(土)に第2回開催を決定した。そして、どうせやるなら面白い要素も取り入れようということになって試行錯誤がはじまった。そう、私たちの信念は「普通じゃないことをした記憶が思い出になる」なのだ。
何をしたら面白くなるだろう。何をしたら興奮できるだろう。私たちは考えた。そして「テレビとかメディアに取材されたらテンションあがるよね」となった。田舎者の発想である。田舎物でOK。田舎者で行こう。しかし困った。私たちには何もコネクションがない。どうしよう。考えあぐねていると、第一回開催で知り合った方がなんと新潟日報という地方新聞社の東京支社長を紹介してくれた。私たちは震えた。なんだこの奇跡は。なんだこの巡り合せは。私たちは戦慄で震えた。他にもいくつものメディアの方々が当日取材に訪れてくれた。なんということだ。私たちは必死で取材に対応した。その中で活動コンセプトなども言語化した。その過程で情熱も増した。何かをやると何かが起こる。人生は予測不可能な出来事の連続だ。安易な私でもこれだけ面白い目に遭えるのかと震え続けた。
なんだかあまり有益なことも言えなさそうな雰囲気が漂ってきたので、突如まとめに入る。私がこの出来事を通じて学んだことは以下の3つだ。
①何かをやると何かが起こる。人生は予測不可能な出来事の連続だ。
②途方もない夢を描いてみよう。ごくまれに奇跡的に実現することがある。
③理想、計画、目標といったものに苛まれ、あるべき姿ばかりを追い求めて彷徨う人生は楽しくない。楽しくないどころか辛くなる。基本的なコンセプトさえ定まったら、あとは自由に好き勝手に行こう。
①何かをやると何かが起こる。人生は予測不可能な出来事の連続だ。当初の私にあったのは「東京在住の新潟県民を集めてみる」という安易な発想しかなかった。もはやアイデアとも呼べない。ただの興味でしかない。しかし実際に試してみたことで想像を超える面白い目に遭えた。新しい繋がりも生まれた。足りない部分はメンバーが補ってくれた。最高である。グレイトである。なんでもいいからやりたいと思ったことはとりあえずやってみるべきなのだと私は学んだ。楽しそうに生きていれば仲間は勝手に増えるものだ。
②途方もない夢を描いてみよう。ごくまれに奇跡的に実現することがある。「新聞に載れたらテンションあがるよね!」というバカな夢を抱いたおかげで、見事私たちは掲載していただいた。素晴らしい体験だった。夢を抱くのにお金はかからない。しかし夢を抱かなければ新聞に載ることはできなかった。何も失うものはない。何でもいいから「これができたらテンションあがるよね」という夢を抱こう。ごくまれに奇跡的に実現することがある。
③理想、計画、目標といったものに苛まれ、あるべき姿ばかりを追い求めて彷徨う人生は楽しくない。楽しくないどころか辛くなる。基本的なコンセプトさえ定まったら、あとは自由に好き勝手に行こう。これは前述したものと矛盾するようだが、違う。何か新しいことをする際に、「なぜそれをやるのか?」というコンセプトが定まらないばかりに行動が鈍ることがよくある。しかしコンセプトは行動しながら固まるものだ。頭で考えてはいけない。まず行動。まず波乱。取り急ぎカオス。カオスの中に身を置けば脳味噌は強制的に思考を促され、結果机上では決して出てこなかったグッドアイデアが生まれたりする。そして私たちを想像を超えた世界へと連れて行ってくれる。「こうあるべき」だなんてつまらない思い込みは捨てて、とりあえず面白そうだと思ったことにはなんでもクビを突っ込もう。何でもいいからとりあえずやってみる。そうすると面白い目に遭える。面白い体験が新しい面白い体験を運んでくれる。まず行動。まず波乱。取り急ぎカオス。そしてきっかけを与えてくれた上水流君に惜しみない愛を。上水流君は本当にすごい人だ。このような方と知り合えることも、新しいアクションを起こすことで得られる甘い果実のひとつだ。すごい人との出会いは世界を拡張する。行動、そして波乱へ。これが面白い人生を送る最大の秘訣である。
試すことに失敗はない。何かをやると何かが起こる。発想したらGOだ!
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坂爪圭吾 KeigoSakatsume/ibaya
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