いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

人生は短いから、不幸でいる暇なんてない。

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眠気が凄すぎて代々木公園で眠る。人混みは苦手だから代々木八幡側から公園にはいると、代々木公園の中に森があることを発見する。緑が綺麗で、適当な場所でダイレクトに横になると「自然に包まれている…」的な多幸感が湧き上がる。森で暮らそう。東京でごちゃまぜの家をやる時は、代々木公園の近くなんて最高だなとか妄想をする。前は「品川界隈が理想です!」とか「谷根千って最高ですね!」とか思っていたけれど、いま、あらゆる場所がごちゃまぜの家の候補地であるような気がしていて、街中を散歩しているだけでも「ここでごちゃまぜの家をやるとしたら、どのようなスタイルが面白いだろうか」などと妄想を広げている。

 

 

最近、いろいろなことがありすぎて「これは自分のためだけに生きていたら死ぬ!」という結論に至りまして、希望者の方に無料でおはなを配る「おはなをあげに、いかんばなんね」という企画を急遽立ち上げました。これはもう完全に『自分の中でバランスを取っている系』の営みになるのですが、呼ばれた場所には何処にでも行くというスタンスでやっておりまして、来週からは大阪府岡山県秋田県などに足を運ぶ予定になっております。近隣の方でおはなをご希望される方は、是非、どなたでもお気軽にご連絡をいただけましたら幸いです【メールの返信が苦手すぎるために、可能でありましたら『LINE』からご連絡をいただけると助かります!!】。

 

【イベント詳細】おはなをあげに、いかんばなんね。

 

『血が通っている』感覚。

クラウドファンディングの御返しを「誠心誠意を込めて御礼のお電話をさせていただきます!」と設定をした過去の自分の頭を撫でまくりたいほどに、「御礼の電話が楽しすぎる!」というよろこびに満ち溢れている。先日、シンガポール在住の女性M様とLINEで通話をした。現地の暮らしの話などを伺いながら「おすすめスポットを連れ回したいので、いつでも遊びに来てくださいね!」なんて言っていただけた日には、即座に航空券の手配をして出国をしたい気持ちに駆られた。海外の話を聞くのは楽しいし、新鮮な刺激をもらえる。なかでも、最近「タクシーの代わりに台頭して来ている『UBER【ウーバー】』というシステム」の話が面白かった。

 

シンガポールタクシードライバーは運転が荒く、日本と比べれば料金は格段に安いけれど「できることなら使いたくないな」という気持ちが現地のひとにはある。そこで、いま、代わりに活躍をしているものが『UBER』と呼ばれているサービスで、乱暴にまとめると「一般のひとでも自家用車をタクシーみたいにすることができる」というシステムになる。M様曰く「シンガポールではシェアエコノミーが発達していて、たとえばUBERなども『(一般のひとの車に乗る訳だから)まるでプライベートを覗き見させてもらっている』ような感覚がなんだか楽しかったりもします。相手がプロだとこっちもかしこまっちゃうけれど、相手も同じ一般人だからこそ会話も砕けて盛り上がる時もあって、もしかしたら、これからは『プロフェッショナルではないひとに仕事をお願いする』ことが面白いとされる時代になるのかな、なんて思いました」とのこと。この洞察を聞いた時、わたしは「鋭い!!!!!!」と勝手に感動をしてしまいました。

 

日本でも、多分、これから『シェアエコノミー』と呼ばれているものは急速に発達をしていくのだと思う。時代的な背景もあるとは思うけれど、いま、多くの人は「これ以上別に物が欲しい的な欲求はない」と思う。いままでは「ものがあれば幸せになれる」的な価値観の中で生きて来たけれど、これだけものが揃っている現代社会(それでいてあまり幸せを感じることができていないひとが多いように見受けられる中)、次の『しあわせの物差し』になるものは、多分、コミュニケーションと呼ばれているものだと思う。自分は周囲のひととコミュニケーションを取れているという感覚【ひととの繋がり】がある限り、多分、ひとは死なない。逆に言えば「ひととコミュニケーションを取れているという実感がない」という感覚【ひととの繋がりの欠如】は、さみしさを生み、孤独を生み、世界から切り離されているかのような痛みを生み、最悪の場合は精神的な疾患をもたらせることになったりもする。

 

お金よりもコミュニケーション!

最近のテーマは「お金よりもコミュニケーション!」であり、お金で解決できないこともコミュニケーションを重ねることで解決できることはたくさんあるような気がしている【過去に、賃貸物件の大家さんに直接連絡をして(土下座をして)敷金と礼金を無料にしてもらったことがある】。トークイベントなどに出演をした時、稀に「坂爪さんにとってお金とはどのようなものですか」と聞いてくださる方と出会う。わたしは、開口一番「あったら便利なものだと思います!」的な返事をする。そして、もう少し時間に余裕があった時などは「ちょっと小難しい言い方になるけれど、お金って『コミュニケーションコストを0にしたもの』なんじゃないのかなと思います」などと答えることもある。

 

誤解を恐れずに言うと、いま、多くのひとが抱いている欲求とは「コミュニケーション欲求【ひととコミュニケーションをとりたいと思う気持ち】」なのではないだろうか、と思うことがある。金がないとか仕事がないとかやりたいことが見つからないとか、家族関係がうまくいっていないとか恋人とセックスレスだとか、多分、あらゆる問題の根底には「ひととコミュニケーションが取れていない(そして、その話をできる相手がなかなか見つからない)」からなのではないだろうか、と思うことがある。自分の悩みを解決するために、お金は一見すると非常に便利だ。金があれば、誰にも頼ることなく、自分の力だけで生きていくことができる。好きなホテルに泊まれるし、いくらでもうまい飯は食える。しかし、ひととの繋がりを金で買うことはできない。ひととコミュニケーションをとりたいという欲求は、金では解決できないばかりか【金とはコミュニケーションコストを0にしたものであるものだとすれば】金を求めれば求めるほどに、ひととの繋がりは薄れていくものでもある(ような気がしている)。

 

そこで!わたしが提案したいと思うことは「ちょっとだけお金を払うことをやめて、お金を使わずに目の前の問題を解決するにはどうすればいいか」を考えてみるのはどうだろうか、ということです。わたしは、このアイデア菊名横浜市港北区】の家で試してみたいと思います。普通、新しい何かをはじめるときは「ある程度設備が整ってから開始をする」ものだと思うけれど、菊名の家は、何も準備が整っていない状態から「ごちゃまぜの家のはじまりです!【あとは『やりながら考える』のスタンスで行きます!】」という感じで、いきなりはじめてしまいたいと思う。多分、何も問題がなければあと10日後位には、実際に菊名の家で『ごちゃまぜの家』の家の活動ははじまる。時が来たら住所なども公開をするので、どなたでも、興味のある方はお気軽に遊びにいらしてください【あわよくば、空間づくりなども一緒にやっていけたら幸いです!!】。

 

【過去記事】好きなように生きなさい。 - いばや通信

 

『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』

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今回の「わたり文庫無料郵送の一冊」は、二村ヒトシ著作『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか」【文庫ぎんが堂】です。こちらの本は、ブログ読者の方から「わたしは、この本をバイブルがわりにパニック障害寛解後から1年半掛かって、自分の問題と父親との問題を解決しました。それ以来、数十年見続けていた悪夢(病気の最中がいちばん酷かった)からも解放されたんです。・・・わたしのやり方が万人に通じるかはわかりませんが、もしかしたら、親子関係に苦しむ人の助けになる可能性があるのかも。その本とわたしの経験を坂爪さんに授けさせていただけたらと思っています」というお言葉と共に、わたり文庫に託された一冊になります。ご希望される方は何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。ご希望される方は何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。  

 

※※※ こちらの本は、東京都にわたりました ※※※

 

「このやさしさ!男なのにどうしてここまで知ってるんだっ!」上野千鶴子氏。「読んでびっくり!直球で家族をえぐる本当に怖い本です」信田さよ子氏。「恋愛じゃなくて条件、それが婚活だと思ってない?惚れなきゃ結婚もできないよ」白河桃子氏。《女性の生き方》問題の第一人者たちも絶賛した元本を大幅増補・改題し文庫化!「心の穴」と「自己受容」をキーワードに、なぜ楽しいはずの恋愛が苦しくなるのか、の秘密に迫ります。

 

二村ヒトシ著作『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』【文庫ぎんが堂】

 

【参考HP】わたり食堂・わたり文庫

 

人生は短いから、不幸でいる暇なんてない。

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眠気が凄すぎて「映画館で寝よう…」と思って有楽町の角川シネマに立ち寄る。ターシャ・テゥーダーさんという素晴らしすぎる90歳のおばあちゃんの映画『静かな水の物語』をやっていたので、それを見ながらうたた寝をする。中盤、わたしが眠りから覚めた瞬間にスクリーンの中で「人生は短いから、不幸でいる暇なんてないのよ」的な発言をターシャおばあちゃんがしていた。わたしは、ああ、この言葉が聞けただけでもこの映画を選んだ甲斐はあったなあなどと感慨に耽りながら、もう一回寝た。ターシャおばあちゃんの顔が、90歳を超えたおばあちゃんなのに、まるで5歳の少女のように可憐だった。人間はこんな風に年齢を重ねることができるのだと思わせてくれるひとの存在は、端的に、宝だ。わたしは「いいものを見たなあ」と思いながらガラガラの映画館で干し芋を食べては眠る行為を繰り返していた。

 

わたしは花が好きだ。花が好きだから「おはなをあげに、いかんばなんね」という企画を自主的に開催したりする。そこに深い意味はない。わたしが好きだと思う花を、同じように好きだと思ってくれるひとと「好きだと思う気持ち」を共有することができたなら、それだけでもう「最高だな!」と思っている。人生は短い。自分が嫌だなと思うものにエネルギーを削がれながら生きることよりも、わたしは、自分のこころが「いいな!」「好きだな!」「最高だな!」と思えるものに、生命を注ぎ込んでいきたいと思う。ターシャおばあちゃんは「わたしは生まれてからこの日まで、ずっと幸せだった。まるで天国を生きているみたいにね」的な発言をしている。ターシャおばあちゃんの瞳の輝きが半端なくて、わたしは「最高だな!」と思う。

 

天国を求めることよりも、いま、自分がいる場所のど真ん中に「天国を見出すことができる」自分でありたいと思う。新緑の季節を迎え、木々がこれでもかと言うほどに青々と輝いている。太陽は昇り、砂浜を、海面を、ひとびとの笑顔を宝石のように照らしている。 公園の中ではこどもたちが走り回り、大人たちも一緒になって、ごはんを食べたりボールを投げたり大きなシャボン玉を飛ばしている。爽やかな風が吹き抜けている。噴水から水が流れている。軽快な音楽が流れている。穏やかな時間が流れている。身体の中には、いま、この瞬間もあたたかな血が流れている。生きているというただそれだけのこと、ただそれだけのことをはっきりと実感することができた時に、ああ、他には何も要らないのだなという気持ちになる。自分が自分であるということは、自分は自分のままで「流れていくこと」ということなのだと思う。

 

 

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代々木公園の森。。。

 

人生は続く。

 

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