いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

あなたはあなたを生きなさい。

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好きな車をなんでも買ってあげるよと言われた。しばらく考えた後、要らないと答えた。乗りたい車がなかったし、維持や管理の手間を考えたら何もない方が身軽だと感じたからだ。断った日の夜、一人で街を歩きながら「貰っておけばよかったかな」と少しだけ後悔した。貰って、それを売ればそれなりのお金になったはずだ。そう考えた自分をあさましく感じたし、そういうものでは埋まらない穴のようなものを感じた。いろんな出来事が、自分のつまらなさを証明しているように思えた。

 

おおまかなスケジュール

10月29日(金)東京

以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)

 

夢。

停滞期ほど睡眠が増える。現実が退屈だから夢に刺激を求めるのだろう。毎回夢を見る。大概悪夢で、大概は不幸な結末に終わる。有名な女性の夢を見た。社会的にも成功をしている女性だ。私は彼女を見て嫉妬をする。彼女は私を励ます。元気を出して。あなたにも力はあるはずよ。私はその言葉を受け取ることができない。あなたは色々あるから元気になれるだろうが、何もない自分には元気になりようがない。そういうことを伝えると、彼女は「姉が死んだ。自殺だった」と告げた。私は絶句をする。幸せそうに見える人が必ずしも幸せだとは限らない。彼女は続けてこう言った。やりたいことをやるためには、やらされることをやるのではなく自分でやれるということに自信を持つことです。そして、打診をすることが必要なんです。そこで目が覚めた。大事なことを言われた気がして、私は慌ててメモをした。

 

今日もちゃんと生きなかったなと思いながら眠る日々が続くと胸が淀む。鬱気味の時は人と会うことを控える。誰かに元気を与える側になれる可能性を感じる時は外に出るが、誰かから元気をもらうために外に出ることを控える自分を傲慢だと思った。人に会いたいと思うが人に会うことで自分を忘れたいだけなら苦しんでいる方がマシだ、などと最もらしい理屈を見つけて洞窟の中に閉じ籠る。洞窟の中でずっと光を探している。洞窟の外に連れ出してくれる光ではなく、洞窟の中にいても感じることのできる光。長い夜が終わってくれることを願いながら、同時に終わらないでくれと思う自分がいる。朝が来ると世界の闇が照らされてしまう。夜にしか見ることができないものを朝がかき消してしまう前に、夜の光を見つけさせてくれ。

 

喜怒哀楽の喜と楽は歓迎され、怒と哀は打ち消される。世界はポジティブに満ち溢れ、否定的な感情を次々と排斥する。否定的な感情を抱えたままでは仲間に入れてもらえないから、怒りの対象を遠ざけて、哀しみをなかったことにしようとする。遠くに追いやられた感情たちが、置き去りにされたままの感情たちが、夜、煌く。星々の瞬きが痛みを通じて打診する。私はここにいる。私はここにいる。パーカッションのように煌く星々の哀しみが、私はここにいることを伝えている。愛には四つの表情がある。それが喜怒哀楽だと煌めいている。闇の外側にあるものだけが光ではない。闇を生きる姿が、闇の中に在り続けるものが光なのだと煌めいている。

 

あなたはあなたを生きなさい。

元気な時に「このまま行こう」と思うことは簡単だ。だが、元気が出ない時、それでもなお「ここまま行こう」と思うことが、自分の軸を作る。自分の輪郭を作る。自分の人生を作る。喜怒哀楽が自分を自分にする。多分、全部、そのままでいい。弱いままでいい。ダメなままでいい。不安なままでいい。調子が悪いままでいい。全部、そのままでいい。喜怒哀楽を引き受けて立つ時、胸に一つのあかりが灯る。生き方を間違うことがあったとしても、いま、生きていることに間違いはない。生きているということは、まだ、星々の哀しみが身体中を流れているということだ。

 

あなたはあなたを生きなさい。茨の道でも、石を投げられても、身ぐるみを全部剥ぎ取られても、無様でも、孤独でも、涙が出ても、あなたはあなたを生きなさい。たとえ、そのことで死んでしまうことになったとしても、一度も生きることのなかった人生よりは、ずっといい。誰かになろうとするのではなく、あなたはあなたを生きなさい。あなたの喜怒哀楽を生きなさい。あなたは、あなたを、生きなさい。

 

秋風は冷たく冬の到来を予感させる。永遠に同じ季節を生きることはできないけれど、春が来ることに終わりはない。変わり続ける時の中で、変わらない自然の摂理に触れた時「きっと、大丈夫だ」と思う自分がいる。大丈夫の中には、大丈夫じゃないこともみんな含まれている。一人で街を歩きながら「貰っておけばよかったかな」と少しだけ後悔した。そう考えた自分をあさましく感じたし、そういうものでは埋まらない穴のようなものを感じた。いろんな出来事が、自分のつまらなさを証明しているように思えた。風が吹いた。襟元を締めた。冬が始まろうとしていた。

 

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「LIVE TOGETHER」 作詞・作曲 KEIGO(波照間の馬小屋)

 

ここから僕らが飛び去る時 弾けた体が風に乗って

ここから僕らが飛び去る時 流れた涙が星になった

 

身ぐるみ全部剥ぎ取られ 掃き溜めの中捨てられても

冷え切った牢獄にぶち込まれ 暗闇の中打ち震えても

 

僕たちは 歌うことをやめないだろう

 

見えるか あの 空の向こう 輝く

僕たちが消えても 愛ならこのまま

誰一人置いて行かない LIVE TOGETHER

 

ここから僕らが飛び去る時 汚れた夜空に夢が散って

ここから僕らが飛び去る時 最後の祈りが種になった

 

指先を粉々に砕かれて 何一つもう 掴めなくても 

絶望に憧れを潰されて 何一つもう 見えなくても

 

僕たちは 歌うことをやめないだろう

 

聞こえるか まだ 海の向こう 囁く

僕たちが消えても 愛ならこのまま

誰一人置いていかない LIVE TOGETHER

 

見えるか あの 空の向こう 輝く

僕たちが消えても 愛ならこのまま

誰一人置いていかない LIVE TOGETHER

 

晴れ渡る 紺碧 舞い踊る 花弁

繰り返す 波音 闇に光る 星空

 

誰一人置いていかない LIVE TOGETHER

 

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人生は続く。

 

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE http://urx2.nu/xkMu

 

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