いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

人生は思う通りにいかない。だから面白いのだ。

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有馬温泉近くのジョイフルで電源を借りまくっている。昨夜は有馬温泉の山中で寝た。必要は発明の母と言われるが、小生は「必要は成長の母」と言いたい。必要に駆られると人間は図々しくなる。明日からオアフ島。ハワイでも野営をする。私はヨガマットで眠るだろう。これに寝ていればもしも警察からお前はなにをしているのだとお咎めを受けても「ヨガです」と言い逃れできる。ふふふ。結局ハワイでは何も予定が入らないから空港からハレイワ界隈まで10時間程度歩く。靴擦れ対策に絆創膏が必要になる。

 

 

前にホノルル空港からワイキキビーチまで三時間歩いた。その様子を見て「あなたバカなんじゃないの!?」と言って車を出してくれた日本人女性と出会えた。まず、体を張る。すると「やばい、こいつこのままだとこのまま行っちゃう!」と思ってくれた心優しい方々が小生にストップをかけてくれる。私は、この『ストップ!』によって生かされてきた。が、自分が生かされるためには、まず、自分が最初に体を張ること。体を張ることなしに奇跡は起こらない気がする。起きたとしても、体を張っていなければ、よろこびも大したものにはならない。断食後のおかゆが美味いのも、凍えた体で風呂に飛び込むとたまらないことも、この摂理による。

 

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充実した日々を過ごす。

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原付移動も一旦終了。明日からオアフ島に飛ぶ。


今回の目的は「充実した日々を過ごす」ことと「ハワイを近所にする」こと。野営の日々だろうが私は修行僧ではないので、あくまでも『充実した日々を過ごすこと』にこだわりたい。内容はなんでもいい。自分が「今日はこれが最高だった!」と思える出来事を最低三個は見つけること。見つからなければ飛び込むこと。もう一つは『ハワイを近所にする』ことで、飛行機で片道八時間かかろうが、繰り返し足を運ぶことで「ああ、オアフ島ね。あれは俺の庭だね。感覚的には近所だね」程度にはなりたい。ハワイに対する身構えを取り除く。軽やかに、まるで散歩にでかけるように、誰もがハワイにふらっと出かけるようになれば嬉しい。身構えない。一泊二日でも全然いい。現地の風を浴びるだけでもかなりの威力があると思う。

 

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昨夜。イノシシの気配に怯えながら眠る。

 

昨日は暇だったので大阪駅で希望者の方々におはなを配った。野営明けでボロボロの自分が両手に花を抱えている状態は「美女と野獣…」みたいでいいなと感じた。気持ち100万本程度のバラを配りながら、バラのお返しにとしゃぶしゃぶをご馳走になったりカフェラテをご馳走になったりした。前回の記事でバイクを置かせていただける場所を募集したが、無事に見つかりホッとした。ある女性H様から、最初「神戸の私の家に置けますよ!」と連絡がきた。その直後「さっきのメールはちょっと待ってください!なんか、あんなメールを送った自分に腹が立って腹が立ってしかたがないのです!」というメールが来た。私は、お、と思った。一体彼女に何が起きているのだろうかと思った。数時間後、私は、グランフロント南館二階にあるコミンカフェの前でH様と合流した。

 

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夜明け前。星が綺麗だった。


H様は言う。「見つからなかったら、とか、困ってたら連絡ください、とか、なんか違うなと。なんなんだこの上から目線はと。私はただ坂爪さんに会いたいだけだと。坂爪さんの力になりたいだけだと。そう思ったので、もう、会えなくてもいいから行くだけ行こう!と思って大阪駅に来ました」とのこと。私は、ああ、こういう頭や言葉だけじゃなくて実際に行動に移せちゃう女性は最高に魅力的だなと思った。H様は謎に高級なブランデーを持っていた。聞いてください坂爪さん。H様は話す。数年前にこのブランデーを貰ったのですが、これ、非常に高級なヤツで売ると結構な値段になるらしいんです。これ、今から売りに行って、そのお金をハワイでの餞別にしてもらったら面白いかなとか思ったのですがいかがなものでしょうか。にやにや。H様は笑う。にやにや。私も笑う。にやにや。非常に素晴らしい時間が流れた。

 

人生は思う通りにいかない。だから面白いのだ。

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夜明け。


最近シングルマザーの方々とよく会う。小生、稀に「あなたはすごいですね!」などと言われるが、俺なんかより子育てをしているひとの方が五億倍すごいと思う。昨日お会いした方は「家事に育児に仕事もあって、こどももまだ小さいから、どうしても部屋が散らかる。ごちゃまぜの家の話を聞くと、そこにいるだけで落ち着くみたいなことを聞くから、私も自分の家を落ち着く家にしたい。だけど時間がなくって」と話していた。そりゃあそうだろうなあと思った。彼女は自分を責めるような感じで「もっと頑張らないと」みたいなことを言うので、私は「頑張らないでください!」と思った。そして、もし、マンパワーが必要になった時は私が掃除に行くので遠慮なく使ってくださいと言った。基本、男は女の役に立ちたいのだ。

 

また別の女性とも話した。彼女は「坂爪さんは、ひとを信じるってことをどう思いますか」と突然問うた。私は、突然そんなことを聞かれても困るぜ!と思って「あなたはどう思っているのですか?」と問い返して逃げた。ら、彼女は答えた。自分でもよくわからないのです。でも、坂爪さんの生き方は、人間を信じている人にしかできないことだと思って。と。彼女は続けて「昔から人間関係でつまずくことが多くて、とりわけ怒っている男性を目の前にすると硬直しちゃって。私がなにかいけないことをしたのかな、とか、このひとはいま帰りたいんだろうなとか思うといたたまれなくなってしまって」的なことを話した。

 

私は敏感に察し取る力を瞬間沸騰的に発揮して「それは違う」と言った。あなたはひとを信じることができないと言う。が、それは自分を信じていないだけだ。自分を信じていないというか、誰かに「あなたはここにいてもいいよ」と許可を求めているだけだ。でも、それを続ける必要はない。必要なことは、自分が、自分に対して『ここにいてもいいよ』と言ってあげることだ。あなたが生きていることに対して、誰の許可もいらない。許可もなにも、あなたはここにいてもいいに決まっている。だから、もう、周囲の顔色を伺ったり誰かに許可を求めるようなことをしないでもいい。ただ、自分が自分に『ここにいてもいいよ』と言ってやることだ。あなたはとっくに許されているのだ。と思う。と。私は言った。言いながら、ああ、本当にそうだなあと思った。しばしの間、自分に酔った。否、自分から出た『言葉』に酔った。凄いのは私ではない。凄いのは言葉である。言葉が、ただ、たまたま自分を通じて出て来ただけにすぎない。生きててもいいよ。ここにいてもいいよ。自分の好きなように生きていいよ。肯定的な力が、否定的な力をぶった切って、世の中に広く蔓延するためのツールとして自分が存在することができたらいいと思う。 

 

 

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夕焼けに見せかけて朝焼け。。

 

人生は続く。 

 

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
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