いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

嫌いな人のために祈りましょう。

 

聖書に「汝の敵を愛せ」と言う言葉がある。神があらゆる人間を愛するように、自分に悪意を抱いている者や、迫害をしてくるような敵を愛せという教えだ。昨日、東京の麹町にある聖イグナチオ教会に行った。礼拝堂は常に開かれており、わたしのようにクリスチャンではない人間でも何時でも入れる。聖堂独特の静けさに包まれると、世俗の垢みたいなものが溶け出して流れる。庭には花が咲き誇り、むせ返るほどの香りに包まれていた。そこに建っていた像を見て「世界で一番大事なものはこどもたちで、世界で一番偉大なものはこどもを育てるお母さんだ」と思った。

 

おおまかなスケジュール

5月25
(水)東京

以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)

 

痛みと、赦し。

わたしは現在「千人から千円をもらうまでやめま千(仮)」という企画をやっている。千円もらうだけでは味気ないから、同時に鶴を折ってもらっている。鶴には自分の名前か大事な人の名前を書いてもらっている。千人達成すると千羽鶴も完成する。完成した暁には『愛はバーニング』と言いながら千羽鶴を燃やす予定だ。鶴を通じて自分(あるいは大切な人)を燃やし、新しい自分になって生まれ変わる的なお焚き上げ要素を含む内容になる。先日、ある方がわたしに一万円をくれた。そして、こう言った。最初は自分の家族や友達の名前を書いて十人分お願いしようと思っていたのですが、坂爪さんが、坂爪さんが折りたいと思った人の名前を書いて鶴を折ってください。と。わたしは十人分の鶴を折ったが、その時に異変が起きた。

 

誰の名前を書こうかなと考えて、最初は家族の名前を書いた。わたしは五人家族の末っ子なので、父と母と姉と兄のために折った。名前の横には、その人に向けた簡単なメッセージも書いた。たとえば、父の名前の横には「あなたの家族に生まれて来れてよかったです」と書いた。残り六枚。あとは友達のために折ろうかなと思ったが、友達よりも親戚の名前を書きたいと思い直し、山形に暮らす親戚の名前を書いた。これで四枚。残りは二枚。残された最後の二枚こそ友達のために折ろうと思ったのだが、自分でも驚いたことにわたしはわたしの嫌いな人の名前を書いた。ひとりは、毎日のようにわたしをディスり続けてくる男性の名前。もうひとりは、わたしの父親の弟の名前。わたしにとって、彼らは敵だ。彼らの存在を思い出すだけでも嫌な気持ちになり、できることなら見たくないと思う。だが、できることなら見たくないと思う人物の名前を書き、簡単なメッセージを添えている最中に、自分の中にある冷たくて残酷な部分が氷塊をしていくような、ある種の解放を覚えた。

 

誰かを嫌いだと思っている間は、自分と相手との間に冷たい壁を築く。俺はお前とは違うんだよとか、俺は間違っていないとか、お前みたいにはなりたくないと言った感情が、両者の間に壁を作る。壁があれば相手の存在を見ないで済む。しかし、毎日壁を見続けることになる。鶴を折ると言う行為(手紙を書くと言う行為)を通じて、わたしは、彼らが感じていた『痛み』に思いを馳せることができたのだと思う。彼らを敵としてではなく同じ人間として見ることができた時、自分の中にある冷たくて残酷な部分が氷解した。誰もが痛みを感じている。あの人たちも痛みを感じながら生きているのだと思うことができた時、自分の中にあるドス黒い部分も同時に溶け出して流れる感覚を覚えた。多分、これが愛だと思った。自分を愛せない人は他人も愛することができないと言われるが、違うと思った。他人を愛する時、同時に自分を愛している。愛は人間を自由にする。解放の名前は『赦し』だった。

 

嫌いな人のために祈りましょう。

懇意にしている飲食店が東京にある。久し振りに店主の顔を見たいと思い「今日はお店やっていますか」と尋ねたら、やっているから是非遊びに来てくれと返信をもらった。コロナの影響で飲食店は壊滅的なダメージを受けており、時短が明けた後も客足は戻らない。久し振りにお会いした店主は体重が20キロ以上も減っており、柔和な笑顔を浮かべながら「このままだと再来月くらいには店を閉めなくちゃならないな」と言った。自分も借金があって大変だと言うのに、こういうことには参加しなくちゃなと言って千円企画に参加した。そして、帰り際には手土産まで持たせようとしてくれた。御礼を告げると「いやいや全然いいんだよ、いつも坂爪くんの言葉に励まされているから御礼を言いたいのはこっちの方なんだ」と言った。それを聞いた時、ああ、俺の言葉はこういう人たちが読んでくれているのかと思った。

 

嫌いな人のために祈ったら自分の中にあるドス黒い部分が氷解をしたと話したら、店主は「自分にとって一番許せない人間は母親かな」と言った。店主は、母親との間に強い確執を抱えている。鶴を折りながら「ここに母親の名前を書けたら最高なのかもしれないけど、まずは自分。まずは自分の名前を書かせてもらいます」と言った。そして、名前の横に一言メッセージを添えた。そこには「もっと愛を!!」と書かれてあった。店主は言った。これはパッと思い浮かんだ言葉なんだけど、いろいろな意味がある。もっと愛していきたいし、もっと愛されていきたい。自分のこれまでの人生は、人のことばかりを優先してしまってあんまり自分を大事にしてこなかった。だから、これからはもっと自分を主語にして生きていきたいと思う。

 

この店は東京の一等地にある。しかし、心の優しい店主は誰でも気軽に来れるようにと値段を限りなく低く設定している。それを見て、多くの常連客たちは「もっとお金をしっかり取った方がいい」と言うが、わたしは、それは少し違うと思った。そんなことは、言われないでもわかっているのだと思う。生活の苦しさは切実で、もっとお金があったらどんなに楽になれるだろうかと思うことなんてザラだ。それでも価格設定を変えないのは、変えることができないからだ。自分が受け取ること以上に、相手に与えることを優先する精神があるからだ。だから、それを見た私たちは「もっとお金を取った方がいい」などと上から目線のアドバイスをするのではなく、自らが率先して金を差し出せばいいのだと思う。口ではなく、金を出せばいいのだと思う。金が無理なら、体を出せばいいのだと思う。口ではなく、自分の金で、自分の体で、自分の命で、生かしたいと思う人を生かし続ければいいのだと思う。昨日、わたしには一万円しかなかった。だから、その一万円を渡して帰った。

 

第三回日曜礼拝逢初庵「恋と革命」

日時・5月29日(日)10時-12時
場所・逢初庵
住所・静岡県熱海市伊豆山302
JR熱海駅より徒歩20分。バスを利用する場合、熱海駅改札を出て左手にあるバスターミナルの四番乗り場から乗り「岸谷」バス停で下車。バス停から徒歩5分程度で逢初庵に到着いたします。
参加費・ドネーション(逢初庵の維持費になります)
ドネーションは任意であり、強制ではありません。
参加方法・LINE or メールで、坂爪圭吾まで直接ご連絡ください。

タイムテーブル

10時00分 熱海駅改札前待ち合わせ(改札は一つだけになります)
10時30分 逢初庵到着。企画趣旨の説明。前半戦スタート。
11時00分 休憩
11時15分 後半戦スタート。戦とか書くと物騒だけど普通に進みます。
11時45分 締めの挨拶
12時00分 終了(終了以降は、ご自由にお過ごしください)

遠方からお越しの方など、宿泊をすることも可能です。宿泊費・食費などは一切かかりません。必要な場合はご相談ください。目指せ、森のイスキア。

連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com

ご不明な点は、お気軽にお尋ねください。

 

 

人生は続く。

 

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE http://urx2.nu/xkMu

 

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