いばや通信

ibaya.ex《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

どうでもよくなるんだよ。全部。

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菊名駅前のドトールにいる。最近はもっぱらテントにいる。雨は嫌いだが、雨音は好きだ。読書がはかどる。晴れた朝、鳥の鳴き声で目覚める。雀やウグイスが、テントの前で騒ぐ。わたしは凝視する。鳥は奇跡だ。こんな生き物を作り出した神様はすごい。テントに虫が侵入してくる。わたしは凝視する。懸命に壁を這う虫を眺めながら「こいつらも生きているんだよな」と思う。話しかけたい気持ちになる。

 

 

おおまかなスケジュール

4月26日~27日 FREE!
4月28日 15時 定期期演奏会@わたり食堂【0円食堂】
4月29日 FREE!
4月30日 いばや野球部@芝公園野球場(参加者募集中!)
5月1日~5月3日 軽自動車にテントを積んで、西方浄GO!
5月4日 15時 EVENT@三重県志摩市「around.HANA」(参加者募集中!) 
5月5日 19時 EVENT@愛知県名古屋市「夜空と月のピアス」(参加者募集中!)

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE http://urx2.nu/xkMu

 

やってるねえ。

友達から連絡がきた。詳細は省くが、彼は、現在深刻な問題を抱えている。不倫とか、横領とか、覚醒剤とか、関係ないひとが見たら「本当にやっているひとなんているの!?」みたいな気持ちになるのだろうが、結構、大量にいる。なぜか、そういう報告が、私のもとに集まる。他の誰かにはなかなか言えない話を、こいつなら聞いてくれそう(笑い飛ばしてくれそう)みたいな雰囲気が、私にあるのだろうか。打ち明け話を聞くと、わたしは「やってるねえ」と思う。どれだけ平和そうに見える人々も、内実、結構なものを抱えている。そう思うと、少し、愉快になる。

 

人間の性質に「やれと言われるとやらない。やるなと言われると、やりたくなる」というものが、あると思う。だから、禁止は、逆効果だ。不良少年は大量にいるが、彼らの一部は「規則に縛られているうちは本当じゃない」という言語化できない叫びを、暴れることで表現する。そういった意味で、不良は、優しい。本当に大事なことは、守れと言われたから守るような類のものではない。たとえ、周囲から「そんなものはただのゴミだ」と言われるようなことでも、自分から見たら、それがどうしようもなく輝いて見えるもの。前向きな意味で『大事にしたい』と思うもの。そういう、個人的で、特有の不文律を、信念と呼んだり、志と呼ぶのだろう。

 

なにかをおかしいと思う。その後の選択肢はふたつ。嫌だけど仕方がないから(みんなもやっているから)受け入れるか。嫌なものは嫌だと、反逆罪に問われても、牢獄にぶち込まれても、抵抗を続けるか。自分が嫌だと思うものを受け入れることは、自分が嫌だと思うものに加担をすることになる。なにかをおかしいと思う。おかしいのは自分なのか。おかしいのは社会なのか。おかしいのは自分だと思うと奴隷になる。あるいは、鬱病になる。おかしいのは社会なんだと思うと、革命家になる。あるいは、ロックンローラーになる。わたしは、後者の人間が、好きだ。周囲から「幸せだと思われること」と、自分が幸せになることは、違う。わたしは、前者を、無視することに決めた。理由は、単純。そのひとは、生きていないからだ。

 

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わたり文庫『水滸伝

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今回のわたり文庫無料郵送の一冊は、北方謙三著作『水滸伝』です。全部で19巻あります。その、最初の一冊です。最高です。私の血は、これでできています。北方謙三が、前に、なにかのインタビューで「最後に食べたいものはなんですか?」と問われた際、彼は「俺の右腕」と答えました。9500枚に及ぶ原稿用紙を、すべて、万年筆で書き尽くした北方謙三の魂は、右腕に凝縮されている。それを、最後に、喰らいたいのだ。と。そう言った彼を見て「このひとはやばい」と思いました。ご希望される方は何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。御当選(?)された方には70万時間以内に折り返しご連絡いたします。

 

※※※ こちらの本は、神奈川県にわたりました ※※※

 

闘って、死ぬ。勝てぬまでも、華々しく闘って死ぬ。数年前まで、私はそう思っていた。そうやって闘うことで、この国の民の心の中に、なにかを植えつけることができると。それでいいし、それだけしかできないだろう、とも思っていた。いまは違う。私は生きたい。闘って、生きて、そして勝ちたい。

北方謙三水滸伝』【集英社文庫】 

 

どうでもよくなるんだよ。全部。

ありがちな質問に「普段はなにをされているのですか?」がある。面倒臭い問いだ。そんなもの、なんでもいいじゃないか。学校では、大人になったらなりたい職業を書かされる。医者とか、アーティストとか、野球選手とか。しかし、医者になることよりも「どんな生き方の医者」になるかの方が、重要だ。しかし、そこが問われることは少ない。我々は、ドラマを見る。そして、心を震わす生き方をするものに感動をする。それは、彼が医者だったからではない。医者であるところの彼が、どのような生き方をしたのか。その『生き方』の部分に、魂は共鳴するのだ。

 

自分を貫く人間ほど、孤独だ。自分を生きるほど、周囲から浮き立つ。みんなと同じじゃないという、その一点において、迫害を受ける。非難を受ける。罵声を浴びる。疎外される。排除の対象になる。やがて、純潔な魂を持った人間ほど、自分を責めるようになる。おかしいのは、自分なんだ。と。みんなと同じことをやれない、みんなが当たり前にやっていることが自分にはできない、そんな自分は欠陥人間なんだ。そんな自分は生きている価値のない人間なんだ。と。そして、彼(彼女)は、自殺を選ぶ。肉体的な自殺の場合も、精神的な自殺の場合も、自殺は、自殺だ。わたしは、ここに、ストップをかけたい。そういう生き方をしたい。周囲から「ちゃんとやりなさい!」と叱られまくるひとに、わたしは、こう言いたい。即に、ちゃんとやっているじゃないか。ちゃんと自分を生きているじゃないか。と。

 

数日前、東京の新日本橋ジビエ料理をご馳走になった。K様は言う。坂爪さんを見ていると、全部、どうでもよくなる。そこがいい。いろいろなものがないはずなのに、図太く生きている姿を見ると、自分が気にしていることの全部が、どうでもよくなる。そういう雰囲気を、言葉から、人物から、感じるのだ。と。これを言われた瞬間は、うれしかった。まさに、自分が、そのようにあれたらと願うからだ。憂鬱を吹き飛ばすもの。小さなものを「ちいせえ」と言うもの。社会に蔓延する嘘に対して「嘘だ」と言うもの。気にしていることの全部を、問題と呼ばれていることの全部を「どうでもいいじゃないか」と吹き飛ばすもの。闇を照らす光。見よ、熱海の朝焼けを。この空を美しいと思える感性があれば、生きることは、楽勝だ。

 

 

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人生は続く。

 

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE http://urx2.nu/xkMu

 

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