いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

夢を見るから、人生は輝く。

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菊名駅前のコロラドにいる。最近一番びっくりしたことは「キウイは皮ごと食べられる」こと。ごちゃまぜの家は、激烈にありがたいことに全国各地から食材が届く。おかげで無事に生きることができている。お金がない。だけどどうにかなっている。数日前に回転寿司に行った。500円分の株主優待券を貰ったからだ。死ぬほど集中して100円の皿を五枚選んだ。ぶりが好きだ。昨夜はかなさんが作ってくれた煮物とみそ汁で内臓が張り裂けた。今夜は東京でジビエ料理をご馳走になる。

 

 

おおまかなスケジュール


3月4日 ジビエ料理@東京
3月5日~15日 FREE!【日本】
3月16日 朝・カイロ【エジプト】
3月16日 昼・ミラノ【イタリア】
3月17日以降 FREE!【欧州界隈】

🌐🌐🌐呼ばれたら何処でも行きます🌐🌐🌐

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE http://urx2.nu/xkMu 

 

ibaya.hatenablog.com

 

一人で生きるな。

前回の記事で「経済難にあえぐ中島(29歳・男性)に生きろと叫んだ」旨を書いた。中島さんは家がない。お金もないし、なんなら借金がある。そんな中島さんに「まずは生活の基盤を整えて、馬車馬のように働き、借金を返すところからだね」という話をした。その時、ふと、就職活動と同時進行で「ブログ読者の方々に、中島さんを雇ってくれるひとがいないか聞いてみよう!」という話になった。中島さんは借金の返済に追われている。が、月額20万円程度の稼ぎがあればどうにか返済を続けながら生きていける。現在はコンビニの派遣バイトを続けながら路上生活をしている。一人で生きた時間が長く頼れる友達もいない。家のない日々に突入したのは五ヶ月前。以来、コンビニのイートインコーナーなどで夜を乗り越えている。

 

中島允丈さんは福岡県北九州市生まれの29歳。男性。A型。射手座。富山大学大学院卒業。元プログラマー。身長158㎝。体重51Kg。借金300万円。奨学金が200万円。プロミスとのプロミスが100万円。借金の理由は「拭い去れない劣等感が強く、自己啓発セミナーにはまったから」。五体満足。健康状態は頗る良好。筋力はないが根性はある。勤労意欲はバリバリにあるが、常に支払いに追われている生活が「心理的にしんどい」「これからのことを冷静に考えることができない」ことが現在の悩みだ。余談だが、中島さんはカラオケが大好き。好きな音楽はT-BOLAN。しかし、このままでは中島さんが(社会的な意味で)ばいふぉーなうしてしまう。

 

私も借金の日々を過ごしたことがあるから気持ちがわかる。頭の中では常に銭の勘定ばかりを続けてしまって、とてもじゃないけれどまともなままじゃいられない。追い立てられる日々はしんどい。私は思う。多分、中島さんみたいなひとは結構な数いる。月額20万の稼ぎで済むならまだマシな方だ。さきほど、中島さんに「これが漢の家訓です」と言って北方謙三水滸伝(1)を授けた。全巻20冊を読み終える頃には、中島さんも真の漢に変貌を遂げることだろう。頑張っていただきたい。

 

連絡先・中島 允丈(なかしま みつひろ)
TEL:07043787883
Mail:mthrnksm@gmail.com

 

gochamaze.hatenablog.com

 

わたり文庫『一切なりゆき』

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今回のわたり文庫無料郵送の一冊は、樹木希林著作『一切なりゆき』です。こちらの本は、宮城県在住のN様から「わたり文庫に是非」と郵送をしていただきました。樹木希林さんの娘さんである也哉子さんが、喪主代表の挨拶で「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」という言葉を紹介されたことは記憶に新しいと思います。どのような状態に置かれても『泣くか、笑うか』は自分で決めることができる。ご希望される方は何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。御当選(?)された方には70万時間以内に折り返しご連絡いたします。

 

※※※ こちらの本は、神奈川県にわたりました ※※※

 

生きるというのは、いろんなところをくぐり抜けて、どう墓穴に入るかという道。どうやったって結果はついてくるから、そのときどきで納得するやり方をするしかないですよ。その途上で結婚でも別れでも仕事でも、しっかり傷ついたりヘコんだりすれば、自分の足しや幅になる。私は出会った人を傷つけて、昔だったら消しゴムかホワイトで消したい人生だったのに、この年齢になると、深く傷つけた人たちがとっても、懐かしいのよね……。口をぬぐって、“ない”ことにしなくてよかった。

 

樹木希林『一切なりゆき 樹木希林のことば』【文春新書】

 

夢を見るから、人生は輝く。

音楽活動が苦しくて楽しい。昨日は徹夜をした。創作の素晴らしさと難儀さを知る。まさか自分からこんなメロディーが出てくるとは!という驚きと、歌詞を編み出すことの難しさ!という挫折。自分から陳腐なものしか出てこない時は悲しい。猪木さんは「元気があればなんでもできる」と言う。私は元気だ。しかし何もできない。猪木さんに悪態をつきたい。元気よりも才能が欲しい。しかし、才能がどうのこうの言っている俺はあまちゃんで、人間、できないことができるようになる瞬間が最高なのだ。この辺、神様はよく考えて人間を作ってくれたものだと感心する。最初からなんでもできてしまったら『できる喜び』が失われる。忍耐である。

 

音楽をはじめてから(まだ数日程度だが)世界観が変わった。創作をしている時間は、自由になる。徹夜をするほどのめりこめるものがあることは幸せだ。これまで「なんて素晴らしい音楽だろう!」とひたすら聞き手側で感動していただけのものも、いまなら「これも人間の作ったものなんだよな」と眺めることができる。同じ荒野を眺めている。借り物の歌で満足ができない。自分は自分の歌を歌うしかない。日々、苦悶や挫折の連続だが、根底にどでかい安心感がある。夢中。熱中。集中。ああ、これが夢中になるということか。人生は夢だ。夢を見るから人生は輝く。夢の中で、自分は、苦しみも悲しみもまるごとひっくるめて生きているのだ。

 

誰もが二度とは戻らない時の中を生きていて、音楽を作ること、なにかを形にするということは、永遠に手を伸ばす行為なのだと思う。無常。永遠と刹那。もののあはれ。いつまでも生きていることができないからこそ、私たちは、忘れたくないものを胸に刻んだり形に残したり誰かに伝えていこうとする。忘れてしまうことを知っていて、それでもなお『忘れたくない』と思うなにかを、胸に刻み、形に残し、誰かに伝えていこうとする。すべての美しいものは悲しみを内包している。それは『永遠には見ていることはできない』悲しみだと思う。生きとし生けるものが、等しく悲しみを背負っているものだとしたら、人間は素晴らしい生き物だなと思う。

 

 

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人生は続く。

 

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE http://urx2.nu/xkMu

 

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