いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

人生を楽しむコツは、どれだけバカなことを考えられるかなんだ。

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小生、坂爪圭吾は自分自身をフリー素材として開放をしてみなさまに自由に使っていただく「わたり人間」なるものを敢行しているのですが、先日、栃木県那須郡在住の女性N様から「坂爪さんにファスティング【リゾート断食】を体験していただきたいです!」という神的なご連絡をいただきまして、いま、那須塩原にあるアイランドホテル&リゾート那須の501号室におります。あろうことか3泊4日のプログラムに無料で(!)御招待をしていただいたのですが、部屋があまりにも豪華すぎて「これはとんでもないところに来てしまったぜ!」感が尋常ではありません。4月1日の昼頃まではホテルに缶詰状態になっておりますので、お近くにお住いの方はお気軽に遊びにいらしてください(来客の方であればラウンジや部屋で話をすることも可能とのこと!)。

 

【追記】おかげさまで満員(?)になりました!

 

昨日はびっくりする出来事が連続をしました。一緒にマウイ島に行きませんかと声をかけてくださる方の登場や、中米のベリーズという国で旅行会社を経営していらっしゃる方から「もしよかったらベリーズに来ませんか?」などと声をかけていただく、など、自分でも予期していなかった出来事が連続する(ベリーズって何処なの!と、その後速攻で調べました)この人生はいったいなんなのだろうかと思うことは多いです。昨夜、ホテルの自室から「ごちゃまぜの家の作り方」をテーマにツイキャスラジオ配信を行いました。乱暴にまとめると、クラウドファンディングを通じて誰でも自由に使える家をつくりたい(というのは良い子の仮面で、自分が自由に使える家が欲しい)というお話になります。その詳細は下記のリンク先よりご視聴いただけますので、是非、通勤途中の車内や料理の最中などお手隙の際に聞いてみていただけたら嬉しいです。

 

【ラジオ配信】ごちゃまぜの家の作り方 - TwitCasting 

※ 坂爪に問題発言があったようなので、現在は聞けません!(誠に申し訳ありませんでした!)

 

ごちゃまぜの家の作り方。 

ごちゃまぜの家とは、自分でもあまりよくわかっていないのですが「誰でも自由に使うことができて、宿泊も無料、食事も無料、365日炊き出しが行われているような状態で、時には託児所的な役割も果たす」ようなイメージがあります。無料でどうやって維持をするのだというツッコミもあるとは思いますが、それは「この家はあったほうがいいと思ったひとが、何かしらの形で寄付なりなんなりをしてくださることによって生かされていく」という薄らぼんやりとしたイメージを持っています。乱暴にまとめると、この家を生かしたいと思ってくれるひとがいる限りこの家は残り、この家を生かしたいと思うひとが特にいないようであれば、その時は「潔く散る」ということになります。

 

個人的に大切にしたいと思っている信条のひとつに「無理をしてまで続けない」というものがあります。何か新しいことをはじめる時、たとえば会社であったり何かしらの活動をはじめる際に、どうしたって「どうやってこの活動を維持していくか」という問題にぶち当たることもあると思います。要するにお金【維持費】の問題だと思うのですが、活動を続けるためにお金を頑張って集め始めなければいけないという思いに苛まれてしまうと、やがて、いつの間にか「お金を得ること」そのものが目的になってしまって、活動そのものの純度が下がる(最悪の場合は活動を続けるプレッシャーに押し潰されてしまう)ような気がしています。そのため、ごちゃまぜの家では『散り際の美学』を大切にしたいと思っていて、ああ、これはもう続けるのは無理なのかもしれない(いまはまだ時ではなかったのかもしれない)と思った時は、潔く散る、潔く消え、潔く終わる。そして、また次の新しい何かに移るというスタンスで臨めたらいいなあと思っています。

 

いつ終わってもいいと思っているというこの感覚、これは、そこに執着がないからこそ自然な形で逆に続いていくことも多いような気がしています。昨日のツイキャスで「クラウドファンディングは支援者の方にお礼を用意しなければいけないのだけど、わたしには何も用意できるものがないから電話をかけて精一杯のありがとうございますを伝えたいと思っている」という話をしたら、それを聞いてくれたえりか姫が「そしたらわたしがリターンの代わりに珈琲を淹れにいきます!」とか、えりか姫のお母様も「わたしを一日自由に使える権利をリターンにします!」みたいなことを言ってくれて、ああ、楽しいなあ、こうやって自分には力がないということを正直に出すと、周囲のひとたちは助けてくれる【一緒に面白がってくれる】ものなんだなあということを思いました。

 

「いいことがしたい」訳じゃない。

この辺のニュアンスを伝えることはとても難しいのですが、わたしは、決して「いいことをしたい訳じゃない」のだということを思います。もちろん、無料で泊まれる家とか無料で食事ができる場所が増えたらそれによって結果的によろこんでくれるひとも出てくるとは思うのですが、自分のこころに耳をすませると「俺は別にいいことがしたい訳ではないみたいだ【褒められるために生きている訳じゃない】」ということを思います。では、なぜ、このようなごちゃまぜの家を作りたいと思うのでしょうか。その辺のことはラジオ配信の中でも軽く触れているのですが、わたしは、多分「ひとの思いに触れたいから」なのだと思います。そして、自分自身も「自分のこころを込めることができることをやりたい」と思っているみたいだという、そんな風なことを思いました。

 

もっと乱暴に言うと「一緒に遊びたい」と思っているだけなのかもしれません。完全に開放された家を東京にひとつポツンと置いて、そこでどのような現象が起こるのかをみんなで観察しながら遊び感覚で展開を楽しむ。時には自分が出演者になることもあるし、傍観者のままでいるのもOK、わたしには究極のところ「みんな好きにやっちゃえばいいのだ」と思っている節があるので、なんだかよくわからないけれど面白そうだと思ったひとは加わって、それ以外のひとには別に何を期待するでもない。ただ、個人的には「これはきっと面白い展開を生みそうな気がする」という謎の予感めいたものがあるために、あとはもう自分のセンスを信じて、考えすぎて動けなくなる前にやる!【やりながら考える】というスタンスを抱き締めていきたいと思っています。

 

詳しくは(非常にくどいですが)昨夜のラジオ配信を聞いてみてもらえると少しはニュアンスも伝わるのではないだろうかと思っています。わたしの誕生日は4月7日で、誕生日プレゼントに「みんなで使えるごちゃまぜの家」が欲しいと思っています。それをクラウドファンディングを通じて募集をしていけたらいいと思っていて、いま、那須塩原のホテルで大量の暇を持て余しているために企画を立てて近日中にみなさまにもご報告(?)できたらいいなあと思っています。みなさまのお知恵も貸していただけるととても嬉しいので、もしも「こんなのってどーよ!」的なものがありましたらいつでもお気軽にご連絡ください!!

 

【ラジオ配信】ごちゃまぜの家の作り方 - TwitCasting

※ 坂爪に問題発言があったようなので、現在は聞けません!(誠に申し訳ありませんでした!)

 

『物には心がある。』

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今回の「わたり文庫無料郵送の一冊」は、田中忠三郎著作『物には心がある。– 消えゆく生活道具と作り手の思いに魅せられた人生』です。こちらの本は、先日、新潟県で開催されたイベントに出演(?)した際に、数年前にもお世話になっている女性M様から「今日は坂爪さんにこの本を渡すために来ました」と、わたり文庫に託していただいた一冊になります。装丁が綺麗で、ああ、この本自体が作り手の思いに溢れていると思いました。ご希望される方は何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。御当選(?)された方には70万時間以内に折り返しご連絡いたします。

 

※※※ こちらの本は、福島県にわたりました ※※※

 

今、私も七十半ばとなり、こうして自分の人生を振り返ってみると、それが喜劇だったのかそれとも悲劇だったのか判然としない。しかし、とにもかくにも生きてきたことだけは確かである。

 

生前、祖母がよく話していた。ー 人は自分で何でもできると思ってはいけない。できないこともあるものだ。死んだら、誰かの手を借りて、焼かれて骨になり、その骨を土に還すため、埋葬してもらわなければならない ー 。

 

生前、周囲の人々に慕われ愛されていた人は、亡くなってからも近隣の人たちが集まってきて、その人をいたわり、別れを惜しむようにその体のあちこちを手のひらで撫でさするのだという。だから遺体が硬くならない、つまり死後硬直が起こらないので、丸い樽の形をしたお棺にも簡単に入れることができた。

 

ところが、生前は栄華を極めた人間であっても人々に好かれなかった者は、死んだら最後、さする者など誰もおらず、遺体は硬直し、棺桶に入れるだけでも一苦労で、金槌で遺体を叩いて入れなければならないのだ。

 

いまわの際に、「もっと金を稼いでおくべきだった」と嘆きながら死んでいく人間はいないという。人の本当の価値は、その人が死んだ時にわかる。だからこそ、普段から人様にやさしくしておかなければならない。人様を馬鹿にして笑ったり、罵ったりしてはならない。祖母は繰り返しそう語った。ー そうだ。私もそろそろ土に還る準備をしなければならないだろう。ー 田中忠三郎『物には心がある。』【アミューズ

 

【参考HP】わたり食堂・わたり文庫

 

人生を楽しむコツは、どれだけバカなことを考えられるかなんだ。 

先日、長野県松本市におはなを届けるためだけに足を運びました。その日、松本駅前のスターバックスには10名近くの長野県民の方々がお集まりいただいたのですが、わたしは、お集まりいただいたみなさまにおはなを渡して(割と時間もなかったので)颯爽とその場を離れる、みたいなことをしました。その様を見てくれていた男性M様が、後日、手紙で「あの時の坂爪さんは、僕の大好きなルパン三世にそっくりだなって思いました」というあまりにも嬉しすぎるお言葉を与えてくれました。わたしは褒められるとすぐに調子に乗ってしまうタイプの人間なので、その後、ルパン三世とは果たしてどのようなキャラクターなのかということを今一度確認する作業にはいりました。

 

ルパン三世の有名なセリフに「人生を楽しむコツは、どれだけバカなことを考えられるかなんだ」というものがあります。わたしは、ああ、なんて素晴らしいことを言う男なのだろうかと思いました。他にも名言はたくさんあるのですが、わたしは「これからはルパン感を出していこう」的なことを思いました。やっていることは結構とんでもないことではあるものの、常に一定の軽やかさをキープしつつ、なんというか生き様そのものが『粋である』。そういう男を見ると、わたしは「ああ、こういう人間が生きているこの世界はまったく捨てたものではない。そして、自分もこういう人間になりたいものだ」ということを思います(これは完全に余談になりますが、峰不二子さん曰く「いい女っていうのはね、自分で自分を守れる女よ」とのこと!!)。

 

軽やかであること、これはとても大事なことだと思います。いつの間にか深刻になり、ひとつひとつの出来事を重く考えてしまうこともあるとは思いますが、もっと軽く、もっとポップに、タンポポの綿毛のようなフットワークで羽のように軽やかに世界を飛びまわっていけたらいいなあと、そんなことを思います。恋をするときも、仕事をするときも、生き方を考えるときも。きっと、あんまり重く考えすぎてしまってはいけないのだと思う。もっと軽く、もっとポップに。羽のように軽やかな恋をしようじゃないか、と。羽のように軽やかな仕事をしようじゃないか、と。羽のように軽やかな生き方をしようじゃないかと、そんなことを思っています。

 

 

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は、はんぱ那須🍆!!!!!

 

人生は続く。

 

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