過去と現在と未来がつながる。そして無双になる。
私の友人に、愛し合う二人の男女がいる。先日、女性が「あなたとは別に好きな人ができたから勇気を出してセックスをしました!」と真実を告げた。この男女、これまでも「我々はお互いを束縛しあうものではなく、お互いを自由にするものでいよう。だから、お互い、いろいろなことを自由にやろう」とは話していた。が、まさか、このような出来事が起こる準備を男性側はまったくしていなかったため、ひどく狼狽をした。
こうあるべきなんてことはひとつもない。
— 坂爪圭吾 (@KeigoSakatsume) 2018年10月5日
好きなひとには、心が軽くなる道を、自由になる道を、楽しくなる道を、思わずはしゃいじゃう道を歩いて欲しい。肩の力を抜いて、おおいに人生を愉しんで欲しい。
恐怖から解放されたなら、あなたはもう完全に自由だ。 - いばや通信 https://t.co/7IVEJAeRAd
だがしかし、女性側を責めるのは違う。だって、自由であることは約束なのだから。そう思った男性は、結果、路上を裸足で走り回ることによってやり場をなくしたエネルギーを発散した。傷ついた足裏が血を吹き出すギリギリまで走り回ることで、彼は冷静さを取り戻した。そして私に電話をくれた。ことの一部始終を聞いて、私は「ああ、なんだかわかるなあ」となんども思う瞬間があった。男と女のいざこざは絶えない。彼の話を客観的に聞くことで、ああ、俺も客観的に見たらこんな感じなのだろうなと思った。
楽園をアップデートする。
10月6日に東京都日本橋でいばや名義のイベントを開催した。濃厚な内容に当日頭痛に悩まされた。情報量が半端なく、いまだに消化し切れていない。いばやの神様・まゆちゃぱうぉにかさんは津波のような女性で、周囲に波乱を巻き起こしまくる。現在は『余命半年だったらなにする?』という問いに熱烈な関心を寄せていて、最近、同じ問いを共有した女性陣が半端ない余生をおくりはじめている。そのうちのひとりは「一発かっ飛ばしたい!"SHALL WE SEX ??"」ということで、ワンナイトフィーバーに付き合ってくれる男性を募集しはじめた。
「余命半年」という一つの単語から自分の欲望(性欲)を導き出し、こんなにも真っ直ぐに世に放って走り出した友人に最大級の敬意を✨来たれHENTAI🌈 https://t.co/yrwslsJd0S
— まゆちゃぱうぉにか@10/12余命半年イベ中目黒 (@harapekoyama) 2018年9月30日
女性側に本領を発揮されると、男性陣はたじたじになる。女性陣サイドから「けいごさんもよめはん(余命半年を想定して生きる企画)やりましょうよ!ねえ!やりましょう!」と畳み掛けられた。女性の勢いはすごい。思わず飲み込まれてしまって「俺も考えてみようかな・・・余命半年だったらなにをするんだろう・・・」とか考え始めてしまった。ので、私は男性陣にヘルプを求めて「ねえ、余命半年づいている女性陣にたじたじになっているのだけれど、俺はどうすればいいと思う?」と相談をした。すると、男友達は「本当に余命半年にしてやればいいんじゃないですか」とのこと。要するに『半年後に実際に殺す』ということなのだけれど、そんなことはできるのだろうか。
ま!じ!で!
— まゆちゃぱうぉにか@10/12余命半年イベ中目黒 (@harapekoyama) 2018年10月7日
私とても無双モードなので絶対面白いことにしかなんねーぞ♡
あなたの余命半年が、マジで、始まっちゃうよ✨この日、この場所にいる、という才能を発揮しまくって来てね⭐️ https://t.co/u6SU0sMC3b
6日に話されたことを乱暴にまとめると「人間には五つのフェーズがあって、戦時中は『がまん』が美徳とされた。時は流れ、がまんしない価値観が台頭した。がまんしないを続けると『してもしなくてもどちらでもよくなる』段階に行く。これがニュートラルの段階。しかし、ニュートラルのままでは退屈【虚無】に殺される。そこで『あそび』が登場する。あそぶことが閉塞感に風穴を開ける。しかし、がまんゾーンの人々に突然『遊ぼうよ!』と言っても何も伝わらない。だって、遊んだことがないから。段階はひとつずつ。そして、あそびの先にもうひとつのゾーンがある。それが『パラダイス』になる。あそぶことは一人でもできるが、パラダイスには複数人が必要。かつて、パラダイスには『ここではないどこか遠くの桃源郷』的な意味合いがあったが、この考え方が古い。パラダイスは遠くにあるものではない。いまの自分がまるごと全部自分なのだと認めた瞬間、ここがパラダイスになる。我々【旧・いばや】はパラダイスをアップデートする。」などなど。感覚的に伝われば嬉しいです。
いやあ、遊ぶって、最高だね
— まゆちゃぱうぉにか@10/12余命半年イベ中目黒 (@harapekoyama) 2018年9月30日
🦄🦄🦄全国行脚のスケジュール 🦄🦄🦄
10月11日(木)@沖縄県読谷村
10月17日(水)@福岡県福岡市
わたり文庫『イーグルに訊け』
今回のわたり文庫無料郵送の一冊は、天外伺郎・衛藤信之著作『イーグルに訊け インディアンに学ぶ人生哲学』です。小生、自邸を開放しているものですから、いつの間にか「あれ?こんなもの家にあったっけ???」なんて思うことが毎日のようにあります。ある時は大量の果物が、ある時は大量のお米が、ある時は大量の本が家に『魔法のように』増えている現実を前に、呆然とすることがたくさんあります。この本も、突然、この家に出現をした魔法の一冊になります。ご希望される方は何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。御当選(?)された方には70万時間以内に折り返しご連絡いたします。
※※※ こちらの本は、東京都にわたりました ※※※
お年寄りと子どもを離してはいけない。彼らを引き離すことは、過去と未来を断つことと同じだ。
川の水面だけ見て川を知ったと思うな。
お年寄りのひざは、空いているだろう。お年寄りのひざは、子どもたちのためんおゆりかごとして空けられているんだ。だから、お年寄りと子どもを離しちゃいけない。彼らを引き離すことは、過去と未来を断つのと同じだ。
わしらはやがて大地に戻る。そこに何を持っていく必要があるのかね。この世界で生きてきたことの喜びと、次の時代を生きる子どもたちに、わしらが母なる大地から教えれれた美しさと感動を残してあげられれば、それで十分だ。
私たちの周りすべてに、教師は存在する。石の中にも、風の中にも、木々の中にも、きみが立ち止まって眺め、グレート・スピリットに尋ねれば、必要なことは必要なときに与えられる。
天外伺郎・衛藤信之『イーグルに訊け』【飛鳥新社】
過去と現在と未来がつながる。そして無双になる。
余命半年だとしたら、みんなはなにをやるだろうか。強がって「別に俺はなにもかわらない。いままでの日々を続けるだけだ」とか言っちゃいそうにもなるけれど、きっと、もうちょっと考えた先に『キラッ!』と輝く何かを獲得できるような気がする。自分だったら、あらゆる垣根をぶっ飛ばした家族を作りたいなと思う。ごちゃまぜの家を通じて現時点でも試してはいることだけれど、余命半年を意識すると『より加速度を増して』自分がやりたいことを遂行できる。正直、自分のこどもが100人いてもいいし、自分の嫁さんが100人いてもいいし、人類全体が自分の家族ということで問題はないと思っている。
こんなことを言うのはとても勇気がいることだけれど、最近、自分を見ていると「俺と深めのコミュニケーションを達成した女性は自らの内部に秘めた女性性を猛烈に開放することができて、結果、いい感じの人生を送ることができるようになる」みたいなことを思う。かと言って、その女性が永遠に自分と一緒にいるイメージは(現時点ではあんまり)ない。私は通過点であり、通過儀礼(?)のようなものであり、うまい言葉が見つからないけど『俺を経由して素晴らしい人生を歩んでください』みたいなことを思う。逆に言えば、私は海みたいな存在で、誰のものにもならない。海は誰のものでもないように。空は誰のものでもないように。しかし、自分が海にいる時間(空を見ている時間)だけは「自分のものだとも言える」ような、誰のものでもないからこそ『みんなのものになることができる』的な感覚を抱く。
イベント中、まゆちゃぱうぉにか様の話を聞きながら『過去と現在と未来が一致する時、人間は無双になる』的なことを思った。ひどく感覚的な話になるが(自分でもよくわかっていないけれど『これは真実に違いない』的な確信がある)、普通、過去と現在と未来は切り離されたものとして捉えられる。だから「いまはダメだけどいつか」みたいな絵空事が語られる。しかし、そんなことはないのだ。良い過去と悪い過去があるのではなく、すべてを一心に引き受けた瞬間に『過去と現在と未来はつながる。そして無双になる』のだと思う。幼少期の自分も、現在の自分も、老後の自分も、実は「いまこの瞬間にすべてがある」のである。だからこそ、私は、自分の過去を頻繁に思い出していたのだろう。不幸とは、過去や未来が『現在から切り離される』ことである。だからこそ、切り離されたものを統合すること。バラバラなものをひとつにすること。それを成し遂げた瞬間(『思い出す』という言葉が近い)、この世はあっという間にパラダイスになるのだと思う。
どう生きるか、どう稼ぐかを考えてもあんまり創造的になれないし、病む。それより『どう遊ぶか』を考えた方が楽しいし、結果的に人生どうにかなることがわかる。遊ぶことの威力をあなどるなかれ。遊びと仕事を切り離した人生は悲しい。遊べるものを見つけて、それを皆と分かち合う。それが仕事になる。
— 坂爪圭吾 (@KeigoSakatsume) 2018年10月5日
人生は続く。
坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE http://urx2.nu/xkMu
Photographed by Chiaki Toyozumi