いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

世界平和は「はな歌」から。

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昨夜、クラウドファンディングを公開した。翌朝には既に30万円を超える支援が集まっていて、嬉しさと、それを超える驚きを感じた。この驚きの感情は別の何かに似ているなと思って、あ、この感情は「恐怖だ」と思った。ひとは、自分でも気づかない内に自分の内側に限界の壁を設けてしまっていて、夢が実現する時、思いもかけなかったギフトが舞い込んでくる時【側からみると千載一遇のチャンスに見えるような時】ほど、よろこびをはるかに上回る「恐怖」を感じるものだと前に聞いたことがある。ひとのこころの中には、失敗することを恐れる気持ちがあるように、成功することを恐れる気持ちがあるのだと聞いたことがある(「はうはうはう、これがコレか!これなのか!」って思いました!!)。

 

 

プロジェクト公開後、大阪在住の方から「ごちゃまぜの家という試みをされるということで、私にもお役に立てることはあるかな?と思い、ご連絡をさせていただきました。東京ではないのですが大阪府内に使っていない家がありますので、もしよろしかったらご検討ください」というご連絡をいただいた。このような形を通じて、この企画がなければ生まれることのなかった新しい結びつきが生まれて行くことの中には、純粋なよろこびを覚える。この瞬間に感じるよろこびの中に「恐怖」のような感情はなにひとつない、ただ、ひとの思いに触れることができたうれしさだけが残る。まだどのような形になるのかは何も決まっていないけれど、ひとつひとつの出来事を、大切につなげていきたいと思う【4月7日(金)三軒茶屋で開催される生誕祭の折りにも、今回の企画に関するお話をみんなでできたらいいなと思っています】。

 

【イベント詳細】【Rosé company / 勝手に生誕祭 〜生きとし生けるものの一粒万倍日〜】

 

クラウドファンディングの奇跡。

プロジェクトを公開してまだ間もないけれど、何名かの方から「経済的な支援は難しいけれど、人手が必要になった時にはいつでも声をかけてください!」というご連絡をいただいた。このような連絡をいただけることはとっても嬉しい。わたしも「その時は、是非、馬車馬になっていただきます!」とお返事をする。わたしは、多分、お金が集まることとか夢が実現すること以上に「それをしなければ絶対に発生することのなかった、人間的な結びつきが生まれること」に、最大の関心があるのだということを思った。支援者の方々にも、目標金額が達成したからリターンとして御礼のご連絡をさせていただくのではなく、支援をしてくれた(支援をしてくれるというボールを投げてくれた)というまさにそのことに対して、目標金額が達成しようがしなかろうが、いま、まさにこの瞬間に「ボールを投げてくれてありがとうございます!」というボールを投げ返したくなる。

 

という訳で(どういう訳なのだろう)、既に支援をしてくださった神様も、これから支援をしてやってもいいかなと思ってくださっている神様予備軍のみなさまも、お手間でなければ「支援したよー!」的な連絡を坂爪圭吾まで直接いただけましたらなんだかもうたまらなくうれしいです。多分、クラウドファンディングというシステムの性質上、御礼のリターンは実際にプロジェクトが達成された時にだけ発生するものだと思うのですが、ご自慢の自作ルール『勝手に前祝い!』と称しまして、目標金額が達成しなかろうがなんだろうがいまのこの瞬間における新鮮な気持ちを大切にしたいという思いが強いために、差し支えなければ、以下の連絡先までご連絡をいただけましたら幸いです(メールの返信が著しく遅れがちなわたしなのですが、何卒ご容赦いただけますと幸いです!!)。

 

わたしの信条のひとつに「魚もココロも鮮度が命!伝えたいことがあるならば、生きている間に伝えよう!」というものがあります。このような機会を通じて、何かしらのコミュニケーションが発生をするということ、ボールを投げたいと思わせてくれるひとがいるということ、ボールを受け取ってくれるひとがいるということ、最初は電話一本だけのつながりだとしても、そこに『そのひとの温度を感じることができる』ことができたのであれば、ああ、自分はこんなひとに見てもらえているのだという、たまらない活力を受け取る【与える】ことができます。ひととひとが出会うということ、それは、大袈裟な言葉で言えば「ひとつの奇跡」みたいなものなのだと思います。

 

坂爪圭吾・keigosakatsume
keigosakatsume@gmail.com
LINE ibaya(電話番号「07055527106」で検索!)

 

モンテロッソのピンクの壁』

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今回の「わたり文庫無料郵送の一冊」は、江國香織(作)荒井良二(絵)著作『モンテロッソのピンクの壁』です。わたしは荒井良二さんの絵が大好きなのですが、こちらの本はとりわけ大好きな(大好きなひとの誕生日プレゼントに贈りたくなるような、光の粒子にあふれている、小さな宝石のように素晴らしい)一冊になります。ご希望される方は何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。御当選(?)された方には70万時間以内に折り返しご連絡いたします。

 

※※※ こちらの本は、静岡県にわたりました ※※※

 

出発の日は、またとないよいお天気でした。

 

「淋しくなるねえ」

 

年とったご婦人は言い、それはつらい別れでした。でもハスカップは弱味をみせず、お別れのしるしにご婦人の足をひとなめすると、港に向かって雄々しく歩きだしました。

 

うしろもふりかえらず、軽やかに。

 

私はモンテロッソにいかなくちゃ。何かを手にいれるためには何かをあきらめなきゃいけないってことくらい、私はよく知っている。

 

江國香織(作)荒井良二(絵)『モンテロッソのピンクの壁』【集英社文庫

 

【参考HP】わたり食堂・わたり文庫

 

世界平和は「はな歌」から。

小沢健二さんの「流動体について」という曲が大好きすぎて、毎日、何回も何回も繰り返し聞いています。この音楽を流しながら街を歩くと、ひとも、景色も、目には見えない空気の中でさえも光の粒子が躍動をしているように世界が輝いて見えてくるような、そんな気持ちにさせてくれる魔法みたいな音楽です。この曲の中に「誓いは消えかけてないか 深い愛を抱けているか」という歌詞があるのですが、イヤホンを通じてそのフレーズが直接耳元で鳴り響くたびに、わたしは、ああ、という気持ちになります。なにかをやるはじめる時の理由と、なにかをやり続ける時の理由は、きっと、少しずつ変わっていくものなのだと思います。それでも、たとえ何もかも失うようなことがあったとしても、最初の気持ちさえ忘れていなければ、何度でもやり直せるのだということを思います。

 

今回のプロジェクトの中で「世界平和は『はな歌』から」というフレーズを、企画記事の最後に掲載しました。この言葉が、今回のプロジェクトにおける初心と呼ばれるようなものになるのですが、わたしの中には「女性のはな歌が聞こえている空間に、多分、間違いはないのだ」という謎に強烈な思いがあります。逆に言えば、はな歌が許されない職場や環境に漂う空気感は威圧的で、そんな中で自分の力を思う存分発揮することは、非常に難しいことであるように思います。たとえ、ごちゃまぜの家を実現することができる日が来たとしても、その空間から女性のはな歌が聞こえてくるようなことがないのだとしたら、わたしは「なにかしらやり方を間違ってしまっている」ということになります。

 

初心はひとつの軸になり、道に迷う時、恐怖を前におののく時、それはあたたかでやさしい北極星のような役割を担ってくれるものだと感じています。いまのわたしにある北極星は「はな歌が聞こえてくるような空間であること」と、小沢健二さんの曲にある「誓いは消えかけてはないか 深い愛を抱けているか」という、この2つの言葉の結晶体になるのだと思います。これから先、たとえどのような結果を迎えることになったとしても、瞬間瞬間における自分なりに精一杯の『深い愛を抱くことができている』限り、きっと、世界はうまくいくようにできているのだということを信じて、軽やかに【あまり重く考えすぎることなく!】、日々のど真ん中を歩いていけたらと思っています。

 

 

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人生は続く。

 

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