いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

魂に触れる Be sexy

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人生で一番感動をした瞬間がある。高校一年生の頃、わたしは軽音楽部に入部をした。生まれてはじめてバンドを組み、わたしはギター&ボーカルを担当した。ベースの友達とドラムの友達と「この楽曲を練習しよう!」と決め、スタジオにはいる日程を決める。各自練習を積み重ね、スタジオに向かう。生まれてはじめて音合わせをする。ドラムがカウントをとる。1、2、3、4。その瞬間、ギターとベースとドラムの音が完全に一致をする。シンフォニーを織り成した瞬間、その瞬間、わたしの全身を言葉にならない歓喜が貫いた。快楽と恍惚と官能を足して3で割らない感じの濃厚な歓喜。ああ、すごい、人生にはこんなにも素晴らしい瞬間があるのかと、歓喜で全身が打ち震えた。

 

 

今日、わたり食堂【0円食堂】にピアノ奏者とフルート奏者の方が遊びに来てくれた。わたしがギターを弾いていると、それに合わせるようにピアノとフルートが参加をしてくれた。ギターを弾く。ピアノとフルートが、それに合わせるように音楽を奏でる。次の瞬間、なんだかものすごいシンフォニーが生まれ、まるで、ピアノとフルートによって「自分一人では到底行くことのできない次元にまで、彼らに連れていってもらえた」ような感覚を覚えた。高校時代の感動に勝るとも劣らない、圧倒的な感動に包まれた。魂に触れたとしか形容のできない瞬間がある。こんなに気持ちの良い瞬間があるのかと、音楽の底力に触れた気がして意識が飛びそうになった。オーディエンスの人たちも、わたしたちと同じくらい感動をしてくれた。泣きそうになったと話すひともいる。音楽はすごい。別の次元に連れていってくれる。33歳の誕生日に、このような出来事に恵まれたことをとてもうれしいことだと思う。交響曲のような一年を過ごしたいと思う。自分一人では到底行くことのできない次元まで、みんなと一緒に行きたいのだと思う。

 

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銀座駅の焼肉屋

昨日、銀座でK様に焼肉をご馳走になった。K様とは、前回の記事でも書いたけれど「言葉は死んだ人にも贈ることができる」という話をした。この話には続きがある。死んだ人に贈ることができるのはなにも言葉だけじゃない。音楽を贈ることもできるし、絵を贈ることもできる。それだけではない。花を贈ることもできる。わたしたちは、死んだ人のお墓に花を供える。K様にとって、花は「この世とあの世の間にあるもの」だと言う。花は「あの世とこの世を繋ぐゲートみたいなもの」だと言う。花は枯れる。しかし「この世で花が枯れたとき、それは『向こう側に花が贈られた』ことなのだと思う。だから、死んだ人には花を贈ることもできるのだと思います」とK様は話す。

 

これはものすごい話だと思った。K様は続ける。坂爪さんもおはなを配っているから、似たような感覚をもっているのかもしれません。わたしと坂爪さんに共通点があるとしたら、それは「死んだ後にもっていけないもの」に興味がないということだと思います。わたしはお花を買います。そんなわたしを見て、あるひとは「どうして枯れてしまうものにお金を払うのか。食器や本ならいつまでも使えるのに、やがて枯れてしまうものにお金を使うなんて経済観念がない」などと言います。でも、違うのだと思います。おかねやモノは、どれだけ溜め込んでも死んだ後にもっていくことはできない。だから、それを支えにして生きることができない。死んだ後にもっていけるもの、それは言葉であったり音楽であったり絵画であったり花であったり祈りであったりすると思うのですが、坂爪さんは「死んだ後にもっていけないもの」に興味がないのだと思います。

 

すごすぎる話だと思って震えた。K様の言語化能力を前にひれ伏した。K様は言う。昔、どんなひとを好きになるかと言う話を友達とした。あるひとは「格好いいひと」とか「財産があるひと」とか「優しいひと」と言うけれど、どれもピンとこなかった。わたしの場合、そのひとが「理不尽な仕打ちにあったときに、どう返すか」に興味がある。その瞬間に発揮されるオリジナリティに興味がある。理不尽な目に合う。世を呪う。世を呪うのは簡単だ。しかし、簡単なことに価値【オリジナリティ】はない。成功という言葉を使うのもあれだけど、成功者と呼ばれているひとは「理不尽な仕打ちにあったとき、どう返すか」の一手が斬新【魅力的】なひとを言うのだと思う。理不尽とは、料理でいうところのネタのひとつにすぎない。それを『どう捌くか』に、そのひとのオリジナリティは発揮されるのだと思う。と。わたしはこれを聞いて再び打ち震えた。いま、自分はとんでもないひとと焼肉を食べているのではないだろうかと打ち震えた。

 

ダサさ回避に命を賭ける。

誤解を恐れずに言うと「理不尽な目にあって世を呪っているひとたちは大量にいる」と思う。悩み相談を受ける機会が多い。話を聞いていると「いかに自分がかわいそうな存在か」を全身全霊で主張しているひとがいる。人生には常にふたつの道があると思う。泣く道を選ぶか。笑う道を選ぶか。言い訳にあふれているひとは「泣く道を選び続けているひと」なのだと思う。わたしは湿度の高いものが嫌いだ。できることならばカラッと生きていたいと思う。起きてしまったことは起きてしまったことなのだから仕方がない。あとは「いかにこれを笑い【価値】に転じるか」に焦点をあわせた生き方をしたいと思う。そのような思いのもとで同棲していた彼女と別れたことをきっかけに家のない生活に突入し、ブログを書きながら家のない生活を二年間ほど続けた後にやがて日本全国や世界各地から「交通費を出すから遊びにこないか」と誘われ、謎に行動の幅が爆発的に拡大したのちにブログ読者の方から熱海に家を購買していただき『奇跡のJ字回復』を果たした自分の人生を(なんだか漫画みたいな話だから)気に入っている。

 

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幼少期。床屋を営む両親のもとに生まれる。

 

家がなくなった瞬間、わたしは「泣く道を選ぶのはダサい!」ということを瞬間的に感じた。家がないとか金がないとか仕事がないとか、悲壮感を漂わせようと思えばいくらでも漂わせることができる。しかし、悲壮感を漂わせた瞬間に生まれる湿気はすごい。湿度を帯びた人間は一緒にいる人間の魂にまでカビをもたらす。カビはダメだ。カビはよくない。自分はカラッとしているものが好きなのだからこれは「カラッとレベルを高めるための良い機会なのだ」と言うことを自らに言い聞かせ、どうにかこうにかいまこの瞬間を生きることができている。あの瞬間、泣く道を選ぶのはダサいと感じた自分にあっぱれを贈りたい。除湿。素晴らしい言葉だと思う。繰り返しになるけれど「わたしは湿気の高いものが嫌い」なのだと思う。もちろん、自分にもジメジメしちゃうような精神状態になることはある。が、ジメジメしている瞬間の自分が考え出すことはできるだけ採用をしないようにしている。ジメジメを否定する訳ではなく、ジメジメしている瞬間の考え方を採用しないだけで、どれだけ湿度にあふれても「いつかカラッとできる瞬間はくる。その時を待て。そして、カラッとしている瞬間に内側からあふれ出した言葉こそをブログとかに書こう」と思って(いまのところは)生きているように思う。

 

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母親の胎内から出てきた瞬間に医者におしっこをぶちまけ「君は健康だ!100点!」と言われる。

 

坂爪圭吾という人間には「ダサさ回避に命を賭けている」傾向がある。最近の自分の生き方を鑑みたときに「やばい!いまの自分の生き方はダサい!」と感じた瞬間の焦りはすごい。33歳のテーマはBe sexy【セクシーであれ】に設定をした。セクシーという英単語を自分流に翻訳すると、それは「粋であること」だと思う。粋の反対は野暮。野暮とは、乱暴にまとめるとダサい生き方をすることだと思う。ダサいという言葉の破壊力はすごい。別に金はなくてもいい。特別な才能も、立派な肩書きも、誰かに誇れるような家も車もブランド物のなにかもいらない。ただ、ダサいことだけは避けたいと謎に強烈に思う自分がいる。ダサいことと湿度のあることは似ている。泣く道を選び続けることで蓄積をされる湿度はやばい。精神がカビる。精神をカビらせてはいけないのだと思う。除湿。素晴らしい言葉だと思う。湿度を払拭するもの、それは「理不尽な目にあったとき、どのように笑いに転じるか」のセンス【生き様】だと思う。要するに、生き方のセンスの問題だと思う。粋とはなにか。それは「粋を語るほど野暮なことはねえぜ!」という言葉に集約をされる。説明を求めてはいけない。ただ、粋を生きるだけの話だ。粋とは、要するに「語らずして語ること」だと思う。大事なことなのでもう一回言う。粋とは、要するに「語らずして語る」ことだと思う(などと語り過ぎている自分は粋から遠いのだと思う)。

 

ごちゃまぜの家 in ハワイ企画

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1日1動画も配信予定です。ご覧いただけましたら幸いです!

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わたり文庫『空の絵本』

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今回のわたり文庫無料郵送の一冊は、長田弘荒井良二著作『空の絵本』です。33歳第1発目にこちらの絵本を紹介できることを、とてもうれしく思います。長田弘荒井良二の最強ペアには『森の絵本』という素晴らしい絵本もあるのですが、こちらもあわせて(本屋さんとか行く機会があれば騙されたと思って)手にとってみてください。そして、もしもそれを気に入ってくださったあかつきには「自分のために買うというよりも、大好きな誰かに贈るため」に絵本を購買してみてください。誰かになにかを贈る時間は、きっと、なによりも素晴らしい時間になると思います。ご希望される方は何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。御当選(?)された方には70万時間以内に折り返しご連絡いたします。

 

※※※ こちらの本は、京都府にわたりました ※※※

 

だんだん

あかるくなってきて

みどりいろは みどりいろに

空いろは 空いろに

 

だんだん

空気が すきとおって

だんだん

なにもかも はっきりしてきて

 

草花のうえの

しずくが こぼれて

水晶みたいに きらめいて

ばらばら落ちて ちらばって

 

だんだん

光は きんいろに

だんだん

水のいろは ぎんいろに

 

だんだん

うつくしい夕方になって

山々のかたちが

空に くっきりうかんで

 

長田弘荒井良二『空の絵本』【講談社

 

魂に触れる Be sexy

朝4時に目覚める。テントの中で珈琲を淹れる。滴る黒い液体を眺めながら「まるで儀式みたいだな」と思う。ありがとう。ありがとう。などと言いながらお湯を注ぐ。朝5時。空が青みがかる。この瞬間の濃紺が大好きで、毎日、こんなにも素晴らしい景色を眺めることができるだけでも「生まれてきてよかった」と思うことができる。多分、人生はなにかを成し遂げるためにあるものではない。なにかを成し遂げてもいいし、なにも成し遂げなくてもいい。どこかに行ってもいいし、どこにも行かなくてもいい。こうあるべきだなんてことはなにひとつない、大前提として「生きているだけでいい。それ以外はおまけだよ」ということを思う。人生はボーナスタイムみたいなものであり、勝ち組も負け組もない。生きれているだけで、誰もが勝ち組であるように思う。

 

こんな感じの話をすると「坂爪さんは宇宙人ですね。いま、ここを生きる天才ですね」などと言われる。あなたが言いたいことはものすごいよくわかるのだけれど、頼むから宇宙人だなんてセンスのかけらもない言葉を使わないでくれと(心の底では思っているのだけれどそれを口に出す勇気がないから「ああ、はい」などと答えながら)思う。スピリチュアルにはまるひとが苦手な理由は、多分、彼らが多用する言葉が「そのひとの言葉ではない」からだと思う。どこかの誰かが使っている言葉を借りているだけの発言に、わたしは反応をすることができない。宇宙人とかダサいことを言うな。どうせなら、あなたオリジナル(そう、オリジナリティー!)の言葉で世界を讃えて見せろよと思う。

 

今日、33歳の誕生日にギターとピアノとフルートでセッションをできた記憶を死ぬまで忘れたくないと思う。わたしは、これまでの人生でひとりでいることが多すぎた。ギターもいつもひとりで奏でていた。複数名で音楽をやることのなかにこんなにも強烈な喜びがあることを、わたしは長らく忘れてしまっていた。このことを思い出せたことが猛烈にうれしい。「魂に触れた」としか形容のできない瞬間が人生にはある。最高の瞬間だ。たまらない瞬間だ。K様は、死んだ後にもっていけないものに興味がないのだとわたしたちのことを形容した。わたしは「魂に触れたい」のだと思う。ひとと話すときも、言葉を綴るときも、音楽を奏でるときも、そのひとの奥にある魂に触れることができるような、自分一人では到底行くことのできない次元までたどり着きたいのだと思う。明日から福岡に行き、明後日からはオアフ島に行く。交響曲のような一年を過ごしたいと思う。自分一人では到底行くことのできない次元まで、みんなと一緒に行きたいのだと思う。

 

 

33歳になりましたありがとうございます!! #BillyGyallow #lifeisgood #33歳のテーマ #テントの中で考えました #Be #sexy #セクシーであれ #セクシーとはなにか #それは露出が多いことなんかではない #セクシーは英語 #坂爪流に日本語に訳すならば #粋であること #粋の反対は野暮 #野暮とはなにか #それはダサい生き方をするということ #ダサさ回避に命を賭ける #泣く道を選ぶか #笑う道を選ぶか #選択権は常に自分にある #泣く道を選ぶのはダサい #一時的に泣くのは超OK #一晩泣いたら翌朝からはニューボーン自分 #みなさまこれからもBillyGyallowをよろしくお願いいたします!!

 

人生は続く。

 

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE http://urx2.nu/xkMu

 

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応援メッセージもこころからお待ちしております。みなさまからのお言葉が、へっぽこりんちょになっている瞬間にどれだけ大きな力になることか・・・簡単な一言だけでもとってもうれしいです。みなさまからの応援をよろしくお願いいたします!!

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