いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

誰かを救うな。自分を救え。

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小春日和に自転車を漕ぐ。あまりの気持ち良さに歌いたくなる。笑いたくなる。良い兆しだ。思わず笑いたくなっちゃうような状態に自分を置けている瞬間は正解だと思う。移動中、のどが乾き過ぎてチェーン店のカフェに立ち寄る。まるで人間型のロボットみたいに、同じ動作を無機質に繰り返す店員さんを見て「こえー!」と思う。独裁者みたいなおじさんが職場を支配している。おそらく、この空間では「鼻歌を歌うことも、笑うことさえも禁止をされている」のだろうなあと思った。要するに地獄だと思った。そそくさと逃げるようにコーヒーを飲み干して立ち去る。天国をつくりたいなあと思う。

 

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テント道具を積んで自転車を漕ぐ。どこまでも行けそうな気持ちになる。ヨーロッパを自転車で移動してみたいなあと思う。ヘルシンキまで飛行機で飛んで、あとは船でエストニアに入る。折りたたみ自転車と一緒に、走れるときは自転車を走らせて、バスに乗るときはバスで移動をする貧乏旅行だ。なんだか楽しそうだなあと思う。自分が楽しんでいるとき、更に自分を楽しませてくれる発想と出会うことができる(ように思う)。

 

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神田駅の寿司屋

神田駅でK様にお寿司をご馳走になる。K様とは、まだ、わたしが家のない生活をしていた頃に開催されたトークイベントで出会った。K様は「坂爪さんの存在をはじめて知った時、ああ、このひととは『家のないうちに』会っておかなくちゃ!」と思って、イベントに足を運んでくれたのだと言う。多分、人生の醍醐味は変化だと思う。自分であれ、他人であれ、ひとりの人間が大きく変わろうとしている様(そのひと自身のBEFORE&AFTER)を目の当たりにできる瞬間のなかには、ゾクゾクするような面白みがある。

 

K様は話す。先日、父親が亡くなった。親戚も呼ばずに小規模な葬式をとりおこなった。お経を唱える代わりに父が愛したジャズを流した。音楽を聞きながら、父が音楽のなかにいるように感じた。不思議と悲しみはない。肉体から解放されて良かったねとさえ思う。以前より、父の本質がより自分のなかで生きているように感じる。万葉時代の頃、言葉はどのような高級品よりも慎重に扱われていたと聞く。誰かに言葉を贈るとき、厳重に箱に詰め、言葉を軽く扱うひとには厳しい罰則が設けられていた。そして『ここが大事なところなのですが、言葉は死んだひとにも贈ることができる』のだと聞いた。この話を聞きながら、わたしは、なんだかものすごい大事な話を聞いているような感覚を覚えた。言葉を扱うものとして。言葉を生きるものとして。言葉だけではない。音楽もまた、同じように『死んだひとにも贈ることができるものだ』と聞いた。

 

わたしは頻繁に「会いたいけれど、会うのがこわい」と言われる。なにもかもを見透かされているようで、会いたいけれど会うのがこわいのだと言われる。それを言われる度に、わたしは「なにか隠したいことでもあるのかな。見られたくないものをもちながら生きることは大変だから、隠さないでいられる方がよっぽど楽だと思うのにな」と思っていた。が、事情はもっと複雑なのかもしれない。見透かされることをおそれる気持ちは、もしかしたら「それによって自分を支えているから」なのかもしれないと思った。自分を支えているものを取り壊されたとき、自分が自分でいられなくなってしまうような、そういうおそれがあるのかもしれない。そういうことをK様と話した。寿司を食べながら。ひととひとが出会うことのこわさは、もとの自分には戻れなくなることだ。これまでの常識が通用をしなくなることだ。自分が自分でなくなってしまうことは、とてもおそろしいことかもしれない。しかし、同時に「これが自分だと思っていたものがより一層の広がりをもって溶け出していく」体験は、誰にでもあるように思う。自分というものの境界線が曖昧になる感覚、これまでの常識や固定観念が覆るようななにかとの出会い、恐れが畏れと重なり合う敬虔な瞬間、変化の醍醐味はそこにあるのだと思う。

 

読者プレゼント『マグマ塩』

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ムラキテルミさんが扱っている商品には素晴らしいものが大量にある。最高の愛用品は『マグマ塩』と呼ばれる岩塩で、疲れたとき、頭痛がするときなど、これを舐めるとなんだかものすごいシャキッとする。数日前、日頃の感謝の気持ちを込めてマグマ塩を1キロ程度購買した。30グラムの小さなケースも(ハワイに持っていくため&みんなにあげるため)5個程購買しました。このうちのひとつを、ご希望をされる方に無料でプレゼントをさせていただきます(自分の好きなものは、周囲の方々と共有をしたくなります!)。ごちゃまぜの家までお越しいただけましたら、常時補充もできるようにもしておきます。塩は大事。温泉卵みたいなテイストで、自転車移動時など最高に重宝をします。ご希望される方は、何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。

 

※※※ こちらのマグマ塩は、神奈川県にわたりました ※※※

 

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わたり文庫『忘れられた日本人』

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今回のわたり文庫無料郵送の一冊は、宮本常一著作『忘れられた日本人』です。家のない生活をしていた頃、これは、わたしが男だからなのでしょうか「女性のやさしさによって生かされている」と感じる場面が大量にありました。この本にある30ページ程度の『土佐源氏』という短編は、坂爪圭吾にとってバイブルに近い存在です。是非、みなさまにも無理矢理にでも読んでいただきたい内容になっております。物語の内容は「光源氏の土佐(高知県)バージョンです」などと説明をすればわかっていただけるでしょうか。高知在住の方も、そうでない方も、是非、騙されたと思って読んでみてください。帰り道の本屋さんで立ち読みできるレベルの分量です。こちらの本をご希望される方は何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。御当選(?)された方には70万時間以内に折り返しご連絡いたします。

 

※※※ こちらの本は、神奈川県にわたりました ※※※

 

「わしのような者のいうことをどうしてきく気になりなさったか」いうてきいたら「あんたは心のやさしいええ人じゃ、女はそういうものが一番ほしいんじゃ」といいなさった。身分の高い女で、わしをはじめて一人まえに取り扱こうてくれて人じゃった。

 

どんな女でも、やさしくすればみんなゆるすもんぞな。とうとう目がつぶれるまで、女をかもうた。そしてのう、そのあげくが三日三晩目が痛うで見えんようになった。極道のむくいじゃ。わしは何一つろくな事はしなかった。男ちう男はわしを信用していなかったがのう。どういうもんか女だけはわしのいいなりになった。

 

わしにもようわからん。男がみな女を粗末にするんじゃろうのう。それで少しでもやさしうすると、女はついて来る気になるんじゃろう。

 

宮本常一『忘れられた日本人(土佐源氏)』【岩波文庫】 

 

誰かを救うな。自分を救え。 

4月9日から誰でも使える家なり土地を見つける(?)ために、再度ホノルルに飛ぶ。格安航空券の普及により、いま、関西空港とホノルル間の往復航空券は2万円になっている。最初は自然豊かなハワイ島につくりたいと思っていたけれど、ハワイ島だと「(ホノルルがある)オアフ島から再び飛行機に乗る必要がある」ために、オアフ島にも自由に使える空間があったほうがいいと感じました。ので、9日から数日間、最初はオアフ島を中心にまわってみたいと思っています。が、現時点でなにの予定もあてもありません。奇跡的にこの記事をご覧の方のなかで「オアフ島在住(もしくは滞在予定)です!オアフ島でお会いましょう!」などと思ってくださる方がおりましたら、お気軽にご連絡をいただけましたら幸いです。

 

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4月7日(土)は33歳の誕生日。この日はごちゃまぜの家でわたり食堂【0円食堂】を開催します。県外からもはるばる食料持参で駆けつけてくださる(!)方もおりますので、是非、どなたでもお気軽に遊びにいらしてください。前回のハワイ滞在では「あまりにも真面目に考え過ぎた結果、楽しむということがおろそかになった」という最大の反省点を得た。わたしはすぐに、誰かの期待に応えてやりたいなどと思ったり、自分にキャパシティーがないくせに「誰かを勇気づけたい!」とか「誰かを笑わせたい!」などと思ったりする。だがしかし、これではいけないのだと思う。いや、いけないこともないのだけれど「他人の期待に応えることより、自分が自分に期待していることを掴み、それに真っ直ぐ応える生き方」こそ、自分はやりたいのだと思う。

 

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自分が誰よりも楽しませたい人間は、他の誰でもない自分自身なのだ。自分は自分を楽しませたいし、自分を自分を笑わせてやりたいし、自分は自分に自分という存在の限定的ではない幅広い可能性を感じさせてやりたいのだ。自分が自分を楽しませることで、波及的に、その楽しさが周囲にも伝染をするような生き方をしたいのだ。そのためには、矛盾をするようだけれど他者のまなざしが必要不可欠になる。わたしはあなたの代わりに生きていて、あなたはわたしの代わりに生きている。自分の持ち場をしっかりと生きるとき、同時に、人類全体を生きることができるのだと思う。自分の「好き」を貫くこと。願わくば、その自分というもののなかに「あなた」も含まれているような、小さな自分としてではない、大きな自分を生きることができたらと思う。

 

 

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好きな人から嫌われても、自分を貫く勇気を。

 

人生は続く。

 

坂爪圭吾 KeigoSakatsume
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応援メッセージもこころからお待ちしております。みなさまからのお言葉が、へっぽこりんちょになっている瞬間にどれだけ大きな力になることか・・・簡単な一言だけでもとってもうれしいです。みなさまからの応援をよろしくお願いいたします!!

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