楽しいことなら、どんどんやりなさい。
長野県白馬の山中で夜にタイヤが爆発した。JAFを呼ぶにも私は電話をもっていない。進退窮まった。が、どうにかこうにかJAFに電話をしていただける人と出会い、救護の目処がたつ。到着まで二時間弱かかるとのこと。よし。わかった。隙間時間こそ筋トレのチャンス!ということで、腕立て伏せとスクワットを繰り返す。空を見上げると半端ない天の川が広がっていた。タイヤが爆発しなければこの天の川を見ることはなかった。ボディが温まる。筋トレをワンセット終えるたびに服を一枚脱ぐ。いつの間にか、ひとり野球拳がはじまっていた。白馬で上裸になっていた。「やればできるじゃないか!」とニコッとした瞬間、一通のメールが届いた。
この世で一番大切な仕事は、自分のご機嫌を守ることだ。
— 坂爪圭吾 (@KeigoSakatsume) 2018年11月27日
自分の機嫌が良いと、勝手に周囲もご機嫌になる。何かをしてもらうことを待たないで、自分がしてもらいたいことを「自分が自分にしてあげる」ことだと思う。
自分を幸せにする。それ以上の偉業はない。 - いばや通信 https://t.co/9ipUCAP2YJ
メールには「私は東京在住だが明日車で長野に行こうと思う。あなたと一緒に北アルプスを見たい。会えますか?」と。よしきた。私は「オフコース!なんなら帰り道車に俺を乗せてください」と返信をする。了承を得る。よし。足が見つかった。これで潔くバイクを捨て去ることができる。この日の晩、私は、長野県大町市在住I様の家に向かう予定だった。結果的にJAFのトラックにバイクと一緒に私も乗り、JAFでI様の家に到着した。I様は「まさかこんな形で来るとは思いませんでした」と笑う。私も、まさかこんなことになるとは思っていなかったけれどみんなが面白がってくれるならうれしいなあと思った。バイクは、翌朝、修理に出した。
INN THE FOREST(仮)
今回長野県大町市にきた目的は「自由に使わせていただけるかもしれない土地のお話をいただいたから」になる。昨日、土地の持ち主M様と実際にお会いした。言葉にならないくらい最高のお人柄の持ち主で、男が男に惚れる瞬間はこういう瞬間なのかと思った。M様は言う。ここの土地は自由に使っていいよ。楽しいのが一番だよね。お金とかいらないよ。木とかも好きに切っていいからね。五右衛門風呂とかもいいんじゃない。なんでも自由にやっていいよ。なにか面倒が起こったら「土地の所有者の許可を得ているので」とか、全部俺のせいにしちゃえばいいんだよ。そうすれば逃げられるからね。へへへ。と。うわあ。私は、もう、M様の器を前に完全に降伏してしまった。自由にさせてくれる人の前で、人間は、横柄になることはできない。逆に「死ぬほど大切に使います!」という猛烈に謙虚な気持ちになる。
ここの土地を使って『INN THE FOREST(仮)』をやりたいと思う。泊まれる森。眠れる森。もちろん森ジムも併設する。併設するとか偉そうに言っているけれど、基本、全部素人の手作りだ。木の棒一本ぶらさげて「これがジムです(これは懸垂棒です)」とか言っちゃう感じのクオリティだ。これまで、初対面の人に普段はなにをしているのかと問われる度に辟易していた。自己紹介は死ぬほど苦手だ。が、これからは「ホテルを運営しています。名前はINN THE FORESTと言いまして、目の前に北アルプスが広がる宿泊施設です」とか言える。そうすれば、前向きに勘違いした人々が「うわー!素敵!星野リゾートみたいな感じですか???」などと騙されるだろう。ふふふ。実際はただの森であるというのに。ふふふ。人生の9割はハッタリである。
森で料理。森でテント。森の生活のあれで「森の婚活」とかもやりたい。添付した動画は参考資料(?)で、誰か、こういう暮らしを一緒に作りあげてみたいなどと思ってくれる人はいませんか。私はブッシュクラフト【ブッシュクラフト×森の喫茶店×森ジム×森の図書館】みたいなことをやりたいのだ。小生、土地はあるけどお金がない。これから全部手作りになる。使っていないアウトドア用品があったら譲っていただけたら最高に嬉しいです。斧やノコギリなどもほしい。今、私の肉体は横浜にある。バイクは長野に置いてきた。だから、再びバイクを回収に行かないといけない。誰か「それなら自分も長野の土地を見てみたいから、車を出すから一緒に行こう!」とか言ってくださる方の登場を心からお待ちしております。毎回、人頼みばかりで申し訳ありません。よかったら動画を見てください。誰でも泊まれる、無料の宿泊施設【INN THE FOREST(仮)】を一緒に作りませんか。
連絡先・坂爪圭吾
keigosakatsume@gmail.com
LINE ID ibaya
わたり文庫『ヤナの森の生活 ハワイ島の大地に生きる』
今回のわたり文庫無料郵送の一冊は、ヤナ著作『ヤナの森の生活』です。ハワイ島の大地で、床も壁もないジャングルの中で暮らすフランス人の女性です。ヤナさんとは、数ヶ月前、ハワイ島で迷子になっていたときに奇跡的にお会いすることができました。最高にチャーミングな女性でした。INN THE FOREST(仮)も、ヤナさんのデザインセンスを参考にしながら「女性にも楽しんでいただける」空間にできたら嬉しい。男は家を作る。女は家を整える。そんなチームプレーができたら幸福である。自分のような人間にそんなことってできるのだろうか。ご希望される方は何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。御当選(?)された方には70万時間以内に折り返しご連絡いたします。
※※※ こちらの本は、北海道にわたりました ※※※
日本のブラザー&シスター、アロハ!
私がまだ幼かったころ、よく聞かれたことがあります。
「大きくなったら、何になりたい?」
その質問を受けるたびに私は思っていました。
「私は私でありたいわ」
そのころからずっと私は、私らしさを探す旅を続けてきているように思います。
心配するのをやめて、どんな世界にくらしたいのかを、想像してください。
イメージしたものを創造してください。
ヤナ『ヤナの森の生活 ハワイ島の大地に生きる』【WAVE出版】
楽しいことなら、どんどんやりなさい。
ごちゃまぜの家が経済的存続の危機を迎えたのが今年の9月。全国各地を流転しながら「助けてください!系イベント」をやりまくり、その時に大阪で出会った女性K様が「長野に土地を持っている友達がいます」とご連絡をくれたのが今年の10月。そして実際にM様とお会いさせていただいたのが今年の11月(要するに昨日)。ひとつの危機はひとつの契機となり、毎度、人生は思わぬ展開を見せてくれる。昨日、M様とお会いした際にK様も(はるばる兵庫県から!)長野まで来てくれた。最高に嬉しかった。K様も、M様も、社会的にはいわゆる成功者と呼ばれる方々で、その佇まいからも「酸いも甘いも猛烈に経てきているのだろうなあ」感がすごい。貫禄が違う。全身から余裕が漲っている。宇宙人みたいだなあと思った。
K様は著名人の知り合いも多い。K様は言った。経営者なんてみんなきちがいだよ。いい意味でね。0から1をやるひとは頭おかしいんだよ。2代目は綺麗にまとまっている人も多いけど、でも、どこかボーッとしている。1代目は半端ないね。みんな頭がぶっ飛んでいる。と。私は、この言葉を聞いた時になんだか自分の生き方が肯定された気がして「(きちがい業界の)先輩、ありがとうございます!」と思った。自分は自分でいいのだと思った。否、むしろ「自分はもっと自分である必要がある」と思った。M様も、社会的には成功しているのにまったく偉そうな雰囲気がない。私が見る限り、成功しているひとほど謙虚だ。それでいて、決して自慢するような形ではなく「いかに自分は人生を楽しんでいるか」ということを、空気感を通じて伝えてくる。だから、一緒にいるだけでもうれしくなる。同じ時間を過ごすだけでも「自分にも何かをできそうな気持ち」になる。真の成功者には、そんな力がある。私は、そんな圧倒的肯定力こそ「最高だなあ!半端ないなあ!」と思う。
車で東京に戻る。送迎車は私と同じ年代の女性I様。I様は山を愛していて、冬は山小屋で働き夏はニュージーランドの山々をトレッキングしながら自然を満喫する。いまはオフシーズンだから家にいることが多いらしく、気分転換に長野に来てくれたのだが「今日は来れて本当によかった!白馬の眺望は最高だったし、坂爪さんにも会えたし、友達も増えて、久しぶりにこんな濃い1日を過ごしました!」と喜んでくれた。これは最高に嬉しいと思った。I様は海外の登山経験は大量にあるが日本は北アルプスあたりだけだと話す。それならば、私も、いまは登山に興味があるから今度一緒に登ろうという話になった。関東ならば丹沢界隈がいまは紅葉のシーズンだ。みんなも行こう。一緒に登ろう。山が好きならば、月に一回と言わず(当たり前のことだけれど)毎日登ってもいいのだ。濃い1日を非日常にするのではなく、毎日を『濃い1日』にしてもいいのだ。金になるとかならないとか、後先のことがどうだとか、そういうことは置いておいて、自分の『好き』に突撃しなさい。楽しいことなら、どんどんやりなさい。一回とか二回とかじゃない。どんどんやるんだ。どんどんやったら、きっと物凄い場所にいけるよ。ここ数日間の日々の中で、私は、神様的なサムシングからそのように言われているように思った。
目的なんかない。やった瞬間がゴールなんだ。何かの為とかじゃない。歌いたいから歌う。踊りたいから踊る。抱き締めたいから抱き締める。やらないのも行動だ。やらないをやったんだ。強くなるとか、成長するとか、それは副産物。主役は「いま、この瞬間」の躍動だ。毎日がゴールで、毎日がスタートだ。
— 坂爪圭吾 (@KeigoSakatsume) 2018年11月27日
人生は続く。
坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE http://urx2.nu/xkMu