いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

無一物で、ニッコリ笑う。

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那覇空港から関西空港に向かう。これから数日間関西に滞在する。大阪府今里で22日(土)にイベントに出る。テーマは「プライドの捨て方」で、大阪でごちゃまぜの家的なことをやりたいと思った女性Y様は、家を借りるところまではやったけれど周囲の猛反対などでなかなかうまい展開をできずに「坂爪さん、どうすればいいと思いますか!」とご連絡をくれた。私の場合、自分のダメさを秒速で晒すというやり方で生き延びてきたので、よし、ここはみんなの力を借りながらごちゃまぜの家@大阪を実現させましょう!という流れになり、イベント開催が決定をした。

 

 

関西のみなさまに力を貸してほしい。是非22日(土)に大阪府今里に遊びにきて欲しい。みんなで話しながら「こういう風に展開をしたら面白いと思う」的なディスカスをしたい。同時進行でプライドの捨て方についても語り合いたい。独立したばかりの人々は「うまくやっているように思われたい」などの見栄が働く。結果、実は全然うまくいっていないくせに虚勢を張って最終的に自滅する。そういうパターンは多い。生き延びる人間は、なにごとも完璧にこなす人間ではなく「周囲の援助を浴びまくる人間」だと思う。要するに甘える力であり、楽しい迷惑をかける力だ。そういう力について、みんなで語り合えたら嬉しい。年末だ。ゴミと一緒にプライドも捨てよう。そうすれば、軽やかな足取りで2019年を迎えることができる。

 

【EVENT詳細】12月22日(土)@大阪府生野区「プライドの捨て方」

 

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久高島

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久高島が猛烈によかった。早朝、久高島の海岸沿いを歩く。歩けば歩くほど全身が浄化される。無意識に大地讃頌を口ずさんでいた。母なる大地の懐に、我ら人の子のよろこびはある。その通りだ。前日の夜は久高島在住の船乗りの男性の家にご招待をしていただいた。大量の料理と一緒に「二日酔いになるまで帰さないよ」と泡盛を盛られた。私は、初対面の人の前では何を話したらいいのかわからなくなることが多い。が、男性の家には大量の筋トレグッズがあったので「ちょっと使わせてください!」と能動的に筋トレをはじめることで、親睦を深めることができた。

 

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那覇まで自転車を走らせながら「熱海の家は誰かにあげちゃってもいいな」と思った。私は、今、呼ばれるままに移動を続けて文章を書きながら生きている。ブログに広告を貼りたくないから、収益は1円もない。こういう話をすると、大概「いまはいいけどこれからはどうするの」と問われる。結婚をしたらどうする、とか、老後はどうする、とか、おそらくそういうことを聞かれているのだろう。そして、そのあとに「でも、熱海に家があるならどうにかなるのか」的な納得のされかたをする。これが、ちょっと、癪に障る。だから熱海の家は誰かにあげてしまってもいいような気がした。欲しい人がいたらご連絡をください。「このひとにあげたい!」と思った人に、熱海の家を、いい感じに使っていただけたらうれしいと思う。

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE http://urx2.nu/xkMu   

 

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わたり文庫『アナキズム

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今回のわたり文庫無料郵送の一冊は、栗原康著作『アナキズム 一丸となってバラバラに生きろ』です。伊藤野枝一遍上人の本も書かれている栗原康さんのこちらの著作。面白いです。栗原節というのだろうか、僭越ながら「機会があったら友達になりたい」などと思ってしまった。私も、栗原さんの友達になれるにふさわしい生き方をしていきたい。ご希望される方は何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。御当選(?)された方には70万時間以内に折り返しご連絡いたします。

※※※ こちらの本は、大阪府にわたりました ※※※

 

ほんとのところ、だいじなのはこれだけだ。いつだって、なんどだって、これがただしいっていわれている生きかたをぶちこわすことができるかどうか。あたらしい生をつかみとれるかどうか。たとえ、それが予想外の結果をもたらしたり、マジっすか、それ大失敗じゃんってなっちまったりしたとしてもね。かまわずにやれ。おいら、マジメだからもう一回、いっておくよ。ただしいモラルをふりかざして、はじめからなにもおこらないようにしてしまうのはもうやめよう。だれかが失敗したら、おまえがわるい、おまえがわるいっていって、よってたかって問いつめて、謝罪させようとするのはもうやめよう。こりゃダメだァっておもったら、ヒャッハー!っていって、わらいとばせばいい。いつだって、こころの奥底にあるそういうユーモアをもっていることができるかどうか。きっとそれが、なんどでもあたらしい自分にであえるかどうかの分かれ道なんだとおもう。

栗原康『アナキズム』【岩波新書

 

無一物で、ニッコリ笑う。

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GIVE & DIE


先日、那覇市内でイタリアンレストランを営む方からご連絡をいただいた。「これもなにかの御縁!」ということで、昨夜、お店にお邪魔をさせていただいた。最高に素敵なお店だった。料理も半端なく美味しかった。オリーブオイルに島とうがらしを長時間かけてどうのこうのした特製オイルと、名物マルゲリータ・ピザの相性は群を抜いていた。私は、そこに那覇在住の友達と一緒に行った。友達とは「GIVE&TAKEよりもGIVE&DIEの方が面白いよね」などと話していた。絶滅危惧種は大事にされる。だから、我々も大事にされたかったら絶滅危惧種になるしかない。「よし、絶滅しよう!」的なことを話していた。ら、その会話を聞いてくれていた店主さんが、メッセージ付きのデザートを差し出してくれて我々は震えた。

 

雰囲気最高の店主さんは言った。「坂爪さんのブログをずっと読んでいて、いつか、自分も坂爪さんの一助になる女神様的な役割をできたらいいなあって思っていたのです。坂爪さんは、私のことを優しいとかって言ってくれるけど、多分、多くの人たちは『優しいから』坂爪さんを助けるんじゃなくて、ただ、単純に『面白いから』なにかをしてあげたい、『面白いから』坂爪さんの世界に自分も参加をしてみたいって思うのだと思います。だから、自分もそれに参加をすることができて嬉しいです。」と。私は、もう、むはぁって声に出して唸ってしまった。優しいからじゃない。ただ『面白いから』何かをする。そこに損得勘定とか合理的ななにがし、みたいなものはまったくない。言うなれば『遊び』として、私の日々に参入をしてくださる店主さんの存在を猛烈にありがたいと感じた。

 

無一物でニッコリ笑えるだろうか。思えば、私はこれの挑戦(?)をしているように思う。なにかがあるから幸せ。金があるから幸せ。家があるから幸せ。安定した収入があるから幸せ。幸福な家庭や、立派な肩書きがあるから幸せ。これでは普通だ。別に普通が悪いとは言わない。ただ、私は「なにもなくても笑えるか」「無一物でもニッコリ笑えるか」の勝負(?)をしているのだと思う。何かがあるから安心、というのは『これがなくなったらたちまち不安になる』ということでもある。何かを通じて自分を誇るのではなく、あらゆるものを剥ぎ取った後に残る、真っ裸の『自分』を誇りにできるように。無一物で、ニッコリ笑う。そんな姿を想像する時、私のハートはゾクゾクする。あるから元気じゃ、普通すぎる。「こいつ、なにもないくせに妙に元気だ」と思える人間は、大げさな言葉で言えば希望になり得ると思う。

 

 

https://www.instagram.com/p/BreEXNPH7vy/

渡部篤郎より愛を込めて。

 

人生は続く。

 

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE http://urx2.nu/xkMu  

 

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