運気と行動は比例する。
前回の記事で「お金はないけど時間はあるので、渡航費さえご負担いただけたら世界の何処でもお供します」的な投稿をしたら、驚いたことに、3月8日から16日まで数日間ミャンマーとクアラルンプールに足を運ぶことになった。青天の霹靂である。私の信条のひとつでもある『奇跡は余白に舞い込む(余白力と瞬発力のある奴は最強!BUT、調子に乗った瞬間に即死する)』という仮説は、あながち間違っていなかったのかもしれない。
現在は、北海道のすすきのにいる。私のライフスタイル(?)を面白がってくださる方から、稀に「トークイベントに出演してください」という依頼が舞い込む。基本的に移動をすることは好きなので、余程の内容ではない限り快諾をしている。しかし、困ったことに、私には「壇上から一方的に講演したいこと」がひとつもない。誤解を恐れずに言えば、皆、好きにやればいいのだと思っている。そのため、このようなイベントでは、参加者全体で対話をする質疑応答のようなスタイルで進められることが多い。
新千歳空港の奇跡
新千歳空港のフードコートでウェルカム味噌ラーメンを食べていたら、女性2人から「北海道王道のお菓子です!非常食にどうぞ!」と突然のプレゼントを頂戴した。私は、自分のスケジュールや連絡先をWEB上で公開している。そのため、私が訪れる場所に先入りしてくださる人もいるもいれば、何かしらの形で奇襲をかけてくださる人もいる。昨日は、空港まで迎えに来てくれたA様のご好意により、すすきのまで車で送迎していただいた。
高速に乗ったり駐車料金を負担していただくなど、ただでさえお世話になりまくっているというのに、帰り際、すすきの駅近くで車を停めてくれたA様は「何かの足しに使ってください」と、財布からお布施を取り出した。私は「若旦那みたいだ…!」と思った。粋だ。恩着せがましい所が微塵もないA様の気風の良さに、私は、露骨に惚れ惚れとしてしまった。
高知県から届いた手紙
先日のバレンタインデーに「チョコレート的なサムシングをください!」的な投稿をしたら、全国各地から、様々な数々の品々が熱海市に届いた(ありがとうございます!)。手書きの文字には人柄が宿る。女性から届くまるっこい文字を読むと、和む。ポストを開けるとよろこびが溢れる。みんな、もっとお互いに手紙を送り合えば幸せになれるような気がする。メールとかLINEばかりではいけない。無機質な人間になってしまう。無機質な人間になると、多分、肌や心がカサカサに乾く。カサカサに乾いてしまってはいけない。手紙を出す相手がいない方は、是非、循環系アイドルでお馴染みの坂爪圭吾(さかつめけいご)をご活用ください。
静岡県熱海市伊豆山302
坂爪圭吾 keigosakatsume
高知県から手紙が届いた。あまりにも刺激的な内容でもあるために全文を紹介できないのですが、家のない生活をしていた頃、高知駅近くのカフェでこちらの女性と出会った。顔は中谷美紀で、心は(非常に良い意味で)極道である。胸に大きな太陽の刺青がはいっている。私と彼女の間では、現在、軽い往復書簡がはじまっている。
親愛なる孫よ。
これからは祖母力やろ、と思うの。女子力なぞ、祖母力に比べればはるか後方である!と。
とても気に入ったのと、強調したいので祖母色の線をひきました。
祖母色ってなんだよ…手紙を読むと元気になる。自然と笑顔がこぼれる。楽しさだけではない『嬉しさ』が湧き出してくる。誤解を恐れずに言うと「明るい馬鹿(カラッとした馬鹿)は最高だなー!!大好き!!」という気持ちになる。多分、私は、どうしようもなく嬉しいのだと思う。カラッとした馬鹿が、カラッとした馬鹿のままで、いまのいままで無事に生き抜いていてくれたこと(多くの人々から自分以外の何者かになることを要求されてしまう中で、自分のままでい続けてくれたこと)が、心の底から嬉しいのだと思う。
今の場所から動きたかったら、怖いけど電車に乗ってみる、怖いけど発信してみる、怖いけど仲間を見つけてみる、怖いけど本当のことを伝えてみる、怖いの先にしかやっぱ変化はないと私は思う。でも怖いからさ、別にしなくてもいいし、それすらも自由。もういいじゃん嫌われても。嫌われた!残念!以上!
— MAYU@カーニバル3/15,16,19 (@harapekoyama) 2016年2月22日
いばやの仲間は、皆、天然記念物のようにカラッとしている。
『人はなんで生きるか』
今回の「わたり文庫無料郵送の一冊」は、再び、トルストイの『人はなんで生きるか』です。短編集なのですが、この本を譲ってくださった東京都国立市在住の女性曰く「一話目の天使が、坂爪さんに似ていると思って」と言ってくれたことがとても心に残っていて、いまでは個人的にも非常に大切な一冊になりました。精神が浄化される素晴らしい短編の数々です。ご希望される方は、何かしらの方法で坂爪圭吾(さかつめけいご)までご連絡ください。
※※※ こちらの本は、北海道にわたりました ※※※
【参考HP】わたり食堂・わたり文庫
運気と行動は比例する。
運気と行動は比例する。多分、生きているということは「動いている」ということだ。旅に出たことがあるひとなら、普段は行かない場所に足を運んだことがあるひとなら、不安や恐怖心に負けることなく実際に行動を起こしたことのあるひとなら、きっと、わかるはずだ。天は、実際に行動を起こすひとに味方している。もちろん「何もしない」という選択も、立派な行動のひとつになる。
世の中には、多分、どうでもいいことがたくさんある。人に嫌われるかもしれないとか、誰かに馬鹿にされるかもしれないとか、安定した生活を送れないかもしれないとか、自分の気持ちを理解してもらえないとか、自分には力がないとか、自分には金がないとか、自分には自信も技術も勇気も足りないとか、もう、そんなことはどうでもいいことなのだと思う。
運気と行動は比例する。多分、生きているということは「動いている」ということだ。そして、金持ちだろうが貧乏人だろうが、誰のもとにも『動くことすらもできなくなる瞬間』が、必ず来る。生きているのはいまだけだということ、そして、どうでもいいことに束縛されてしまう前に「これだけは、自分にとってはどうでもいいとは思えないもの」を見つけること。多分、人生を輝かせるために、必要なものはそれほど多くはないはずだ。
あんまり先のことを考え過ぎてはいけないのだと思う。一般的な幸福に惑わされると、自分の幸福を見失ってしまう。特別な人間になろうとはしなくても、自分の心が「いいな」と思える瞬間を積み重ねた先に、多分、特別な人生はつくられるのだと思う。 pic.twitter.com/wFyxJdbdnO
— 坂爪圭吾 (@KeigoSakatsume) 2016年2月26日
人生は続く。
静岡県熱海市伊豆山302
坂爪圭吾 KeigoSakatsume
TEL 07055527106 LINE ibaya
MAIL keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://goo.gl/s6F9wE