いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

誰一人置いていかない。全員連れて行く。

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吾輩は人間である。名前はもうない。死ぬ前に思い切り暴れたい。そんな願望の火の玉になって、残りの人生を駆け抜けたい。生きるってなんだ。生きているってどういうことだ。答えを求めると言うよりは、問いそのものを強烈に叩きつける。自分に、世界に、剥き出しの問いを殴りつける。芸術として。生命として。存在の本質は答えではなく問いにある。俺はなんだ。人生とはなんだ。生きるとはなんだ。

 

おおまかなスケジュール

3月3日(水)自著を手売りする@名古屋界隈

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愛や感謝に殺されるな。

愛や感謝に殺されるな。愛は大事だ。感謝も大事だ。だが、それだけじゃどうにもならない部分が人間にはある。正しさだけじゃ続かない。愛だけじゃ救われない。感謝だけでは保てない。身体の中で燻り続ける生命の葛藤。命に声があるとしたら、それは生きたいと叫んでいる。愛したいとも違う。感謝したいとも違う。それらをまるごとひっくるめた『生』を激しく渇望する生命の火種。耳障りの良い言葉で骨抜きにされる前に、生きたがる命の咆哮を叩きつける。牢獄の鎖を解き放ち、そのことによって肉体的な死を迎えることになっても尚、飛翔させたいと願う命。

 

愛や感謝では自分自身を補い切れない時、人間は芸術を求めた。芸術とは、芸術家だけのものではない。芸術即生命。芸術とは生命だ。芸術とは、私たち一人一人の人生だ。芸術の存在意義は、愛や感謝とは異なる。常識に揺さぶりをかけ、こうあるべきの外側に連れ出すこと。既成概念を叩き壊し、別世界に誘導するもの。精神的な自由度をエクスパンドし、見る者の心に広がりをもたらすこと。社会的に蔓延する嘘を暴き、固定化された思考形態に風穴を開け、感性に潤いを与えることだ。

 

政治家の悪口を言っている間は自分を見ないで済む。スマホを見ている限り自分を見ないで済む。酒やセックスやドラッグに溺れている間は自分を見ないで済む。暴飲暴食をしている間は自分を見ないで済む。誰かと同じ生き方をしている限り自分を見ないで済む。自分らしくありたいと叫びながら、みんなと同じでなければ安心できない心理状態が醸成され、スマホを取り上げられたら何をしたらいいのかわからなくなる程度には私たちの精神は毒されている。表面的には自由を求めておきながら、実際は「自由になったら何をしたらいいのかわからなくなる」のが大半だ。

 

誰一人置いていかない。全員連れて行く。

北アルプスで目にした山峰の数々は勇しく、雪に覆われた姿態は血を流しながらどっしりと立っている高潔な英雄のように思えた。自分を生きると言うことは、そのことによって生じる傷を引き受けて立つことだと思う。空疎な響きの言葉はもう、聞きたくもないし言いたくもない。自分を取り繕って生きたとして、後に何が残るというのだろうか。自分を殺して生きるより、自分を出して死ぬ方がずっといい。風吹かば吹け。雨降らば降れ。波風が立つならば、立て。これが俺だ。嫌うなら、嫌え。余計なものを取っ払ったときにはじめて、本当の会話がはじまるのだろう。

 

やりたいことやってそれで生きていけなくなったら、その時は死ねばいいのだ。そんなんじゃ食べていけないよと言われても、別に食べていけなくてもいいのだ。そんなんじゃ生きていけないよと言われても、別に生きていけなくてもいいのだ。そういったことの全部は、本当は全然関係のないことなのだ。やりたいことをやってそれで生きていけなくなったなら、その瞬間が自分の寿命だ。私は、ただ、本当に触れていたい。そして、生きることに真剣な人間と、同じ時間を過ごしていたい。

 

長野でお会いした女性から「坂爪さんにとって、愛を言い換えると何になりますか?」と問われた。その時、パッと頭に浮かんだワードは「共に生きる」だった。それは他者だけではなく、自分の中にある全員を引き連れて生きるという感覚を伴う。弱い自分。醜い自分。卑怯な自分。ダサい自分。ウダツの上がらない自分。不甲斐ない自分。未熟な自分。そういった捨ててしまいたい自分もまるごと全部ひっくるめて、共に生きる。誰一人置いていかない。全員連れて行く。これまで置き去りにしてきたもの、例えばこのいばや通信ももう一度はじめたいと思った。死ぬ前に思い切り暴れたい。そんな願望の火の玉になって、残りの人生を駆け抜けたい。

 

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人生は続く。

 

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
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