いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

目標達成型より瞬間燃焼型。

f:id:ibaya:20160123075129j:plain

横浜のBANKartのスタジオに招待していただき、馬車道に足を運んだ。空と海面の透き通る青が綺麗だった。非常にありがたいことに、様々な方々から「お会いできませんか?」という連絡をいただく。自分の存在が何かしらの役に立つのであれば、(応えられる範囲で)応えていきたいと思う。遠方にお住まいの方からは、わたり文庫のための『無理やりにでも誰かに読ませたい本』や、その他、様々な贈り物が毎日届く。荷物を開封する時の瞬間は、まるでクリスマスの朝を迎えたこどものように、どうしても胸が高鳴ってしまう。

f:id:ibaya:20160123080849j:plain

兵庫県在住のRさんから「本はお送りしようと少し前から思っていたのですが、お金も少なくなったと知り、できることはないかと家中をあさり、クオカードとテレホンカードとタクシー券を発掘しました」という手紙が届いた。優しい…こういう気遣いが、とても嬉しい。そして、Rさんおすすめの本はローラ・ドイル『賢い女は男を育てる(三笠書房)』です。ご希望される方に無料で郵送いたしますので、何かしらの形でご連絡をください。以下に、Rさん推薦の言葉を転載します(Rさんありがとうございます!!)

この本は、タイトル通りなのですが、男性を立てるとパートナーシップがうまくいって女性もハッピーになるよ、という本です。
近頃、私のまわりだけかもしれませんが、女性は男性に毒を吐くべきだというような説があって、「本音を言うのがいい」という点ではうなづけるのですが、どうだろうなあ…と思っていたところだったので、この本はとてもしっくり来ました。
この本でも決して「女はがまんしろ」とか言っているわけではないですし、ほしいものはほしいと言っていいとか、甘えるところは甘えようとか、何ていうんでしょう、バランスがとれていると思うんです。これからの結婚生活のバイブルにしようと思いましたが、とても良い本なのでとにかくお送りします。私のはまた買うつもりです。必要な人に届きますように☆

※※※ こちらの本は、京都府にわたりました ※※※

俺の燃焼①・わたり花壇(仮)


現時点で、やってみたいと思うことが三つあります。ひとつが『わたり花壇(仮)』と言うもので、非常にざっくり言うと「無料でひたすら花を配りまくる、無料(循環型)の花屋さん」です。家を持たない生活をしていた頃、様々な方々のご家庭にお邪魔をさせていただいた。普通、ひとの家に足を運ぶことは滅多にない。しかし、私は(幸か不幸か)様々なひとのご自宅に足を運ぶ機会に恵まれ、そして「豊かなひとの家には花がある」ということに気が付いた。


私は、花と花が好きなひとが好きだ。現実的にこのシステムが可能なのかはわからないけれど、大丈夫、いままでもどうにかなってきたように、これからもどうにかなっていくはずだ。最悪の場合、私には伝家の宝刀『自腹カット(身銭を切る)』がある。何かの占いによると、私は、何はともあれお金には困らない星のもとに生まれてきているらしい。ガッツポーズである、吉井和哉風に言えば「恐れることなどなにもない」のだ。


そんなことを考えていたら、非常にありがたいコメントが寄せられて舞い上がった。私は、三人兄弟の末っ子として新潟県で生まれ育った。末っ子は甘やかされて育つと頻繁に耳にするが、私もご多聞に漏れず「永遠の赤ん坊(地球の末っ子)」としていまを生きている。実家で暮らす両親からも『こどもが三人いれば、ひとりくらいはバグるものだ』ということで、非常に前向きな意味で見捨てられている。わたり花壇を一緒に面白がってくれる仲間(?)を募集しています。

俺の燃焼②・わたり大学(仮)


これも非常にざっくりとしているのですが『わたり大学(仮)』というものをやってみたい。ここにひとつの問いがある。それは「もしもあなたが一日限定の先生役になるとしたら、何をやりますか?」というものだ。この問いに対する答えを、普段は先生なんてやる機会のない一般の方々にやってもらうというものだ。時間は5分でも15分でも150分でも構わないから、とにかく「これをやってみたい」と思い浮かんだひとが三人程度集まったら、日程を決めて不定期で開催する。

たとえば、最近の私は手書きの素晴らしさを感じているために「みんなで集まってひたすら手紙を書き続ける」時間を設けるかもしれない。あるいは、世界で一番気持ち良い温泉のはいり方を伝授することもできる。自分が「これは最高!」と思えるものを、互いに持ち寄って互いに学び合え(遊び合え)ば、何かしら素敵な化学反応が起きるのではないだろうか。

また、私は数年前から『SAMO(サモ)』という名前のクリエイティブ集団を有志と結成している。SAMO(サモ)とは「まったくのど素人のくせに、さも、昔からそれを知っていた玄人であるかのように振る舞う」集団のことで、要するに挑戦的な素人の集団である。合言葉は「プロは引っ込んでろ!」であり、現在、メンバーは2名程度しかいない。大事なことはうまくやろうとすることではない。ヘタクソでもやる、ヘタクソだからこそやるということだ。SAMO(サモ)のメンバーを募集します(肝心の話の内容が変わってしまった)


俺の燃焼③・オープンパブリッシング

過去に「本を書きます!」宣言をしたくせに、驚くほど、執筆がまるで進んでいない。家を持たない二年間弱の生活は、幾つもの奇跡的な出来事が続発し、自分でも「あれは非常に面白い体験だった」と思う。自惚れではなく「あの日々は、きっと多くの人々にとって『人生は意外とどうにかなるというばかりか、実は、素晴らしいものだ」ということを伝えられるような気がしている。しかし、それなのに、何も執筆が進まない。最大の原因は「過去に興味がない」からなのだと思う。執筆を進めるためには、過ぎ去っった出来事を『現在の出来事』に塗り変えるしかない。

ということで、これはジャストアイデアだけれど「オープンパブリッシング(ブログ記事などを通じた公開執筆作業)」のシステムを取り入れれば、私も、少しは執筆の作業に取り組めるのではないだろうかと思った。ある程度書き上げたらWEB上に公開して、読んでくれたひとから突っ込みがあれば(加筆修正できる範囲で)加筆修正を加える。そして、出来上がったものを(出版してくれる会社や何かがあれば)出版をする。問題は、出版される前にすでに内容が公開されてしまっている(!)ということだけれど、それはそれで、別に問題でもないように感じている。

昨日、デザインを仕事にしている方から「以前、出す予定はないけれど執筆をしていると読んだ覚えがあります。もし今後、本にされるなら、よろしければ私にデザインをやらせてください。このこと、思い立ってから実は数ヶ月、お知らせできませんでした。何か、怖かったり、思い切ることができなくて。でも、今日のブログを読んで、循環に乗りたいと思いました。お返事は結構です。もし何かの時にお役に立てるとき、ご連絡ください」という連絡が届いた。これが起爆剤になり、いま一度、執筆作業に取り組みたい気持ちが「走り湯(自宅近所の温泉)」のように湧き出した。

『水は答えを知っている』

f:id:ibaya:20160123091349j:plain

今回の「わたり文庫無料郵送の一冊」は、上記の賢い女は男を立てるに加えた、江本勝『水は答えを知っている』の2冊になります。ご希望される方は、(誠に申し訳ないことにすべてのメールに返信をすることはできないのですが)ご連絡ください。この本は、(賛否両論あるらしいけれど)無理やりにでも誰かに読ませたい最高の一冊です。水の結晶が素晴らしいです。わたり文庫を経由しなくても、普通に本屋さんなどで買っちゃって欲しいです。

目標達成型より瞬間燃焼型


様々な方から「やりたいことはなんですか?」と尋ねられる。しかし、奇跡的に今回はこのようにまとめることができたけれど、基本的に自分にはやりたいことがない。巷では「やりたいことはあったほうがいい(やりたいことがあるひとは魅力的で、やりたいことがないひとは無気力である)」みたいな風潮があるけれど、私は、そんなことはないと思っている。逆に言えば、やりたいことがあるということは「やれていないことがたくさんある」ということにもなる。

小難しい話になるけれど、多分、昔から「目標達成型の生き方」が賞賛されていたことが、原因にあるのだと思う。私の夢はこれです、そのためにいま、これを一生懸命頑張っています。自分の夢や目標を明確に語れる人間は、周囲のおとなから「立派だね」と褒めてもらえる。明確な夢や目標があるひとが立派で、夢も目標もないひとは「無目的に生きているダメなやつ」というレッテルを簡単に貼られてしまう。

しかし、多分、人間には二種類いる。それは「目標達成型の人間」と「(私のような)瞬間燃焼型の人間」の二種類である。私には、やりたいことはない。しかし、生きていれば『何かをやりたくなる瞬間』はある。やりたいことはないけれど、瞬間的に、何かをやりたくなることはあるのだ。その瞬間の燃焼による爆発のエネルギーで、多分、私はここまで来た。刹那的であることを奨励したい訳ではない。ただ、目標達成型だけではない『瞬間燃焼型』の生き様にも、同じように、生きることの喜びは確実に含まれている。


f:id:ibaya:20160123075137j:plain

人生は続く。

静岡県熱海市伊豆山302
坂爪圭吾 KeigoSakatsume
TEL 07055527106 LINE ibaya
MAIL keigosakatsume@gmail.com