いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

ローズマリー軟膏の奇跡。

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昨日の記事で「ローズマリー軟膏が届きました!」的な投稿をしたら、それを見た奈良県在住の女性・Mさんから「坂爪さんこんばんは。いきなりですが、ブログに載ってたローズマリー軟膏、私も欲しいです(*´-`)もちろんお代は払います!!いつでも構いませんので、T様に聞いてみて頂けませんか?価格と振込先書いて着払いで送って頂けたら涙がちょちょぎれます。私の彼氏が手湿疹で結構深刻で、ステロイドも効かないのです⤵︎⤵︎」という連絡が届いた。


「よっしゃ!任せろ!(なぜならば、この奈良県の女性には過去に非常にお世話になっているから)」と思った私は、早速T様にこの旨を連絡した。すると、T様から「圭吾さん、こんばんは!ブログに載せて頂きありがとうございます。びっくりしたのと、とても嬉しかったのとで一日とても口数の多い日でした。たまたまファミマにいたときにメッセージを読んだのですが、構わず泣きました。顔につけたローズマリー軟膏で涙全て弾きました」と、返信が届いた(T様の文才が素晴らしいと思いました)。

お手紙には書かなかったのですが、第二弾を作った今回のきっかけのひとつに、私がいつも行っている美容室のシャンプー台の女の子の手が私以上にボロッボロで、手のシワというシワにカッターで切り込みをいれたような状態だったのを見て、「この手、私が治す!!!」って言ったんです。あまりにも可哀想で、いてもたってもいられませんでした。彼女は、「ありがとうございます・・・」と言ってくれました。
美容院の帰りに、早速材料を調達して仕込みました。それからお友達の分や圭吾さんの分なども考えて多目に作ったので余りがあるんです!!取り急ぎ、こちらをその女性に送ってもいいのですが、もしもっと必要であればまた作りますとお伝えして頂けませんか。お金は要りません。無水エタノールも分量で割って考えても、正確なお値段は出ない気がするので(笑)
手間は気にしないでください、ねるねるねるね作ってる感覚で楽しくやっているだけなので!(これも伝えてください←)誰かの助けになれただけで、それだけで嬉しいのです。

坂爪「おおおおお…(感動)」


ローズマリーの奇跡。

私は、奈良県の女性・Mさんにその旨を伝えた。すると、Mさんから「早速ほんまにありがとうございます(涙)」という返信が届いた。Mさんの連絡先を聞き、それをT様に伝えると、ここでもまた、T様から非常に心揺さぶられる返信をもらった。

圭吾さん、おはようございます。昨晩は嬉しさでなかなか寝付けませんでした。カーテンの隙間から見える真っ暗な夜空が、明るくなるまで見ていてもいいと思いました。
大袈裟な言い方かもしれませんが、私がこうして生きているだけで、地球の裏側の誰かの役にも立っていると分かってはいるものの、それを実感することは難しいですよね。だけど今回、圭吾さんがローズマリー軟膏のことを話してくれたおかげで、私は誰かの役に必ず立っているのだと実感することが出来ました。こんなに嬉しいことってあるでしょうか!!
私は今まで自分のことを、どこか不要で、低脳で、役立たずだと思っていたところがありました。桑田佳祐氏の表現を借りて言えば「偽りのシャツに ためらいのボタン」というような、何かにいつも遠慮していたり、自分の判断は大抵間違っていると、若い時はそんなふうに思って過ごしていたけれど、全くそんなことはないと過去の自分に言ってあげたい気持ちになりました。
きっかけをくれて、ありがとうございます。御礼を言うのはこちらのほうです。ほんとうにありがとうございます。

坂爪「おおおおおおおおおお!!(感動)」


他人から施しを受けるのは惨めなことではなく、寧ろ崇高な経験になる。

私は、この一連の流れに非常に強い感動を覚えてしまった。そして、過去にロンドンから届いたひとつの事例(?)を思い出した。実は、皆が何かを誰かに与えたいと思っているということ。他人から施しを受けるのは惨めなことではなく、寧ろ崇高な経験になるということ。そして、受け取ることを自分に許すということ。


また、昨日は「わたり文庫やわたり食堂のホームページを、ご迷惑でなければ無料で作らせていただけませんか?」という女性の方から連絡があり、自宅にて、打ち合わせという名前の完全なる雑談をした。何度も頻繁に書いてしまっているけれど、改めて、この家は『善意のかたまり』だと思った。これから、わたり文庫&わたり食堂の情報が、ホームページから随時更新されていくことになると思います。


また、前回のわたり食堂に参加をしてくれた男性から「先日のわたり食堂で循環品を持ち帰ってくださった方と『わたり文庫のFacebookページがあったらいいですね!』という話をしていまして、もしGOを頂けたらこんな感じになるかな?というものを仮で作ってみました」という連絡をいただいた。


こうしたページが無くても個々人の繋がりのなかで循環していけたら理想的なのですが(^^;) 現状、私の繋がりでは坂爪さん関係から一歩離れると「良いことを回す/循環させる」という価値観を共有できる人はほとんどおらず、「非効率。」「何の意味があるの?」「稼げばいいのに」といった心折れる反応を頂くことが多く…。


そうした関係の中で回そうとしても「押し付けられたもの/貰った自分のもの」のように受け取られ「循環終了…(ノ.T)」となってしまいがちだったので、それくらいなら専用ページを通じて喜んで受け取ってくれる・回そうとしてくれる人に届けたい!と思った次第です。


坂爪「おおごだ…!!(感動)」


『ザ・シフト』

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今回の『わたり文庫無料郵送の一冊』は、ホームページを無料で作成してくれた神様・Yさん熱烈リコメンドの『ザ・シフト(DVD)』です。書籍に限らず、DVDなども循環させていきたい所存です。また、わたり文庫の品々に関しては、出来るだけ『所有しない(読み終えたら次のひとにまわしていく)』スタイルでやっていただけましたら嬉しいです。以上、ご希望される方は、何かしらの形でさかつめけいご(通称・熱海のWi-Fi乞食)までご連絡ください。誠に申し訳ないことに、すべてのメールに返信をすることはできないのですが、あらかじめご了承いただけましたらハピネスです。

※※※ こちらのDVDは、京都府にわたりました ※※※

CIRCULATION OF LIFE(生命の循環)

何度も頻繁に書いてしまっているけれど、改めて、この家は『善意のかたまり』になってきている。非常にありがたく、夜道を歩きながら、石段を登りながら、料理をつくりながら、読書をしながら、星空を眺めながら、布団で横になりながら、自然と、様々なひとへの感謝の気持ちが湧き出してくる。なぜ、これほどまでに何も出来ない自分が生きていることが出来るのか、生かされていることが出来るのか、この世の不思議に思いを馳せてしまう。

私には何もない。私には何も出来ない。私には何の力もない。そのことを認めた瞬間から、驚いたことに、周囲の人達が感動的な形で救いの手を差し伸べてくれるようになった。多分、私のような生き方は、とてもじゃないけれど「こどもたちの参考にはならない」ものになるのだろう。みんなが80点台の平均点を叩き出している中で、家も金も仕事もなかった当時の私(今も似たようなものである私)は、多分、2点くらいのスーパーソニックジェット赤点だと思う。

ただ、そんなスーパーソニックジェット赤点ボーイにも「この瞬間は一億万点だったぜ」と思える幾つかのキラッとした瞬間がある。たとえば、それは、今回のような『素晴らしい結びつきを目の当たりにした瞬間』だ。生きていればいいことがあるのだということを、頭ではなくハートで理解させてくれる。百点満点のテストで百点を目指すような生き方をするだけではなく、普段は2点程度でも構わないから「この瞬間は一億万点だったぜ」というキラッとした瞬間を味わうことの中にも、負けず劣らず、言葉には出来ない最高の魅力があるのだということを思い出させてくれる。


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人生は続く。

静岡県熱海市伊豆山302
坂爪圭吾 KeigoSakatsume
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