いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

日本って素晴らしい国だぜ。

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クラウドファンディングの企画は無事に終焉を迎えまして、なんと、総額4,873,568円もの支援金額が集まりましてアゴが外れました。 ご支援いただいたみなさま(ご支援をしてみたいと思ってくれたみなさま)、こころの底からありがとうございます!!小生、GWを含めた五月の予定はガラガラになりますので、時間の許す限り御礼の電話をしまくったりおはなを届けまくったりしていきたいと思っております。そして、御礼の電話をしたから「はい、おしまい!」なんてことになるのはなんだか嫌で、このような機会を通じて出会えたみなさまとのご縁が「続いていくものであればいいなあ」ということを、如実に感じております。

 

 

今回のブログ記事では、ごちゃまぜの家でやりたいと思っていること【支援金の使われ方】について、現状思っていることを書き綴りたいと思います。前回の記事で書き忘れたことがあるのですが、五月中にははじまるであろう「GOCHAMAZE@菊名」の古民家には、古いピアノと車一台分の駐車場のスペースがあります。そのため、久しぶりにピアノを弾きたいなあって思われた方が気軽に足を運べるようになったらいいなとか、小さな定期演奏会とかもやれたらいいな(音楽が好きだけど音楽から離れていたひとがもう一度音楽に戻れる機会になればいいな)とか、駐車スペースには「誰でも自由に使えるみんなの車(ガソリン代だけは負担を願うかもしれません!)」なんてものがあったら素敵だなとか、そういうことを感じております【数年前、福島県在住の方から「ポルシェを使いませんか?」というご連絡をいただいた記憶が蘇りました。ごちゃまぜの家で「ポルシェアリング!」とか言えたら楽しくなりそうだとか思っちゃったのですが、こんなことを言っていると罰が当たってしまいそうですね!!】。

 

【過去記事】【いばや会議】「センスのある損」の尋常ならざる実例。ー 死ぬまで騙されていたい嘘をつくこと。 - いばや通信

 

わんにゃんランドの建国。

いまから数週間前、20名程度の団体で「大阪の家にあるごちゃまぜの家の候補物件を見に行く」という出来事がありました。結果的に、いますぐにこちらの家を使わせていただけるという流れにはならなかったのですが、この物件を一緒に内覧に行った30代の女性の方が、こんな素敵なことを言っていました【これからは、出会う方々に「お金が無限にあったらやってみたいことってありますか??」と尋ねていきたいなあって思いました!!】。

 

もしも自由に使えるお金が無限にあるとしたら、わたしだったら、いつか『わんにゃんランドをやりたい』なあって思います。ペットショップとかで動物が売られているっていうこととか、保健所とかで殺処分をされている動物がたくさんいるっていうのはやっぱりちょっとおかしい気がする(実際にペットショップがない国もある)と思うので、保健所やペットショップの犬や猫を全部わたしが引き取っちゃって、里親が見つかるまで自分が面倒を見るなんてことができたらいいなあって思っています!!

 

わたしは、これを聞いた時に「ブラボー!あなたは天才だ!なんて素晴らしい夢なんでしょう!」みたいな気持ちになりました。また、その時同席をしていた別の女性は「わたしは多肉植物が大好きなので、いつの日かビニールハウスの中で大量の多肉植物を育てて見たりしたいです」ということをおっしゃっていたので、あれ、これはもしかしたら『ごちゃまぜの家』で一緒にやったら面白くなるんじゃないだろうか、そこに行けば「たくさんの動植物と戯れることができる」というのはそれだけで最高の家になり得るのではないだろうか、などとわたしは安易に感じてしまいました。家も、動物も、植物も、たったひとりで世話をしようとするといろいろと大変なこともあるとは思うけれど、ごちゃまぜの家のように「ひとの出入りがある場所」ならば、そこにいるひとたちが代わる代わる面倒を見ることができたらいけるかもしれない、なんていうことを感じました【これから増殖をしていくであろうごちゃまぜの家は、まったく同じものが各地にできるのではなくて「(その場所に適した)いろいろな在り方」があってもいいのだろうなと思いました】。

 

【過去記事】罵倒されても大丈夫。ひとを罵倒するひとよりも、面白い目に遭えている自信はある。 - いばや通信

 

鉄砲玉48の結成。

鉄砲玉48【てっぽうだまふぉーてぃーえいと】とは、非常に乱暴にまとめると「お金はないけど時間と体力はある若い男女をかき集めて、もろもろのご依頼に『無償で奉仕をし続けまくる(カラダを張ってお応えしていく)』広い意味での便利屋集団」みたいなイメージです。たとえば、子育て中のお母さんなど、誰かの力を借りたい場面などは頻繁にあるように思います。そんな時に、あ、そうだわ、鉄砲玉48のひとたちにこどもの世話とか家の手伝いを依頼しちゃえばいいんだ!みたいな感じで、誰にでも自由に気軽に使ってもらえたらいいのかななんていうことを思います【そうすることで、鉄砲玉48の若手メンバーも『普段だったら出会わないひとたち』との広範囲なつながりが生まれ、結果的に生きるネットワークが広がるのではないだろうかと睨んでいます!!】。

 

家のない生活をしていた頃、ああ、金も家も仕事もなくても「ひととのつながり【そして、少しばかりの勇気!】」があればひとは死なないのだなあということを実感しました。逆に言えば、ひととのつながりが断たれてしまうと、途端に、死の淵に立たされてしまったかのような不安や恐怖心は芽生えてしまうものだと思います。先日、ごちゃまぜの家の企画を支援してくださった方が、「最悪、ごちゃまぜの家に行けばなんとかなるのだという安心感があれば、もうちょっと大胆に生きられそうな気がします」という言葉を与えてくれました。ああ、ほんとうにそうだなあと感じたわたしは、「最悪、ここに行けばなんとかなる」と思える場所や空間や謎の団体(?)を、少しずつ増やすことに貢献をできたらいいなあ(何よりも自分自身が楽しい!)と思いました。

 

わたしは『たけし軍団』のコンセプト(?)が大好きなのですが、その中でも、とりわけ「たけし軍団には野球に強いひとが多く、毎日のように草野球をやっていたら、結果的に阪神タイガースの二軍選手たちに勝つレベルにまで上達をした」というエピソードが大好きです。もちろん、阪神の選手も手加減をしていた試合だとは思うのですが、なんというか「遊びながらやっていたことが、いつの間にかプロレベルにまで上達をしてしまった!」というのは最高の流れだなと思います。かの有名な映画監督・宮崎駿さんは「若いこと、貧乏であること、無名であることは、創造的な仕事をする三つの条件だ、と言ったのは毛沢東です」と頻繁に口にしていたのだそうです。鉄砲玉48には、そういう「【どのような展開を見せるかわからない】エンターテイメント性」のようなものも同時に帯びているような気がしていて、やっているほうも楽しいし、見ているほうも楽しい、そういう謎の団体(?)を結成できたらいいなあなんていうことを思っています。

 

家をもらうまで帰れま10。

わたしの友達に、嘉向徹さん(26歳)と保科亮太さん(28歳)という男性がいます。彼らは「チームゼロ」というユニットを結成していて、基本的にあらゆる依頼に無料で奉仕をし続けるという活動を数年間行なっていました【結果的に、その活動を見ていたひとが「君たちは素晴らしい!」ということになり、新潟県佐渡島に誰でも自由に使える家を与えてくれました】。ふと、わたしは「たとえば彼らに100万円を渡して、このお金で『タイのバンコクに誰でも自由に使える家をつくってきてください』みたいな感じで丸投げをしたらどうなるのだろう(且つ、その模様をテレビ番組みたいに配信をしたらどうなるのだろう)」と思いました。タイトルは『家をもらうまで帰れま10(仮)』みたいなイメージで、チームゼロのふたりにはとにかくカラダを張りまくっていただく。視聴者の方々には、その姿を見て楽しんでいただき、結果的に家が手に入ったあかつきにはみんなで一緒に遊びに行く。このような考え方は、みなさまの目にはどのように映るでしょうか??

 

2017年4月7日に32歳を迎えたわたしは、すでに老害であると言っても過言ではありません(過言か!)。これからは「自分を生かそうとするのではなく、若い世代を生かすために生きなければならない!」という思いに(ほんのちょっと【ティースプーン一杯程度】だけ)駆られています。というのはライトなジョークで、単純に「若い衆が死に物狂いで何かを手に入れようと悪戦苦闘をしている姿を見ていることは、見ているこちらにも『生きていればどうにかなるのだな!』という生きる勇気と笑いを与えてくれるものになるのではないだろうか」という温かな予感があります。彼らが頑張ってくれることで、それを見ているひとにも「いつでも自由に使える場所が世界各地に増えていく」というのは、たん面白いんじゃないのかなあなんて思うのですがどうなのでしょうか。

 

ここまで書きながら「ああ、俺は、家を増やしたいのではなくて『ひととのつながり』を増やしたいと思っているのだな。自分だけが自由に使える『所有』を増やしたいのではなく、誰もが自由に使える『共有』を増やしたいと思っているのだな。真面目に生きることだけではなく、『笑い』や『魔法みたいな奇跡』や『大胆な生き方』という要素のなかにも、同じくらい生きていることの輝きを覚えるタイプの人間なんだな」ということを思いました。過去記事で「人生とは、自分を楽しませることである」というものを書きました、自分が楽しませたいと思っているのは、他の誰でもない『自分自身である』ということ。そして、自分を楽しませることによって、その楽しさが周囲にも伝染をしていくような、そういう生き方をしていきたいと思っているのだなと、そういうことを思いました。

 

【過去記事】人生とは、自分を楽しませることである。 - いばや通信

 

日本って素晴らしい国だぜ。

わたしはお風呂が大好きで、隙があれば温泉や銭湯に突撃をするのですが、稀にサウナなどにテレビが置いてある場所があります。普段、まったくテレビを見ない(家にテレビがない)ために、久しぶりにニュース番組とかを見ると「不幸のオンパレードじゃないか!」という気持ちになって気分が滅入ります。朝から事件の話ばかり聞かされたら、最高の一日をスタートできる訳がないじゃないか!ごるぁ!みたいな気持ちになることもあるのですが、実は、テレビや新聞が「問題だ!問題だ!」と騒いでいるほど、日本という国は物騒なものではないと思います。事実、わたしのような「ごちゃまぜの家をつくりたい!」という抽象的極まりない思いにでさえ、これだけの方々が支援をしてくださるという現実があります。いま、わたしは、声高に「日本って素晴らしい国だぜ(優しいひとはたくさんいる!)」ということを、 主張してみたい気持ちになりました。

 

 

数年前から「いばや」という団体をやっているのですが、わたしは、いばやのメンバーを愛しています。彼らは一様に(お金はないけど謎に)元気で、生命力にあふれ、無理のない自然的な明るさがあり(テンションが高すぎるひとは実はあまり得意じゃないのだけど、テンションは普通だけど健やかに明るいひとは大好きです)、単純に「一緒にいるだけで元気になる」ところが大好きです。人生を楽しむコツは「何をやるのかということの100倍以上、誰とやるかに集中砲火をすること」だと思っているのですが、一緒にやる相手さえ間違えなければ、何をやっても「どうしたって面白いものになる」ような気がしています。

 

 

先日、菊名の家の大家さんとお話をさせていただいた際に、大家さんが「あなたたちの活動を通じて、それに触れた方々が『世界って捨てたもんじゃないんだな』って、そういう気持ちになることのできるような活動になってくれたら嬉しいです」という言葉を投げかけてくれました。わたしは、そういった部分は得意分野であるような気がするので「任せてください!」と、調子に乗りそうになる自分を抑えながら静かに答えました。その後、クラウドファンディングは無事に終焉を迎え、支援者の方から一通の素敵なメールが届きました。そのメールがあまりにも素敵な内容だったので、最後に共有をさせていただきます。みなさまにとって、今日という日が素敵な一日になりますように!!はぶあぐっどでい!!

 

 

坂爪さん、ハワイからお帰りなさい。


坂爪さんのブログを読んでいたりして、好きな詩が思い浮かんだので、プレゼントさせてください♪


ドイツ人アーティストのヨーゼフ・ボイスって人の詩で、私は彼には詳しくなく、詩心もありませんが、この詩をある時偶然見て、わ、いいな、と思いました。


和訳があるのかわからないので自分で訳してみましたので、稚拙な文体になってるかもですが(笑)

 

「身を任せよう」

 

蛇を観察しよう、とんでもない庭を作ろう
危険な人をお茶に招こう
「yes」を意味する小さな印を作って
家中に置こう
自由と不安定の友達になろう
夢を持つことを喜ぼう
映画を見て泣こう、月夜の下でブランコに乗って
思いっきり高く漕ごう
いろいろな気分に寄り添ってみよう
責任を持つことを拒否し、
愛情からそれをしよう
魔法を信じよう、たくさん笑おう
月光の下で泳ごう
ワイルドな、想像力豊かな夢をみよう
壁に絵を描こう
毎日読書しよう
魔法をかけられていると想像してみよう
子供たちとくすくす笑おう、老人の話に耳を傾けよう
全ての物で遊ぼう、自分の中に子供を持ち続けよう
君は無邪気だ、毛布でお城を作ろう
びしょぬれになろう、木に抱きつこう
ラブレターを書こう

 

https://www.instagram.com/p/BTe0qrOjCVv/

あたやけ。。。(熱海の朝焼け)

 

人生は続く。

 

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