いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

毎日ひとつ、自分が恐れていることをやりなさい。

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70万時間テレビの一環として「おはなをあげに、いかんばなんね」という己の財力が続く限りおはなをばら撒き続ける贖罪風味の企画を敢行しています。これまで32年間生きてきて「ああ、この習慣は死ぬまで続けたいなあ」と思える習慣が108個位あるのですが、そのうちのひとつが「おはなをあげる」というもので、植物のある空間はやっぱりそれだけでいい感じになるなあということを感じています。今日(※ と書いた時点で力尽き果て、実際は昨日になります)は、これから板橋経由で東京&秋葉原&吉祥寺&国領&仙川&新宿&渋谷界隈に向かう流れで、隙さえあらば各地を回遊している坂爪圭吾をひっ捕まえて「おはなをプリーズ!」とご連絡をいただけましたら(タイミングさえ合えば!)おはなを届けにあがります。当選倍率(?)はおよそ10倍ほどと言った感じになるのですが、そしてメールの返信がすごい苦手で結果的に無視をする形になってしまう可能性もおおいにあるのですが「それでも構わないよ!全然いいよ!」という器広めの方はお気軽にご連絡ください。

 

 

この企画を見てくれた女性N様から「12年間仲が悪かった兄に(仲直りの意味も込めて)おはなを届けてほしい」という依頼が届いた。なんだかいい話風の話にも思えたけれど、丹田にグッと力を込めて「それはあなたが直接やった方がいいと思います!」とお答えした。70万時間テレビの醍醐味は『積極的に死にに行く』ことにある(と思う)。毎日ひとつ、自分が恐れていることをやりなさいという地上最強のアドバイスがこの世の中にはあるのだけれど、ほんとうに重要なことは(たとえめちゃめちゃ怖いことだとしても)第三者を介することなく自分自身の全身を賭するに限る。わたしはN様を応援する。応援するということは「成功することを祈る」とは少し違う。応援するということは「成功をしても失敗をしても大丈夫!【生きても死んでも大丈夫!】」だと、ひとつの人生を包括的に見届けることだと思っている(そして、自分も自分の人生を生き切ることだと思っている)。

 

【EVENT詳細】【70万時間テレビ特別企画】おはなをあげに、いかんばなんね。

 

喪中委員長喪主が「あなたの人生を弔う」。

70万時間テレビ開催にあたり、関係者各位に「企画内容をひとことで説明することはとても難しいのですが、ひとり1企画以上を勝手に立ち上げ、勝手に開催をして、勝手に死にに行く【有終の美を飾る】ような流れになればいいなあと思っています。そして、それを見た面々も『あいつ、逝ったな…(自分も負けてられないな…)』的な善循環が起こることを期待します」的な旨を伝えた。70万時間を年月に変換すると80年となり、これは、およそ平均的な人間の寿命と同じになる。70万時間テレビの趣旨のひとつは「いまなら死ねる!と思える瞬間に立ち会うこと」であり、やりたいと思っていたけれど諸々の事情でなかなかやれなかったことなど、そういうことを実行するための機会になればいいなあ(そして、それを見たひとも刺激を受けて触発をされていくような機会になればいい)ということを思う。

 

普通、生きているとどうしても「うまくやるためにはどうすればいいか」的な思考の罠に陥る。が、70万時間テレビを通して「生きても死んでも別に構わないのだ」的な気持ちを自分の掌に取り戻し、過去も未来も一旦全部放り出して、この瞬間に生命を注ぐ。自信があるからやるのではなく「自信はないけどやる」感覚、成功するためではなく「失敗をするためにやる」感覚、傷つかないためにやるのではなく「よし、傷ついてやろう」と突撃をする時のようなあの感覚、私は、そのようなものにある種の清々しさ【凛とした美しさ】を見る。どんなにささやかなことでも構わないから、自分史上「これをやるのはちょっと怖いなあ!でも、やりたいなあ!」と思うことをやる。頭意識でごちゃごちゃ考えるのではなく、カラダで突破する。先日、長野県でお会いした地域振興関連の方が「アイデアは要らない。必要なのは、やる奴だ」的なことを言っていて、その通りだなあと思った。やったひとの話【己の体験談】は面白いけれど、やりたいと思っているひとの話【噂話】はつまらない(と思うことがある)。

 

おはなをあげる水面下で『(子宮委員長はるちゃんに対抗をしない形で)喪中委員長喪主』なる動きも進めている。喪中委員長喪主とは「あなたの人生を弔う」ための活動(?)で、ああ、このひとは慰めるよりも励ますよりも勇気付けることよりも話を聞くことよりも「一回弔う」ことのほうが有効だなあと感じた時に、わたしの中で芽生える人格のひとつという設定で、まったくうまく言葉にできないけれど「敵を弔い、己を弔えば、70万時間危うからず」的な営みになる。昨今のスピリチュアル界隈やカウンセリング界隈や自己啓発系の流行で「癒され過ぎて腐っている」ひとは多い(ような印象を受ける)。喪中委員長喪主は別ベクトルから攻める。古い自分を一回殺して、新しい自分になって生まれ変わる。慰められることも気持ちいいし、励まされることも気持ちいいけれど、同じように「一回スパッと斬られる」ことの中にも清々しさはあると思う。自分で書いていても何が言いたいのかわからないけれど、根本的に「喪中委員長喪主って言いたかっただけ」なのだと思う。

 

【過去記事】まずは自分を救え。 - いばや通信

 

わたり文庫『ゴサインタン

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今回の「わたり文庫無料郵送の一冊」は、篠田節子ゴサインタン』です。こちらの本は、2年ほど前に熱海の家に遊びに来てくれた女性から「素晴らしい小説なので是非!」とお譲りいただいた最高の一冊です。内容を超絶乱暴にまとめると「捨てな祭(さい)」ということで、宗教家的な女性はあらゆる悩み相談に対して一言「捨てなさい」とだけ答えます。あらゆる問題を解決する万能のアンサーだなあと思うのですが、道に迷った時は『捨てる』こと、職場や学校や人間関係に疲れた時は『捨てる』こと、捨てることで逆に開く命があるのだということを示唆してくれる、素敵な素敵な一冊になります(説明が雑でごめんなさい!)。ご希望される方は何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。御当選(?)された方には70万時間以内に折り返しご連絡をいたします。

 

※※※ こちらの本は、神奈川県にわたりました ※※※

 

豪農の跡取り、柚木輝和はネパール人のカルバナと結婚したが、両親が相次いで死に、妻の奇異な行動で全財産を失う。怒り、悲しみ、恐れ、絶望…揺れ動き、さまよいながら、失踪した妻を探して辿り着いた場所は神の山ゴサインタンの麓だった。現代人の根源にある、魂の再生を力強く描く第10回山本周五郎賞受賞作。

 

篠田節子ゴサインタン』【文春文庫】

 

毎日ひとつ、自分が恐れていることをやりなさい。

家のない生活をしていた頃、なによりも辛かったことは「横になれない」ことだった。疲れ過ぎている時は「棺桶でもいいから横になりたい」と思うことが頻繁にあり、逆に言えば「男にとっては家なんて横になれれば充分で、もしかしたら棺桶サイズでも充分なのかもしれない」とも思っていた。棺桶で眠るというのはなんだかとっても示唆的で、寝る度に死に、目覚める度に生まれ変わる的な雰囲気を醸し出すことができそうな気がする。そういう話を、昨日、SCRAMBLE HOUSE TOKYO【ごちゃまぜの家】で行ったツイキャス配信でRちゃん(17歳の家出中男子)と話をした。家賃にお金をかけすぎると自由度は下がる(嫌な仕事もやめることができなくなる)。が、適当な家【寝床】を自作してそこに暮らせば、生きるために必要な金額は格段に下がる。仮に、17歳のRちゃんが折り畳み式のモバイル棺桶を自作して各地を遍歴し、出会った人々の風呂やトイレを使わせていただく日々を過ごした暁には、なにかこう「(普通だったら生まれない人間関係などを通じて)絵的に面白いものが撮れそうな気がする」ということを思った。

 

【音声配信】Recoded Radio まずは自分を救え。 - いばや #396081085 - TwitCasting

 

2017年の常識としては、まだ、親元を離れることはイコール「アパートを借りてひとり暮らしをする」とか「親戚の家にお世話になる」とか「就労先に住み込みで働く」などの手段が一般的になるのだと思う。が、これからは「親元を離れると同時にモバイルハウスを自作し、各地を遍歴しながら暮らし始める」的な若者は増えるような気がする。ひとり暮らしをするには親の仕送りを充てにする必要も出てくるが、そうなると「家族間の癒着を断ち切り難くなる」的な面倒臭さもある。そういう話をツイキャスでしたら、視聴者の方が「資材の面で協力できるかもしれません」という神様過ぎるコメントをくれた。これを聞いた我々は「貰い物だけで家を建てることはできないだろうか」と思い立ち、徐々に出来上がるモバイルハウス【モバイル棺桶?】の試作に取り組むことになった(もしも貰い物だけでそれなりにポップな家が作れるということがわかれば、Rちゃん的家出志願系男女も気軽に家出をしやすくなるような気がする)。

 

70万時間テレビの総合プロデューサー☆Pさんが、先日、70万時間テレビのオープニングソングなるものを作成した。歌詞を見た瞬間に「あほだなー!」とものすごい嬉しくなって、総合的に「全部ギャグなんだな」ということを思った。わたしは、多分、生きているということはコントみたいなものだと思っている(節がある)。家があるとかないとか、金があるとかないとか、仕事があるとかないとか、家族がいるとかいないとか、責任があるとかないだとか、そういうことは「実際はどうでもいい」ことなのだと思う。ただ、それらを(おままごと的な)おもちゃにして、笑ってみたりだとか、泣いてみたりだとか、怒ってみたりだとか、悲しんでみたりだとかをすることが好きな生き物が『人間』なのだと思う。社会的な役割なんていうものは実はただの幻想で、実際は「一匹の動物」に過ぎない我々ヒューマン。生きることで蓄積された執着やしがらみの薄皮を一枚一枚剥ぎ取るように、多分、今日も「恐れていることをやりなさい」という言葉を糧にするのだと思う。

 

 

 ◯70万時間テレビ2017オープニングソング

【TPD48 1st Albam / 700000HELP!!!!!!!】

 

助けて!
まずは自分を助けて!
自分を救える自分になろう!
助けて!
まずは自分を助けて!
ひまわり笑顔で君に会いたい!

どこからともなくはじまった
ぼくの70万時間が進んでる
残りの時間で何をしよう?

 

“誰かのために”と頑張りすぎて
うまくいかない時は誰かのせいにしてた

 

やる気が出たからやるんじゃなくて
やってみるからやる気が出るんだと
海のお兄さんが言っていた

 

あれもやりたい これもやりたい?
イデアばかり出すのはもうやめて
頭だけの自分には飽き飽きしてたね
そうだ 靴選びなんていいから
走りだすことからはじめよう

 

だから

 

助けて!
まずは自分を助けて!
自分を救える自分になろう!
助けて!
まずは自分を助けて!
ぼくの一番のファンになろう!

勝手に地球(ここ)からはじまった
きみの70万時間が進んでる
残りの時間をどう過ごす?

 

ホントは嫌なことだと思っていて
それを受ける自分すら嫌になってきてる

 

止まってもいいんだよ
だって心臓だけは動いてるから
何もしていないなんて嘘なんだ

 

ネガティブ好きな大人の噂
他人の失敗 蜜より甘い?
ポジティブ好きな若者増えた
永遠の幸せ それ造られた願い?
やっぱり波がある人生が楽しいよね

 

溺れたら

 

助けて!
まずは自分を助けて!
自分を救える自分になろう!
助けて!
まずは自分を助けて!
魂使い切って死にたいね!

 

逝ってみよう

 

助けて!
まずは自分を助けて!
自分を救える自分になろう!
助けて!
まずは自分を助けて!

 

助けて!
まずは自分を助けて!
自分を救える自分になろう!
助けて!
まずは自分を助けて!

 

自分を助けたら
誰かも一緒に助かった!

 

※TPD48の皆さんは辛くなったときなどにこの歌詞でThe Beatles の名曲「HELP!」ふうに歌ってみてください & 引き続きどこかでご奉仕させていただいた様子を下のコメント欄に写真や動画などを貼って70万回目指してください(今こそメンバー全員の力を合わせるとき!!!!!)

 

こどもに喰われたおとなたち。。

 

人生は続く。

 

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE http://urx2.nu/xkMu

 

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