最近聞かれる10の質問。ー 宇宙の摂理として、新しいことをやっている人は死なない ー
最近では人前で話をしたり遥々会いに来てくれる人達も増えて、自己紹介をする機会も増えました。頻繁に聞かれる質問があるので、ここで改めて書きます。暇な時読んでね!☆
1・『坂爪さんは何をしている人なのですか?』
私はMAYUという新潟高校時代の同級生とibaya《いばや》という会社をやっています。設立当初は事業内容は何ひとつ決めず、「とにかくやばいことだけをやる」というコンセプトだけを掲げて2013年8月MAYUの誕生日に設立しました。
2・『事業内容も決まっていないのに、何でわざわざ会社を設立したのですか?バカなのですか?』
本当は会社組織にする予定はなかったのですが、私とMAYUで「いばやをやろう!あげ!」となった時に、その会話を聞いていた阿部さんという男性が、「お前たちは面白くなりそうだからこれを自由に使ってくれ。俺もイカれた金の使い方がしたかったんだ」ということで早朝のジョナサンで50万円くれました。私とMAYUは突然の出来事に爆笑してしまって、ひと笑いした後にありがたくそれを頂戴することにしました。会社は20万円もあれば設立できるので、『会社組織にしちゃった方が面白い目に遭えそうな気がする』という直感に従って会社を設立しました。結果としてこの予感は大正解だったのですが、私もMAYUも阿部さんもバカか否かで言ったら圧倒的にバカだと思います。そして、バカであることは最大の資産だと思っています。
3・『いばやについて、もう少し詳しく教えてください』
いばやではカルト的に信じているいくつかの思想が流れていて、代表的なものに『宇宙の摂理として、新しいことをやっている人は死なない』とか、『やばいことをやっていると、それを面白がってくれるやばい人が現れて、化学反応が起きて、結果とんでもないわっしょい状態になる』とか、『社会は未来に行きたがっているから、未来に必要なことをやっている限り死なない』などがあります。
一応いばやには三か条があって、
①普通であってはいけない。
②自由でなければいけない。
③面白くなければいけない。
これにマッチしたものであれば何でもやっていきたいと思っています。逆に言えば、この三か条さえ満たすことが出来れば、それは勝手に『やばいもの』になると思っています。
4・『具体的には何をやっているのですか?』
いばやの最初のお仕事は、横浜中華街で行われた『進撃の魚人(仮)』という路上パフォーマンスです。美術展の客寄せパンダ的な役割を担ってほしいとのことだったので、私たちは「とにかく圧倒的に目立たなければ誰もこっちを見てはくれないだろう。そのためにも振り切れていなければならない」ということで、ケバケバしい人魚のスーツを来て横浜中華街を練り歩きました。行く先々で人だかりが出来て、結果として2000人位から写真を撮られて『注目を集めることは簡単だ』ということを掴みました。しかし『魚人は話すことができない』という設定で挑んでしまったために、本来の目的である美術展の告知がうまく出来ずただただ目立つだけで終了してしまったという反省点も残りました。
他にも、このバッジを持っていると「いつでも気軽に話しかけてOK!」というサインになる『ねこばっじ』の配布や、自らを奴隷として解放して皆様に自由に使ってもらう『奴隷経済 feat.奴隷解放運動』や、お金がなくても比較的豊かに生きていける『シェアタウン構想』の実現などを目指しています。他にも準備中の企画がいくつかあり、私もMAYUもビジネスよりはアートに圧倒的な関心があるので、あくまでもセルフイメージは『起業家(ビジネスマン)』ではなく『実践する思想家(アーティスト)』でありたいと思っています。
5・『それはお金になるのですか?』
結論から言うとまるでお金になっていません。私の現在の所持金は(税金等の支払いなどで残しているお金を除けば)3万6000円で、おそらく平均的な中学生よりもお金を持っていないと思います。もしかすると来月には路上で餓死しているかもしれませんが、ありがたいことに本当にやばくなると周囲の誰かが必ず救いの手を差し伸べてくれます。
これは余談ですが、お金がない生活を続けていると『お金がなくても豊かに生きれるスキル』が身につきます。このスキルがこれから重要になると思うのですが、本質的に豊かなことは、ほとんどお金がかからないか、かかったとしても大した額ではないということです。美しい風景は無料です。
私は決してお金の価値を否定したい訳でも、清貧の思想を広めたい訳でもありません。ただ、自分が月額いくらあれば生きることが出来るのかを知ることは有効だと思っており、私の場合は3万円あれば生きていけることが判明しました。
6・『誰かが助けてくれるのは坂爪さんにコミュニケーション能力があるからで、普通の人には無理な話だと思いますが?』
これは本当に頻繁に聞かれる質問で、そしてそんなことは皆無だと思います。私は、昔は人前で話すのが本当に無理なタイプの人間で、ふとしたきっかけで人前で話さなければならなくなった時など、全身が震えて冷や汗をかきまくり、最悪の場合は過呼吸で倒れたこともありました。そんな時は身体中の細胞が『恥!恥!恥!』というサインを私に送信してきて、こんな思いをする位ならば人前に出るのは二度とやめよう、俺はかすみを食って生きていこうと思うほどでした。
しかし、そんなことじゃ俺の未来は圧倒的に暗くなってしまうと一念発起し、人前で話す機会を半ば強制的につくることで自分を改造しました。今ではストレスなく人と接することが出来るのですが、その過程で学んだことが三つあります。
①明るいバカに人は集まる。
②自分が与えられるものを増やす。
③嫌われる勇気を持つ。
多くの人が誤解しているように思いますが、人は決して「金がある人」「仕事が出来る人」「能力が優れている人」と一緒にいたいと願う訳ではないと思います。乱暴にまとめれば「この人と一緒にいる時間が楽しい」と思える人と同じ時間を過ごしたいと思っているはずであり、楽しい人は根本的にバカな人が多いと思います。明るいバカに人は集まると私は思っており、明るくてお洒落で社会性(時代を読むセンス)があって、それでいてバカなら最強だと思っています。
7・『お金がないと不安になりませんか?』
この前、仕事をクビになって絶望している人から悩み相談の電話をもらいました。よくよく話を聞くと、その人は別にその仕事を好きだった訳でもなく、むしろ嫌いで、貯金も100万円以上あり、失業保険ももらえることが分かりました。
私は「天国じゃん!」って雄叫びをあげて、そして不思議な気持ちになりました。貧乏人の私が大富豪からお金の相談を受けているこの構図が謎で、結局、お金をいくら集めても不安になる時は不安になってしまうのだなあと思いました。
お金がない時期は『知恵を働かせる(ライフスタイルを考え直す)絶好のチャンス』であり、決して『絶望して不安になって深刻に考えて悲愴感を漂わせる時期』ではないと思っています。金がなくても楽しめる方法は無限にありますし、時代はそういう人に強い関心を持つようになってきています。
8・『坂爪さんは、どんな時代になると思っていますか?』
私の主張はシンプルで、自分が心から楽しめるものを見つけることがすべてだと思っています。『自分が愛するものを見つけること。そして、自分が愛するものをシェアしていくこと』が次の時代の豊かさを築きあげると思っています。
9・『周囲の目線が気になってなかなか行動できません。坂爪さんは、他人からディスられることはありませんか?』
めちゃめちゃあります。今でも知らない人から「死ね」とか「消えろ」などと言われたりもするのですが、そういう人達は単純に『暇』なだけだと思います。暇な人の言葉に惑わされるのは人生の無駄だと思っており、行動すればする程に面白い人間に出会えるということも自身の体験からわかってきたので、根本的には外野の声は気にならなくなりました。
また、私から遠い所にいる人ほど私をディスり、私から近い所にいる人ほど私をサポートしてくれます。どちらを大事にするべきかは自明のことで、何よりも重要なのは「自分の人生を生きること」であり、自分ではない誰かに自分の人生をコントロールされてしまうのは本末転倒だと思っています。
10・『どうすれば坂爪さんに会えますか?』
必要最低限の交通費さえ出していただければ基本的に世界中のどこにでも行きます。イベント出演や講演会依頼も無料で引き受けています。各種テーマに合わせた内容を用意することも可能で、もちろんたった一人のために会いに行くことも可能です。各種連絡先も公開しているので「とりあえずちょっと話してみたくなった」程度の軽いノリでLINEから連絡をくださる方もいます。こういうスタイルも大歓迎です。
また、現在は日本の新潟市に在住しているので、こちらまで来ていただければいつでも会えます。東京からなら新幹線で約2時間、高速バスなら片道2500円程度から来れる距離です。宿泊する場合は海から5分の我が家を無料で使えます。
写真は海のオフィスから一望できる日本海です。定期的に星を眺めたり楽器を弾いたり皆でご飯を食べたりしています。普段は行かない場所に行ったり、普段は会わない人と会うことで、人生の自由度が飛躍的に向上することがあります。普通じゃないことをした記憶が思い出になると思います。何かあればいつでもお気軽にご連絡ください。
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※こちらの文章は過去にFBで投稿したものの再掲載になります。いばや共同代表・坂爪圭吾の発言する内容はすべて著作権FREEです。引用される際は出典を明記していただけると坂爪圭吾が悦びます。