いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

サンタクロース、現る。

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iPhone7の大きい奴を買うために家を飛び出す。奇跡が起きた。サンタクロースは実在をした。前の記事で「iPhone7の大きい奴が欲しいけれど財布の中には550円しかない!」的な投稿をしたら、神は見ていた。粋なサンタクロース様の登場により、私にiPhone7の大きい奴が与えられた。あまりにも劇的過ぎる展開のために詳細を伝えることができない。あらゆる予定をキャンセルして、私は、渋谷のアップルストアに向かう。電車の中で走る。スクランブル交差点でスクランブる。道に迷う。無事に着く。店員さんに(冷静な振りを装いながら)話しかける。色を選ぶ。容量を選ぶ。定価107,800円のiPhone7plus256GBのブラックを購買する。顔で笑い、心で泣く。iPhone7の大きい奴が与えられたよろこびに慟哭をする。

 

【過去記事】みんなお願いだからイライラしながら嫌なことやり続けるのやめて。 - いばや通信

 

設定の問題でミスる。過去のデータの引き継ぎに失敗をする。「ええい、ままよ!」とすべてのデータを削除する。はじめからやり直しだ。連絡先もあらゆるアプリも写真も音楽も電子書籍も何もかも消え失せたが、そういうことには慣れている。逆に、清々しい。私のよろこびは続く。iPhoneを買った時にアップルの袋を貰う。この袋を有効活用したいと思う。私は、アップルの袋からアップル(りんご)が飛び出てきたら楽しいなと思う。私は八百屋に向かう。りんごを買う。アップルの袋にりんごを詰める。私はサンタクロースになる。あ、このひとはいいひとだなあと思ったひとにりんごを配りはじめる。初日でりんごは完売をする。アップルの袋を丁寧に折畳み、鞄の奥底に常備をする。八百屋を見つけ次第、私は、りんごを買うだろう。そして、こっそりとアップルの袋に詰めるだろう。クリスマスが終わるまで、私は、全国各地にりんごを配って回りたいと思う。もしも、私からりんごを手渡しで貰いたいという危篤な方がいた場合は、いつでもお気軽にご連絡くださいと思う。現地までの交通手段さえどうにかなれば、多分、私はどこにでも行くのだと思う。

 

連絡先・keigosakatsume@gmail.com

 

クリスマスプレゼントの連鎖。

iPhone7の大きい奴が手に入るまでの私は、読者の方から譲り受けたiPhone5s(本当にありがとうございます!)と義理の兄から譲り受けたiPad Air(本当にありがとうございます!)を使用していた。いばやのほしなさんが「僕もiPad Airが欲しいんですよ」と言っていたので、私は、私のiPad Airをあげる。ほしなさんは喜ぶ。それを見て、私も喜ぶ。よろこびは連鎖をする。iPhone5sは、三森正道【みっつ】さんにあげる。三森正道さんは「弟が、まだスマホを持っていないので嬉しいです!」と喜ぶ。それを見て、私も喜ぶ。よろこびは連鎖をする。ほしなさんは「クリスマスプレゼントだ!」と言い、三森さんは「クリスマスプレゼントだ!」と言い、坂爪圭吾は「クリスマスプレゼントだ!」と言い、私は、あ、こういうの、すごいいいなと思う。

 

三森正道さんについては、いばや通信の過去記事を無理矢理にでも読ませたいと思う。12月10日(土)に秋葉原で開催されたイベントには、結果的に、我々三人で登壇をした。いばや関係者には、常に金欠状態に置かれている(場合によっては借金を抱えている)人間が多い。私も、なう、未払いのサムシングをそれなりに抱えている。三森正道さんの一日の食費は150円で、常にロクなものを食べていない雰囲気が漂っている。私は、ここぞとばかりに「三森正道さんの一日の食費は150円です!」みたいなことを壇上(?)で囁き、みんな、俺が言っていることの意味がわかるかい???わかってくれるかい???というエクスペクテーションを抱く。

 

【過去記事】人生を変える出会いについて。ー 本物の美しさや、本物の純粋さに触れると、自分の中から失われていた何かが再び蘇るような歓びを覚える。 - いばや通信

 

思いは届く。イベント終了後、余った食材はすべて三森さんがお持ち帰りする流れになる。大量のお菓子や三キロのお米、玄米餅に大麦餅にきな粉や小豆や各種調味料、パンや梅干しや缶詰やバナナや柿など、三森さんは非常に嬉しそうな顔をしながら袋に詰める。全部で、総量15キロを優に越える食糧が与えられる。三森さんは「わーい!クリスマスプレゼントだ!これで弟にドヤ顔ができます!」と喜ぶ。それを見て、最後の後片付けをしていた主催者側や参加者の方々全体も喜ぶ。三森さんには、何か、そういう力がある。三森さんが喜ぶ姿を見ると、それだけで、見ているこちら側まで幸せにさせてしまう力がある。私とほしなさんは「これから定期的に『三森正道を生かす会』でもやりましょうか」と話す。三森正道の言葉、三森正道の佇まい、三森正道が喜びにあふれている姿を見ることの中には、謎の喜びがある。私は、彼ほど、言葉の中に自分の思いを込めることのできる人間を知らない。彼の話を聞いていると、私は、理由もわからない涙が流れそうになることがある。

 

EVENT@秋葉原のハイライト。

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非常にお洒落な会場で開催された。

 

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開催前には、いばやのMAYUCHAPAWONICAさんも遊びに来てくれた。MAYUCHAPAWONICAさんも、ほしなさんも、嘉向徹の身体ありがとうさんも、坂爪圭吾も、同じ新潟県の出身になる。私とMAYUCHAPAWONICAさんは新潟高校時代の同級生でもあるけれど、当時は(坂爪圭吾が根暗過ぎたために)ひと言も話したことがない。MAYUCHAPAWONICAさんは、昨夜、ツイッターで非常に良いことを言っていた。

 

 

ほんとうにその通りだなと思う。

  

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今回のイベントを主催してくださった愛媛県今治市在住のM様と一緒に、集合写真を撮ってもらったもののピントがずれる。左から、ほしなさん、M様、坂爪圭吾、三森さん。M様の献身的過ぎる奉仕スピリットにより、この日は史上稀に見る良い日になった。素晴らしい人と出会うと、素晴らしい一日になる。私は、最近、伸び過ぎた髪を後ろで結んでいる。参加者の方から「武士みたいで格好いいですね!」などと言ってもらえた瞬間は非常に気持ちが良いけれど、この前、小学四年生の女の子から「キモい」と言われた瞬間の傷は癒えない。Gパンに穴が空き、ズボンを履くときに誤って何度も穴に足を通してしまうために、日に日に穴は広がっている。

 

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普段は軽めのほしなさんも、キメる時はキメます。と、ここまで書いたところで「お、三森正道さんがこの日の様子をブログに書いているじゃないか!」と発見をする。私が三森さんのことを書くとどうしても身内贔屓感があふれ出してしまうために、当日、イベントにお越しいただけなかったみなさまはこちらの記事をご覧いただけると嬉しいです。

 

【参考リンク】料理は愛情! - みっつ通信

 

『不良牧師!「アーサー・ホーランド」という生き方』

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今回の「わたり文庫無料郵送の一冊」は、アーサー・ホーランド著作『不良牧師!「アーサー・ホーランド」という生き方【著者サイン入り】』です。クリスマスのこの時期に、また、いつもとは違った視座でキリスト教に触れてみるには最高の一冊になると思います。私は、アーサー・ホーランドさんに代表される愚直な実践主義者の生き様が大好物です。私も、こちらの本を読みました。そして、こころ動かされました。実際にやるひとは強い。ひとりでもやる人間は一番強い。そして、男の中の男とは「異性にも、同性にも好かれるものだ」ということを思いました。ご希望される方は、何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。御当選(?)された方には、70万時間以内に折り返しご連絡をいたします。

 

※※※ こちらの本は、鹿児島県にわたりました ※※※

 

生きているものには必ず匂いがある。バイクで走っていると畑の匂い、家畜の匂い、暖かい太陽の匂い、大地の匂いなど、もろに感じる。俺と大自然はかけ離れていないということが分かる。…俺はバイクに乗り始めてから、大自然とバイブルの世界は一緒だなと思うようになった。…波の音、水平線の彼方に沈む太陽、潮風…。それを肌で感じたとき、不思議だけれど、背後にあるスピリチュアルな存在、つまり、背後にある神の存在に思いを巡らすことができるのだ。ー アーサー・ホーランド『不良牧師!「アーサー・ホーランド」という生き方』【徳間文庫】

 

【参考HP】わたり食堂・わたり文庫

 

サンタクロース、現る。

最近、目で見て食べる技術を覚えた。駅ナカの立ち食い蕎麦屋に掲げられている看板などにある料理の写真を見ながら「これを食べたらこんな味がするんだろうなあ。温泉卵の食感はこんな感じで、わかめはツルツルで、寒い冬に飲む温かいだし汁は五臓六腑に染み渡り、ああ、そうだ、トッピングにゲソの天ぷらなども乗せてしまおう!」などと考えているだけで、幸せになる。実際に食べなくても、料理の画像を眺めるだけ、脳内で軽い妄想を繰り広げるだけでもそれなりの満腹感を得られる。そういうボディになった。私は、昔から「自分のためだけに金を使うこと」が非常に苦手だ。自分のためだけなら、メニューの写真を眺めながら変質者扱いされているだけで済む。ただ、いばやの関係者などといる時は「今日は俺がお金を出す(このお金でさえも、ひとから貰ったものになる)から、さあ、好きなものを食え!」みたいになることが多い。

 

 

これは、自分の気前の良さを自慢したい訳ではなく「誰かが喜ぶ姿を見ることが、結果的に自分の喜びになる」ということだ。 別に大きなことをやる必要はない。自分が、ただ、自分のできる範囲内で誰かに何かをすることができた時、その瞬間に感じる手応えのようなものの中には「ハートの奥底があたたかくなるような実感」がある。私は思う。多分、自分と他人の間にある境界線のようなものは幻想で、他人に対してこころのない言葉を使うひとは「同時に、自分のこころを傷つけている」のであり、他人に対してこころの込もった言葉を使うひとは「同時に、自分のこころを豊かにしている」のだと思う。自分にしていることと、他人にしていることとの間に大差はなく、それが、真の意味で『善い』ことであれば「世のためにもなり、ひとのためにもなり、そしてもちろん自分のためにもなる」と思う。

 

 

iPhone7の大きい奴を抱えて熱海に戻る。玄関を開ける。家に入る。珈琲を飲む。風を浴びる。月を眺める。本を読む。布団を敷く。眠る。夢を見る。目が覚める。白湯を飲む。風呂に入る。家のすぐ目の前に広がる海から、朝日が昇る。空は赤く染まり、鳥たちは鳴き出し、1日のはじまりを告げる。自然の中に囲まれているとわかる。私達は、既にとんでもない量の恵みを自然から受けていて、いつでも、誰でも、分け隔てることなくその恩恵を楽しむことができる。自然界の素晴らし過ぎる度量を目の前に、私は「自分はなんてちっぽけで、なんてケチ臭い人間なのだろう」と思う。そして「自然の作り手【神】は、最高過ぎる度量でオールウェイズ私達に恵みを与えてくれている。それならば、私も、自分に与えられたこの命(と、iPhone7の大きい奴!)を精一杯に生かしていきたい」と思う。

 

 

人生は続く。

 

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