いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

真面目なひとほど知能は低い。

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北海道から高野山を経由して和歌山県橋本市ゆの里温泉にいる。これから奈良県明日香村で開催されるトークイベントに登壇をして、明日は梅田周辺で「ごちゃまぜの家の候補地探し」を行う。北海道と梅田にごちゃまぜの家をつくりたい!という思いはあるものの、いまだに物件のあてはなにもない。どこかに「月額一万円で自由に使えるスペース」を貸してくださる神様はいらっしゃらないだろうか。どのような場所でも構わない。極狭の空き部屋でも屋根裏でも駐車場でも営業終了後の飲食店でも庭の隙間でもいい(その場合、坂爪圭吾がテントを張って実験的に暮らしてみたい)。ここ数日の探索を経て、まずは『自分自身がその土地に根を生やす【馴染む】』ことが非常に重要だと思った。まずは小さな空間からでも『実際に暮らし始める』ことを通じて、地域のみなさまとコミュニケーションをはかることができたなら嬉しい。

 


出会い頭におはなを配る日々を過ごしている。わたしと話しながら、涙を流される方々がたくさんいる。みんな、なにかしらを溜め込みながら生きているのだろう。この世の中には聞き手が圧倒的に不足をしているので、ほんとうに話したいことを話せているひとはもしかしたらものすごい少ないのかもしれない。個人的に、涙は笑顔と同じくらい素敵なものだと思う。だから、(笑顔で涙を殺すのではなく)どんどん泣いた方が浄化も進むと思っている。また、わたしと話しながら【わたしの存在に触れながら】無性にざわつくひとも結構いるみたいなので、札幌か梅田で小さなスペースを確保できた暁には「ざわつく部屋」をやりたいと思った。ざわつく部屋とは、ただ、坂爪圭吾が鎮座をしているだけの空間になる。訪れたひとびとは、坂爪圭吾との対話【真剣勝負】を通じて「ざわざわ」を体験する。そのような非日常空間(?)を札幌か梅田につくれたらいいなあと思う【空きスペースをお持ちの方はお気軽にご連絡ください!!】。

 

【イベント情報】おはなをあげる【北海道&大阪&島根編】

 

菊名の家はいい仕事をしている。

家主(?)不在であるにも関わらず、菊名の家は非常にいい仕事をしている。前回の記事で「家を追い出されることになった主婦の方が菊名の家を一時的な避難所に使いたいと思っている」的な投稿をしたものの、後日、その方から非常に素晴らしい内容のメールが届いた。実際的には、菊名の家はなにもしていない。ただ、存在していただけの話になる。「存在をしている」というただそれだけのことが、誰かの力になることがある。こんなにもうれしいことはあるだろうか。下記に、その方から届いたメールを転載いたします(K様、素晴らしい内容をありがとうございます!!)。 

 

圭吾さん

 

◯◯◯です。


昨日はお返事出来ず申し訳ありませんでした!

 

実は家族(元夫)との別居の事を母に泣きながら相談したら、父と母がサポートしてくれる事になり今週末引っ越しになりそうです。

 

私は実家の両親とは昔からあまり折り合いが良くなく、特に母とはずっと疎遠だったのですが、今回私が仕事を始めて別居に至る事で始めて真剣に向き合ったり頼ることが出来ました。

 

親に心配や迷惑をかけたくないとか、親とは昔から仲良くないからとか、色々な理由で頼らなかったのですが、ここまで至って始めて頼らざるおえない状況になり

 

昔は私に対して無関心な両親(特に母)だと思ってたのですが、今回の件で一生懸命私に向き合ってくれた両親に心からの感謝と愛情が蘇りました。

 

圭吾さんが菊名の家を作ってくれたおかげで、私は最悪の場合でも居場所があるかもしれないと希望が見えました。(本当にお金も頼る人もなかったので!)

 

また、追い出されるような形でしたが、最悪の関係にしがみつかず進む決意が出来たのも菊名の家のおかげだと思います。

 

ご連絡いただきまして本当にありがとうございます。

 

この度はご心配とお手数おかけしまして申し訳ありませんでした。


心より感謝致します。(^^)

 

ここ最近は「(最大のタブーとしての)家族」というものに関心があって色々考えたりひとと話しまくったりしていたのだけど、最近の発見としては『家族の問題がクリアされると、人生はボーナスタイムに突入する』というものがある。逆に言えば、自分がなにかしらの問題を抱えているとしたら、それは多くの場合「解決されていない家族間の問題が、別の形となって現れているだけ」なのかもしれないとさえ思う。先日、ちょっと子育てに疲れてきた主婦の方A様から「保育園の帰りに菊名の家によってもいいですか?」という連絡が届いた。わたしは「待ってました!」とばかりに(自分は菊名にいないくせに)快諾をして、家のお留守番をしているあきととえりか姫に「あとは任せた!」と丸投げをした。数時間後、A様から下記のようなメールが届いてわたしは非常にうれしい気持ちになった(あきと&えりか姫まじでありがとうございます!!)。

 

坂爪さん、お邪魔しました。


今家を後にしました。


えりかさんに駅まで送っていただいて…子どもと手をつないでいただいて。カバンまで持っていただいて。


見ず知らずの親子の突然の訪問にも関わらず、受け入れてくださり感謝でいっぱいです。


また、遊びに行きますね。4歳の息子はえりかさんのことが気に入ったようです。


ありがとうございました!!

 

あきととえりか姫のグッジョブ具合が素晴らしい。菊名の家はいい仕事をしている。単純に、日本中にもっとこういう場所が増えたらいいのにと思う。菊名の家には庭がある。先日、庭師の方のご指導のもとに雑草をすべて引っこ抜き、いまでは「なんでも植え放題!」という状態になっている。先日、植物園で働いている女性T様が菊名の家に遊びに来てくれた(のに坂爪は不在のためにご対応することができなくて非常に残念!)。後日、T様からメールが届く。わたしはそれを読んでまたうれしくなる(T様、ほんとうにありがとうございます!!)。

 

坂爪さま


こんばんは、本日、はじめて菊名のごちゃまぜの家に行って参りました!


先日のツイキャスにてお庭の仕事をしたいです!と開口一番手をあげました
ついつい、調子に乗って水曜どうでしょう、と遊んでしまった《かようび》こと
◯◯◯◯◯◯です。

 

あきとさんに駅まで迎えにきていただき、えりかさんもいらっしゃってくださり
ゆっったりと贅沢な時間を過ごすことができました。


お二人とも、暖かく出迎えてくださり、菊名の家も優しく迎えてくださいました。

 

淀みのない清らかな空気が流れておりました。

 

少しばかりの花の苗をえりかさんと植え、
もう一人後からいらした方と東側の土の土壌を整えるために
クワとシャベルで土をおこし、石灰とくんたんを撒いてきました。


かなりふかふかにもなっていたので、以前に耕した方が頑張ってくださった賜物だと思いました。
早く、みみずや様々な微生物が動きだすといいですね


生きとし生けるものすべてに愛おしく感じる瞬間です。


なんともしあわせなひとときでした。


はじめましての人と蕎麦をつつきながら、土いじり・・感動しまくりです!!


えりかさんのコーヒーも畑仕事の後(あまりしませんでしたが)に格別でした。


私がごちゃまぜの家の支援をしたいな、と思ったきっかけの1つに
そこのお家にお庭があったなら、小な畑でもいいからお庭に畑があったなら
そこで季節の野菜をお家の人たちと、あーでもない、こーでもないと言いながら
種まきやら、除草やら、水やりやら、収穫やら、その時々を楽しめると
楽しそうだなあなんて思ったのです。


幼い子も収穫の喜びなんかを感じてくれたら、なんだかしあわせな気持ちいっぱいになりますよね〜。

 

今仕事している植物園でも、ちいさな畑を作っておりそこでの野菜作りはとても楽しいのですが
東京都の所有物の故に、お客様はあくまでも観賞用にしかできず、収穫することができない
はがゆさを感じてました。


私の自宅はマンション、近くに畑を借りるのともちょっと違うんですね、
坂爪さんのおっしゃるように、共有できる喜びがほしかったんです。


菊名のお家はちいさなお子さんもよくいらっしゃるようなので食べどきトマトとか
バキバキにもいでほしいですよね。

 

改めてありがとうございます。


夏野菜は植えつけ時期がもうぎりぎりですが、
元気に育つことを願ってます!


あ!!さつまいもの苗はこれからなので、お勧めです!!

 

長々と失礼しました。


キャンプファイヤーにも粋なメッセージありがとうございます!!

 

坂爪さんにもいつかお会いできます日を楽しみに。

 

【過去記事】好きなことをやっていられる、こんな素晴らしいことはない。 - いばや通信

 

坂爪圭吾はいい仕事をしている。

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北海道ではおはなを配りまくってきた。 

 

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おはなをあげると「いい仕事をしているなあ」と思う。 

 

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【過去記事】自分の「好き」を貫く。 - いばや通信

 

真面目なひとほど知能は低い。 

札幌市内で飲食店を営む方から「下の車庫が空いているから、そこで『ざわつくガレージ』をやるのはどうですか」という提案をもらった。車中泊をできる車を手に入れて、坂爪圭吾は車庫に暮らす。トイレはコンビニや公園のものを利用する。風呂はない。風呂がないことはチャンス!になるので、「風呂乞食」的な活動(?)を敢行する。常々、わたしは「お金よりもコミュニケーション!」をモットーに生きているのだけれど、お風呂を貸していただくことで普通の暮らしの中では絶対に生まれることのなかった地域住民の方々との友好的なつながりが生まれることを狙う(ひととのつながりがあれば人間は死なないとは思っているものの、蹴散らかされて終わるかもしれない)。この話はあくまでも提案という形だけで終わってしまったけれど、実際問題、わたしは「いけるかもしれない」と思った。こういう話を面白がってくださる方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください【不要な車をお持ちの方もお気軽にご連絡ください!】。

 

多分、わたしは「自分が置かれている状態を遊びたい」だけなのだと思う。先日、自分にとって非常に都合のいい話を聞いた。生きるためにまったく必要のない行為をすること、それは『知能が高い』最高の証明になるのだと言う。滑り台で遊ぶカラスや、嫁にプレゼントを贈る狼の話もある。真面目なひとほど知能が高いように見えて、実際は「真面目なひとほど知能は低い【遊ぶほど賢くなる】」のだという指摘は、聞いているだけでドキドキする。ごちゃまぜの家や風呂乞食という活動(?)も遊びのひとつで、ただ、遊びながら仲良くなれるひとを増やすこと、遊びながら「この星【世界全体】を自分たちのプレイランドにする」ことこそ、わたしがやりたいと思っていることのひとつなのかもしれない。自分は、ただ、遊びたいのだ。そして、時には涙が出そうになる程に遊びながら「世界がいまよりもちょっとだけ良いもの」にすることができたなら、それは最高だなと思う。

 

遊びの効能は「凝り固まった思考をほぐし、感性に潤いを与える」ことにあると思う。これは何かに似ているなと思った時に、ああ、これは芸術【アート】と同じことなんだなと思った。美しい音楽に触れた時、独創的な建築物に触れた時、素晴らしい作品に触れた時、自分のこころの中に定められた「こういうもの」という既存の枠に歪み【ざわざわ】が生じて、そこから「こういうものもありなのか!」という新種の萌芽が出現する。遊びを通じて世界は広がり、遊びを通じて『自分の限界』を広げていく。そして最後に気づくのだと思う。不可能なことはなにもない、ただ、自分の思考が限界をつくっていただけなのだということに気づくのだと思う。

 

 

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自由を感じている俺。。。

 

人生は続く。

 

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