いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

何か新しいことをやろうとする時、必ず、それを邪魔する人が現れる。その時にやるべきことは、その人を退治することではなく、理解を求めることでもなく、自分が「これだ!」と思うことにエネルギーを注ぎ続けることだ。

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数日間、熱海の自宅を「誰でも遊びにきてください」と開放した。こういう活動(?)を「住み開き(すみびらき)」とも呼ぶらしい。私は、自分の住所や連絡先などの所謂個人情報を、このブログ上で完全に公開している。そのため、時にはこころの無いひとから謎の連絡が届くことがある。たとえば、昨日、知らない番号からの着信に出てみたら、下記のようなやり取りが発生した。

謎のやり取りの一部始終

さかつめ「もしもし」

謎の女性「あ、さかつめさんですか」

さかつめ「はい、そうです」

謎の女性「本をください」

さかつめ「えっと…」

謎の女性「不食の本です」

さかつめ「(一年以上も前の記事じゃないか…!)えっと、その本は、既に他の方にお譲りしてしまいました」


謎の女性「そうですか」

さかつめ「はい」

謎の女性「あと、ひとつ質問してもいいですか?」

さかつめ「はい」

謎の女性「ムラキテルミさんのことが好きだと書いてましたが、そんなに好きなら、結婚すればいいじゃないですか」

さかつめ「はあ」

謎の女性「なんで結婚しないんですか」

さかつめ「はあ」

謎の女性「はあ、とか、なんで答えてくれないのですか。本もくれないし、冷たいひとですね」

さかつめ「はあ(てか、名を名乗れ!)

こんな感じの電話が、稀に、鳴る。世の中にはいろいろなひとがいる。こころの優しい方からの連絡に心が潤うこともあれば、こころの無いひとからの謎の連絡を通じて露骨にダメージをくらうこともある。世の中の『著名人』と呼ばれるひとたちは、果たして、どのように対処をしているのだろうか。目に見える悪意や敵意が自分に向けられた時、自分の心を冷静に保つことは難しい。

怒りの対処法

しかし、悪意を悪意で打ち消すことはできない。それができるのは、多分、善意だけだ。そう思っていた私は「こういうひとにも愛情を持って接さないといけない」と思っていたが、最近、自分には無理だということがわかった。正直に言えば「なんだこいつ!」と思っているし、もっと正直に言えば「お前を車で轢き殺してやろうか」などと思うこともある。私の信条は『溜め込むのではなく、出し切る』である。あらゆる感情は、溜め込んでしまうと毒になる。それが原因で深刻な病気になることもある(むしろ、病気の9割は『溜め込むこと』が原因だと思っている)。

そこで、最近の私は「怒りの対処法(2ステップ編)」を考案した。まず、実際に「なんだこいつ!」と口に出す。こころの中で思うだけではNGで、多分、実際に口に出すことが重要になる。とにかく声に出して「なんぼのもんじゃい!」とか「うるせー!ばか!」とか「お前を殺す!」とか、自分の中に芽生えた暴力性を外側に吐き出す。これは余談だけれど、この時のBGMに最適なのは、私の愛するチャゲ&飛鳥往年のヒットソング『YAH YAH YAH』であり、必要なのは「これからそいつを殴りに行こうか」という『殴ってもいいのだ!(全開にしてもいいのだ!)』という許可である。

そして、一通り自分の感情を吐き出しまくってからの『But, I love you(でも、愛しているよ)』の精神である。この順番が非常に重要で、自分の感情を一通り出し尽くしてから「愛しているよ」と実際に口に出して(余裕たっぷりの表情で)言葉にすると、不思議と『愛は勝つ(愛した人の方が、器が大きいという点において勝者である)』という気持ちになる。殺す!からの『But, I love you(でも、愛しているよ)』である。これで、非常にスッキリである。実際に声に出すことがとても重要なことだと思っているので、是非、お試しください。

手作りのしおりに救われる。

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私が、ひとりで「ふんが!ふんが!」などと勝手に殺気立っていた時に、愛媛県から宅配便という名前の救いの女神が降臨した。荷物を開けてみると、そこにはバレンタインのプレゼントと共に『(ビジュアル的に物凄い綺麗な)手作りのしおり』が同封されていた。私のささくれだった心は見る見る鎮火して、あたたかな、穏やかで優しい気持ちに包まれた。そして「自分が触れていたいのは、こういうエネルギーなんだ…!!」ということを実感した。

時を同じくして、東京の東中野で花屋さんを営む非常に品のある女性が我が家を訪問してくれた。「ブログでパンジーを植えていると拝見したので、その横にすみれを植えたいなあと思って、持ってきました」と、花壇にすみれを植えてくれた。他にも、玄米2キロやおすすめの本やお菓子を持参して来てくれた方々の存在により、私は「美を意識すること!(自分が意識していたいのはこっちのエネルギー!)」ということを、強く思った。

トルコのランプに見惚れる。

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ムラキさんのご好意により、我が家の照明のすべてはトルコのランプで統一された。この家は築88年の古民家なのだけれど、壁を青く塗り直したために、驚くほどにトルコのランプとの親和性が高い。球体のガラスなんて、いったいどうやってつくっているのだろうか。明日からここで『タロットの館』でも開けてしまいそうな、非常に素敵な空間になった。そして、改めてこの家は「善意のかたまり」であるということを思った。

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非常にエキゾチックである。

『あたらしい自分になる本』

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今回の「わたり文庫無料郵送の一冊」は、服部みれいさん『あたらしい自分になる本』です。服部みれいさんをご存知の方にはもはや何も言うことはないのですが、いま、この瞬間から実践できる幾つもの生活の知恵(便秘も!冷え性も!花粉症も!)が詰まっています。身体の冷えが万病のもと!というのには完全に同意で、誤解を恐れずに言うと『冷え性の改善』には生姜を食べたり半身浴を続けることよりも「(愛だの恋だのの言葉遊びを飛び越えて、信頼できる人間と)裸で抱き合う!」ことが、非常に有効であると思っています。ご希望される方は、何かしらの形で坂爪圭吾(さかつめけいご)までご連絡ください。

※※※ こちらの本は、東京都にわたりました ※※※

99%の悪意より「1%の善意」

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99人から賞賛を受けても、たった1人からでも罵倒を浴びれば、どうしても自分の意識は1人の人間に向かってしまう。そういう時は、99人の存在も簡単に見失ってしまう場合もあるけれど、多分、惑わされてはいけないのだと思う。同じように、99人から悪く言われたとしても、たった1人から信頼を寄せてもらえたということが、自分を支える大きな力になることもある。自分の外側で何が起きていたとしても、自分の意識を何処に向けるのかということは、きっと、自分の意思で選択できるはずだ。

何かあたらしいことをやろうとする時、あたらしい一歩を踏み出そうとする時、必ず、それを邪魔する人が現れる。その時にやるべきことは、その人を退治することではなく、理解を求めることでもなく、自分が「これだ!」と思うことにエネルギーを注ぎ続けることだと思う。自分が嫌いなものではなく、自分が好きなものに使ってこその命だ。

昨日、大阪からひとりの女性が遊びに来てくれた。過去に何度もお会いしたことのある女性なのだけれど、今日、女性から届いたメールがとても強く印象に残っている。最後に、その全文を転載します。いつまでも自由でありたいと思うのならば、自分を批判してくるひとの「批判する自由(ひとを嫌いになる自由)」も認めないといけない。認めたうえで、話は聞くけど言うことは聞かない。ごめん、やっぱり俺はこうだわという感じで(悲壮感を漂わせるのではなく明朗に)ただ、自分の道を進めばいいのだろうと思いました。




坂爪圭吾さま

今日は本当にありがとうございました。

善意しか感じられないあの空間を好き勝手にゆっくり堪能させてもらった後で、
玄関先に、これでもかと次々と届く贈り物を開封していく坂爪くんの
後ろ姿を見ていたら、こんな世界が本当にあるのだな、こんな奇跡みたいな空間が
あるんだなって、実際に、生で見て、震えました。

人ってやっぱり素晴らしいな、って。
生きててよかったな、って。
そして、これが坂爪圭吾の日常なんだな、と、本当に奇跡みたいだなと。

胸がいっぱいになっていたところに、トドメの図書カード。
「図書カードだ、すげえ」と坂爪君が言ったので、
あー、良かったね。欲しい本が買えるじゃん、と思った瞬間、
当たり前のように
誰が使ってもいい財布の中に図書カードをしまったのを目にして、もう、ダメでした。

とんでもないものが私の心の琴線に触れました。
貯め込まず、私物化せず、執着せず・・・。
透明な媒体。
本当になんというかやっぱりこの世界は人は信ずるに値するって改めて
ダメ押しのように確信しました。

いろんな善意が坂爪くんを通過する。
必要最小限のものだけを受け取って、あとは全て通過する。
だけど、前と同じものが通過していくだけじゃない。
坂爪圭吾の何かが乗っかって通過し、循環していく。
誰を何を経由させて循環するのか。
きっとそのめぐっていくもの自体が変容する。意味が変わる。
これってすごくない?バタフライエフェクト

数日前ジョグジャカルタの原っぱで突然、透明でありたい、と腹の底から思いました。
そしたら今日、目の前に透明な人を見せてくれました。
神様って意外と仕事が早いなと思いました。

まったく上手く伝えられないのですが、一言で言うと、
ただただ坂爪くんの在り方が存在が清々しくって嬉しくって仕方ない。
うん。存在が嬉しくって仕方ない、って表現がしっくりきます。
そして次に問いかけてくる。
わたし自身どうありたいか。

ほんとにまいど、まいど、ありがとうございます!!
死ぬほど感謝してます!!

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人生は続く。

静岡県熱海市伊豆山302
坂爪圭吾 KeigoSakatsume
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