いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

やりたいことをやるために、好きなものを好きだと言うために、僕らは生まれてきたんだ。

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三浦綾子『泉への招待』を読んでいる。ある高僧が山道を歩いていて道標を見た。その道標の指すままに歩こうとしたとき「もしかしたら、この道標は自分の姿ではないだろうか」と気づき、ぎょっとした。人々は道標の指し示すままに歩いて行って目的地に着くが、自分はこの道標のように、ただ一つところにつったって道を指し示すばかりで一歩も歩いてはいない。自分も歩み出さねばならぬ、そう、この高僧は悟ったという話であった。わたしはこの頃時々、この高僧の言葉を思い出す。

 

おおまかなスケジュール

11月8日(月)以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)

連絡先・LINE ID ibaya or Mail keigosakatsume@gmail.com

 

起きよ。光を放て。

土曜日、滋賀から東京まで会いに来てくれた女性がいた。名前をS様とする。S様は日帰りで行くと言うから「それなら私から行きましょうか?」と返信をした。だが、S様は「今回は、自分から『行く』と言うことをやりたいんです」と言った。短い時間だとしてもいいから自分から会いに行くということをやりたい、そして、坂爪さんが作った曲をウクレレで練習したからそれを聞いてほしいとS様は言った。素晴らしいと感激をした私は「それなら代々木公園に行きましょう!」と言って、原宿駅前で合流することになった。S様は、東京は人生で二回目だと言った。

 

原宿駅で合流し、明治神宮をご一緒した後に代々木公園に到着した。適当な場所を見つけて「ここでもいいですか?」と確認し、よし、それではいつでも好きなタイミングで聞かせてくださいと着席したところで、S様はガクガク震え出した。あまりにも震えるからどうしたのですかと尋ねると、S様は「こんなに緊張するとは思わなかった」と顔面を両手で覆った。あまりにも手が震えるから楽器を弾けない。「無理だ、絶対に無理」と蚊の鳴く声で囁くS様を見て、私は「いいぞ、いいぞ」と思った。震えるほど怖いことをこの人はいまからやろうとしているのだ。S様の勇気を尊敬したし、こんな瞬間に立ち会えたことを神か何かに感謝したくなった。

 

結局、S様は私に背を向ける形でウクレレを演奏した。演唱後、S様は「よし、私はやるべきことを果たしたぞ!!」と満面の笑みを浮かべた。震えるほど恐ろしいことを、恐ろしさに負けないでやり遂げた人物からは晴れやかな風が吹く。その恩恵を受けながら「俺も震えるほど怖いことをやらなくちゃな」と思った。その直後、S様の携帯電話が鳴った。電話に出たS様の顔がどんどん深刻になっていく。電話を終えたS様は言った。親からの電話で、おばあちゃんが危篤になったから今すぐ戻って来いと言われました。なのですぐに帰ろうと思います。まさかこんなことが突然起こるとは思ってなくて現実感がなくてふわふわしているのですが、今日はお会いできて本当によかったですと。一緒にいた時間は僅か一時間程度だった。

 

やりたいことをやるために、好きなものを好きだと言うために、僕らは生まれてきたんだ。

東京を離れなければならなくなったS様は残念に映るのかも知れないが、私には、とても濃厚な時間を生きている光に見えた。せっかく東京に来たからあれもやろう、これもやろう、という意味では成し遂げたものの数は少なかったかもしれない。だが、絶対にこれをやりたいと思ったことを成し遂げたS様は輝いて見えた。頭で考えているだけではなく、実際に行動に移した。震えるほど怖いことに挑み、実際に成し遂げた。自分自身、書くことや歌うことを通じて自分なりの伝道をしているつもりでいた。だが、それだけでは命のない道標と同じだと自省させられた。イエスは歩いて伝道した。聖書を書いたのはイエスの弟子だ。イエスは書かない。イエスは生きた。イエスは歩いた。自分もまた、歩み出さねばならないと思った。

 

2020年に本が出版された。今でも時折読者の方から感想をいただく。それを読む度に「俺もしっかりと生きよう」と励ましと力を貰う。伝道と言っても道具がない。だから、行く先々の本屋で自著を購買し、それを売り歩く伝道をしようと思った。本を売ることが目的ではなく、実際に人と会うことが目的だ。お金がある人は買ってくれたら嬉しいし、お金がない人も「お金がないから無理」とか思わないで連絡さえ貰えたら無料で差し上げます。現在地は東京ですが、最初にご連絡をいただいた方の場所から開始します。途中経過などはブログや各種SNSから報告します。本屋にまだ自著があるのか不安だが、なかったらないで代わりのブツを用意します。本が欲しい方はご連絡ください。本はあるからサインだけ欲しい!!もOKです。最早、内容は問いません。神に用いられるがまま、運ばれていきたいと思います。

 

『泉への招待』の中で、このようなエピソードが紹介されている。クリーニングの白洋舎を創立なさった今は亡き五十嵐健治先生が、こんなことをおっしゃっていられた。それは、先生が小樽で洗礼を受け、無一文のまま、函館の友人を頼って行かれた時のことである。ところが、頼って来いと言ってくれた友人は宛てどころにはいず、日は暮れてくる。空腹と疲労の中で先生は祈った。今夜泊まるところもないが、先生の心は楽しさに満たされていた。何が楽しかったか。それは、キリストの神は必ず祈りを肯(き)き給うと教えられたが、一体どんな方法でこの祈りを肯いて下さるかが楽しかったのだそうだ。と、うすくらがりの中で、うしろから声をかけた者がある。この人が洗濯屋で、先生はその夜、食と宿にありつき、職も与えられた。のちに三越に勤められ、十年後にクリーニングの白洋舎を創立されたのは、実にこの函館の洗濯屋に短期間でもつとめた経験によるところが大きかった、と。私自身、潤沢な資金がある訳でもないし移動中は連日宿無し状態が続く。人生の基盤を一気に失って不安定な中に飛び込んでいくことになるのだが、不安定だからこそ遭遇できる『何か』がある。五十嵐健治先生には遠く及ばないが、私も「楽しみながら祈る」「神の答えを楽しんで待つ」魂のゆとりを、育んで行きたいと思う。

 

坂爪さんこんばんは!!!夜遅くに失礼します!🌕💝
私は高校生の終わりの時に坂爪さんの出した本を買いました!!!本を読んでる時はすっごくワクワクドキドキして、言葉の一つ一つが心にとっても響きました。間間の写真もすっっっっーごく素敵でらぶちゃんです!!!
それから、元気がなくなったなって思うといつもあの本を読んで、パワーをもらってます!!
今もいろんなことが重なって不安な気持ちがあったのですが、本の最初の坂爪さんの言葉?のページを読んだだけで、あーーー!!ワクワクワクワクって感じで、自分の人生にワクワクが止まらなくなりました💝
こんな夜遅くにこの小娘は何を言ってるんだって感じなんですけど、なにが言いたいかといいますと、ありがとうございますということです!!!!
今どうしても伝えたくなったので、伝えさせていただきます💝おやすみなさい!

 

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人生は続く。

 

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE http://urx2.nu/xkMu

 

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