いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

ユーモアとは、どんなに苦しい状態でも自分を笑い飛ばせる力のこと。ー どのような状態に置かれたとしても、『泣く』道を選ぶか『笑う』道を選ぶかはその人の自由だ。

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福岡・大分・佐賀で開催されるトークセッションのために福岡の天神に来ている。新潟空港から福岡空港まではFDAのチケットが片道5000円だった。その後は佐賀空港から成田まで片道700円程度で取れたチケットで東京に行く。格安航空券の発達によりラーメン一杯の値段で長距離移動が可能になった。素晴らしい時代だ。

私は今年の2月に東京でのホームをレスして、家なき子としての生活をはじめた。当時は『家がなければ(金がなければ)生きていけない』と悲鳴をあげたが、結果的にはどうにかなった。知り合いの家に泊めてもらう生活をしつつ、SNSで『誰か泊めてください』『誰かごはん食べさせてください』とヘルプを求めたら、日本には八百万の神々が健在していた、本当に多くの方々が私を助けてくれた。

いつしかまだ会ったことのない人まで、私にご飯をご馳走したり家に泊めてくれるようになっていった。男性に限らず、一人暮らしの女性のハウスに泊まったこともあった。高級な一軒家に泊まらせてもらうこともあり、用意されたゲストルームに置かれたキングサイズの特大ベッドにひとり豊かに就寝したりもした。私はこの展開に驚きを隠せず、いつしか『坂爪圭吾にご飯を奢る予約待ち状態』『坂爪圭吾を自宅に泊める予約待ち待ち状態』という謎の現象が起きたりもした。

ー なんだこれはと思った。

私は『家がある時よりも家がなくなった後の方が、断然良いものを食っているじゃないか』という謎の状態に戸惑いを覚えた。家がある時よりも、家を失った後の方が広いベッドで眠れている自分に戸惑いを覚えた。家がある時よりも、家を失った後の方が日本全国の人々と知り合うことが出来て自分の世界が拡張していき、今では私の存在を面白がってくれる九州在住の方々から「君は面白いから来なさい」と声をかけていただき、交通費まで出してもらい、今、実際にこうして九州にまで来ている。

ー 人生は何が起こるか分からない。

私が東京でのホームをレスした時、私に残された選択肢は『泣く』か『笑う』かしかなかった。そして私は『笑う』道を選んだ。これは私の人生に置ける最高の選択のひとつで、あの時に『泣く』道を選んでいたら今の私はなかった。私はホームをロストした自分自身を完全にネタ化して、恥ずかし気もなく全力で各種SNSで助けを求めて、今では多くの人たちの支えによって現在を生きながらえている。

このような生活を続けている内に確信した。日本では『他人に迷惑をかけてはいけない』という思い込みの圧力が強烈に働いている。しかし、これは大嘘であると私は確信した。他人に迷惑をかけてはいけないというのは大嘘で、どれだけ楽しく迷惑をかけられるかの勝負なのだと思うようになった。他人に迷惑をかけずに生きるのは実質的に不可能で、誰だって何かしらの迷惑をかけながら生きているものだ。他人に迷惑をかけながらも、お互いに支え合い助け合える世の中の方が圧倒的に生きやすい。

ユーモアとは、どんなに苦しい状態でも自分を笑い飛ばせる力のことであり、どのような状態に置かれたとしても『泣く』道を選ぶか『笑う』道を選ぶかの自由はその人の手に委ねられている。そして、当たり前のことだけれど誰だって暗く深刻な人よりも、明るく痛快な人と過ごす時間を望むものだ。永遠にシリアスな人と長時間一緒にいたいとは思えない。ここで発揮されるのがユーモアのパワーであり、自分自身を笑い飛ばそうとする前向きなエネルギーだ。


どのような状態に置かれたとしても『泣く』か『笑う』かは自分自身で決めることが出来る。どうせなら笑う道を選びたいじゃないかと私は思う。明るく前向きに生きていれば、奇跡的な出来事が連続してどうにかなってしまうのが人生だ。生きるということを悲痛なものにしてしまってはいけない。いけしゃあしゃあと図太く生きる。これだ、これで行こう。人生は続く。

坂爪圭吾 KeigoSakatsume/ibaya 
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