いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

自分のすることを愛せ。

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福岡在住の方から温泉に誘われ、明日から博多に行く。首の皮一枚。首の皮一枚で繋がっている。明日の自分が何をしているのかわからないし、来週の自分が何処にいるのかもわからない。お先真っ暗という言葉はネガティブに使われるが、ただの事実だ。明日がどうなるのかわからないのはみんな同じ。怪我をした時など「命に別状はない」という表現をするが、命は、常に時間という別状にさらされている。

 

おおまかなスケジュール

9月22日(水)福岡

以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)

 

遭難。

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久米島在住の方から車を借りることができたので、無人のビーチに足を運んだところでアクシデントが起きた。オフロードを15分程度走ったところにビーチがあるのだが、あろうことかビーチに到着した瞬間に車が壊れた。持ち主に連絡をしようとしても圏外。手元に水はない。来た道を戻るとしたら徒歩で1時間はかかる。携帯の残り電池は20%だ。さて、どうしよう。困った。無人のビーチは最高だが、こういう時に無人は困る。しっかりと終わりかけたが、こういう時は焦らないことが大事。落ち着くこと。もっと言えば「面白がること」が大事だと思ったので、よし、とりあえずどうなるかはわからないけれど来た道を歩いて戻ってみようと思った。

 

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三十度を超える炎天下を歩くと一発で汗が噴き出す。戦時中は水溜りの水を飲んでいたと聞くから、最悪の場合は濾過装置を作ろうとか思いながら歩いた。まだ圏外。嘆こうと思えばいくらでも嘆ける。こういう時は自分が小説の登場人物だと思えばいい。さて、この先どんな展開が待っているのか。そこに無理やり胸を弾ませるのだ。自分を哀れな被害者だと思うか。勇敢な冒険者だと思うか。後者になれ。歌え。大きな声を出して歌えばおばけなんか怖くない。ある程度来た道を進むと、ようやく携帯が圏内になった。持ち主の方に「エンストとも違うと思うのだが車が動かない。もしも過去にこのようなことがあったとしたら、対処法を教えてもらえると助かる」とメールをした。しかし、返信はこない。電池は残り10%。これはもうロードサービスを呼ぶしかないのかな、と諦めかけたところで携帯が鳴った。

 

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車の持ち主から「ギアをニュートラルに入れた状態でエンジンをかけてください」と言われた。そんな方法があったなんて知らなかった。私は嬉々として来た道を戻った。来た時よりも足取りは軽い。人間は、希望があれば足取りも軽くなるのだ。大事なことは隠された希望を見つけられるかどうかだ。だが、これで車が動かなかったらいよいよ万事休す。携帯も電池切れになるのでお陀仏になる。ええい、ままよ。最悪の場合は野宿をすればいい。色々な思いが錯綜する中歩き続け、駐車場に戻って来た。言われた通りのやり方を試したら、無事に車が動いた。この時はおたけびをあげた。よっしゃー。愛する皆様、何かしらの事情で車が動かなくなった時は、ギアをニュートラルに入れた状態でエンジンをかけたら動くかもしれません。

 

自分のすることを愛せ。

先週の自分は、まさか一週間後の自分が離島で軽く遭難しているだなんて思いもしなかった。一年前の自分は、一年後の自分がまさかこうなっているとは思わなかっただろう。今日という単位で見ても同じだ。今日の朝には想像することもできなかった夜を過ごしている自分を眺めがら「なんだか面白いな」と感じる瞬間は好きだ。音楽も似ている。昨日まではこの世に存在していなかった音楽が、自分という存在を通じて世界にポンと生まれる。昨日まではなかったものが、今日、確かに存在しているということは凄い。世界とは、自分の手で作り出すこともできるのだ。

 

運転手役を務めたり何かしらの案内をすると「連れて行ってくれてありがとう」と言われる。この言葉は胸に迫る。自分が常に一人で動いているからだろうか。それとも、自分にも誰かの力になれたことが嬉しいのだろうか。あるいは、自分自身も大いなる何かから連れて行ってもらっている身分だからなのだろうか。家にずっといるよりも、家を出た方が良くも悪くもアクシデントに恵まれる。アクシデントは大変だが、アクシデントこそ思い出になる。人生も同じだ。人智を超えたものに触れたければ、自分の直感に従っている場合ではない。物凄い乱暴に言えば「後先考えるな」ということなのだろうか。アクシデントの隣に神はいる。自分一人で行けるところには限界があるが、自分以外の人と行くことで遠くまで行ける。とてもじゃないけれど、自分一人では絶対に行けないようなところまで行くことができる。

 

人間には色々な欲求があるが、そのひとつに「傷つきたい」というものがあると思う。幸せになりたいとも違う。気持ちよくなりたいとも違う。どちらかと言えば、綺麗なものを見たい、美しいものに触れたい、生きていることを実感したいという感覚に近い。苦しむことは嫌なことだが、苦しむことの中に美しさがあることを、私たちは本能的に知っている。幸せになるために生まれて来た部分も当然あるが、それと同じくらい苦しむために生まれて来た部分もあると思う。生と死は真逆のものではなく、同時に存在するものだ。死にたいと思うことと生きたいと思うことは同じだ。面白いものは、恐ろしいものだ。だからこそ、危険に飛び込むことが閉じかけていた命を再び開かせる最高の起爆剤になるのだろう。生き方に正解はないのだから、生き方に間違いもない。大事なことは、自分のすることを愛することだ。

 

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「ジュリー」

 

恋に恋をした また 傷がひとつ増えた

でも明るい未来を信じるんだ ジュリー

 

一輪の花を見ろ とても綺麗ではないか

吹き荒れる雨風に 負けるな ジュリー

 

望んで 生まれた 訳じゃないけど

生きることを 望んでいない 訳ではないし

 

私の 代わりに 生きている

 

故意に恋をした コラ また いつものやつだろう

性懲りもない いい加減目を覚ますのだ ジュリー

 

みんなもがきながらも 幸せに手を伸ばすよ

完璧な人間はいない 受け入れろ ジュリー

 

遊びで 生きてる 訳じゃないけど

遊びで 生きてはいない 訳でもないし

 

ひとつの 命を 生きている

 

愛に恋をした ほら きっと また逢えるよ

奇跡は何度でも起こる さあ 顔あげろ ジュリー

 

ああ 思い出していた 君と 歩いた 道

夢中で走り出す君が 大好きだ ジュリー

 

世界は愛で出来ていると思ってたけど

どうやら世界は恋で出来ているようだ

 

あなたは もうひとりの 私です

あなたは もうひとりの 私です

 

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人生は続く。

 

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
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