いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

自分を一番否定していたのは自分だった。

f:id:ibaya:20210329074309j:plain

 

久米島を経由して那覇牧志にいる。久米島ではN様にご招待いただき、小規模なイベントが開催された。N様は、過去にネイティブアメリカンの聖地シャスタのガイドをしていた。私はネイティブアメリカンが好きだ。前に「子育てで重要なことは二つ。翼を与えることと、根っこを与えること」的な文言を読み、感銘を受けた。日本で語られる自由には翼の要素が強いが、根っこがなければ根無草になる。

 

おおまかなスケジュール

3月30日(火)那覇関西国際空港

以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)

 

 

必要なものは与えられる。

f:id:ibaya:20210329090458j:plain

 

N様は女性だがシャスタに惚れ込み、日本から毎月のようにアメリカに通った。いつしか「シャスタについての本を書きたい」と強く思うようになり、ビザで行けるギリギリの期間である三ヶ月滞在することを決めた。シャスタはレンタカーがないと行けない場所にあるため、往復航空券と滞在期間中のレンタカーを手配した時点で所持金はなくなった。これでは現地でどうすればいいのだという不安も強くあったが、それでもN様は「えいやっ!」と実際にアメリカに飛び立った。最悪、車で寝ればいい。寝袋もある。覚悟を決めてアメリカに向かったN様に奇跡は起きた。シャスタは人生を変える聖地と言われる。N様も、実際にそこで人生が変わった。

 

f:id:ibaya:20210328155134j:plain

 

シャスタに着いたがあいにくの雪で道は塞がれていた。周囲を見るとアメリカ人のカップルがいる。自分と同じルートを辿っていたのだろう。その後も何度か顔を合わせ、会話もするようになった。その日の夜、男性の方が「君はこれからどこに行くの?」と尋ねた。N様は「何も決めていない」と言うと、それなら近くに僕らの別荘があるから君も一緒にきたらいいよと言った。このままでは車で寝るしかなかったN様は誘いを喜び、一緒に別荘に行った。彼らのもてなしは温かく、このまま好きなだけいたらいいよという感じになって、結局N様はそこに一ヶ月半程度滞在することになった。そのカップルはN様から一切の食費や滞在費を取らなかった。

 

f:id:ibaya:20210329074712j:plain

 

自分にお金があれば「大丈夫です」と断ることもできた。だが、本当に自分には何もなかったからこそ受け取る練習をさせてもらえた。彼らとの時間から数々の大切な学びを得たが、とりわけ食事の時間が印象的だった。N様は厳しい家庭で育ったために、食べる時も早く食べなさいとか綺麗に食べなさいなどと叱られることが多く、常に萎縮をしていた。だが、そのカップルは料理の準備に何時間もかけ、屋外で火をおこしのんびりとした時間の中、自然と一緒に料理を楽しんだ。ああ、これが『食事を楽しむ』と言うことなのかと衝撃を受けた。生きることがそのまま生きがいになるような豊かさを目の当たりにし、これまで培ってきた価値観がゆっくり溶けるのを感じた。聖地シャスタで過ごした時間はN様に忘れられないメッセージを残した。それは「もう自分には嘘をつかなくていい」というメッセージだった。

 

 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 

A post shared by 坂爪圭吾 (@keigosakatsume)

 

自分を一番否定していたのは自分だった。

f:id:ibaya:20210329210003j:plain

 

今日は天秤座の満月で、パートナーシップや調和や美意識がテーマだと言う。ちょうど海から月が昇る時期だったので、イベント参加者全員で夜の海に行く時間が設けられた。集まった女性陣の中には「夜の海ははじめて」と言う人もいた。確かに女性にはちょっとハードルが高いのかも知れない。こういう時にイベントの力は大きい。一人では行けない場所に、みんなとなら行ける。N様の誘導による瞑想タイムが設けられた。右手に男性性を、左手に女性性をイメージしてください。そして、それを月に掲げながら重ね合わせて自分の胸の中に入れてみてください。男性性はエンジン。女性性は司令塔です。そのようなことをN様は言い、なるほど、司令塔はやはり女性性なのだなと学んだ。男性性ではなく、女性性が司令塔なのだ。

 

参加者の女性から印象的なことを言われた。自分が本当に話したいと思うことも、相手にそれを受け入れるキャパシティーがなければ全部を話すことはできない。相手の器以上の話はできないし、最初は自分の話を聞いてもらいたくて時間を作ったはずなのにいつの間にか相手の悩みを聞かされることになるケースも多いから、本当に話したいことを話すことは難しい。男の人を見ても「あ、この人には全部を出したら死ぬな」ってわかるから自分を出すことはできない。だから、自分を二人作って自分の中で循環させていくことを女性は覚えるのだけれど、どうしたって一人でやれることには限界がある。坂爪さんはそれこそシャスタみたいなもので、山の懐は大きいからちょっとやそっとぶつかったくらいではビクともしない。だから、安心して自分を出し尽くすことができるし、涙を流すこともできる。強い女性ほど「泣いてはいけない」と言われて育つから、自分の感情を出すことよりも抑えることにエネルギーを使う。女性が泣ける場所が少ないというのが問題だと思う。と。

 

自分と繋がる。自分を愛する。感情を取り戻す。五感を大事にする。しばしば耳にする言葉だが、これらは「自分の好きを取り戻す」ことだと思う。誰かの期待に応えるためでもなく、好かれるためでもなく、ちゃんとやるためでもない。ただ、自分がそれをやりたいと思った気持ちに真っ直ぐに従うこと。これができた時、たとえ周囲からの承認は皆無だとしても必ず清々しさをもたらす。怖さを覚えるものから目を逸らすのではなく、怖い感情を打ち消すでもなく、怖いなら怖いまま「えいやっ!」と飛び込む勇気。怖くてもいいから、恥ずかしくてもいいから、嫌われてもいいから、逃げ出してもいいから、そのままの自分を出す。そうすると、世界の皮が一枚剥がれ落ちる。その皮は「自分を一番否定していたのは自分だった」という皮だ。自分を否定する皮が剥がれ落ちた後の世界には、本当はこうあるべきなんてことは一つもなかった風景が、本当は何をしても大丈夫な風景が広がっている。

 

www.youtube.com

 

「かなた」 詞曲 Keigo Sakatsume 

 

悲しいことは 勝手に起こる

苦しいことは 勝手に起こる

 

楽しむことだ 楽しむことだ

わけもないぜ ハブ・フアン

 

全部をなくして はじめて気づいたよ

僕たちはいまも生きている 生きているから

 

君が行くなら 僕も進もう

道は違えど 共に歩もう

 

楽しむことが 僕らのゴールだ

そこで会おう ブラザー

 

誰かを好きになることを 好きになろう

死んでしまうほど生きてやる 生きてやるから

 

何度も 何度でも はじめよう

 

知らない街の 知らない線路

知らないひとと 懐かしい空

 

僕たちはこの空を知ってる

大丈夫さ フューチャー

 

水平線を昇る朝日が かなたまで

まぶしいくらいに生きている 生きているから

 

何度も 何度でも はじめよう

何度も 何度でも はじめよう 

 

f:id:ibaya:20210329074310j:plain

 

人生は続く。

 

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE http://urx2.nu/xkMu

 

f:id:ibaya:20210321172341j:plain

LINE ID ibaya