いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

私は地球に愛されている。

f:id:ibaya:20160127072955j:plain

宮城県気仙沼市から贈られた花のリースには「大きくて豊かな循環が生まれる場所になるように」という願いが込められている。玄関の近くを通るたびに、花の香りがふわっと漂い、幸せな気持ちになる。自分がいいなと感じるものと触れ合うことで、自分をチューニングできている感覚を覚える。非日常な体験の中に喜びを見出すのと同時に、日常の中に隠されている「当たり前の美」に気付ける自分でありたい。


北海道室蘭市から、たくさんの本と一緒に、一枚の手紙が届いた。そこには「坂爪様 はじめまして。このようなファンレターを書くのは初めてなのでとてもワクワクしています。わたり文庫という活動を始めて頂いたことで、このようにおすすめの本を送らせて頂けたり、お手紙を送る機会ができて、とても嬉しいです。今までは、ブログやFBでこっそり応援したり『カッコイイなあ〜』と一人言を言うくらいしかできませんでしたが、先日、夢で坂爪さんのお話会に行って『いい本あったら送ってよ!(キラッ)』と言われたので、送っちゃいます」と書かれていた。

家のトイレの本棚に、いつもオススメの本をビッシリ入れておいて、遊びに来た人がトイレに行くと全然帰ってこないのをひそかにほくそ笑むという「人が出てこれないトイレ」遊びをして楽しんでいたのですが、これからは、見も知らぬたくさんの人のところにオススメの本が届くと思うと、ニヤニヤが止まりません。
坂爪さんという人が世の中に生きているということを知れたことが、私がFacebookを始めて一番良かったと思えることです。これからも勝手にファンを続けますので、お体には気をつけておすごし下さい。 2016.1.26 ⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎

坂爪「ありがとうございます!!(感動)」

f:id:ibaya:20160127180049j:plain

北海道の札幌からは、生花をされていらっしゃる女性から『師匠から受け継いだ鋏(!)』を贈っていただいた。赤色のケースが美しく、手書きのイラスト付きで『生花あれこれ』の丁寧な説明書き付け加えていただき、デザインも切れ味も抜群で非常に恐縮してしまった、が、気持ちがほんとうに嬉しかった。四つ葉の革の栞も北海道から、定山渓に在住の男性からは「いつでも温泉はいりに来てくださいね!」と言っていただき、北海道(福岡張りに美人が多い気がする)はこの世の天国なのだろうかと思った。私は、北海道が大好きだ。


自分の人生が、まさか、このような形で展開をしていくとは、数年前の自分にはまるで想像も出来なかった。高知県在住の高僧(!)イケダハヤトさんがご紹介してくださったように、私は、家を持たない生活を通じて『敵が味方になる』という類稀なパラダイムシフトを体験した。いままで、私にとって他人とは「張り合う対象(比較する相手)」に過ぎなかったはずが、数々のひとの優しさに触れること(そして、家がなくなったために誰かと比較している場合ではなくなったこと)で、徐々にハートのアイスはブレイクして、新しいトゥア・エーン(自分)がサワディ・クラップ(こんにちは)した。


わたり大学@逢初庵(あいぞめあん)


2月21日(日)13時から、熱海の自宅で『わたり大学(循環型の寺子屋エンターテイメント!)』を開催することになりました。わたり大学とは、非常にざっくり説明すると「普段は先生なんてやらない一般のひとが、その日限りの先生役になって、お互いに教え!学び!遊ぶ!フリーエクスペリエンスの実験室」です。現時点で、まだ、講師役がひとりしか決まっていない(!)ために、何かしら興味のある方はお気軽にご連絡&遊びにいらしてください。

【イベント詳細】わたり大学 | Facebook

また、私が暮らしているこの家の名前を『逢初庵(あいぞめあん)』にしようかなと思っています。理由は単純で、近所に若き日の源頼朝北条政子がはじめて出会った場所でお馴染みの『逢初橋(あいぞめばし)』があることと、響きが綺麗であることと、この場所を通じてはじめて出逢う人達の化学反応を楽しみにしているということと、毎日、昇る朝陽や月の光や星々の瞬きを、まるで生まれてはじめて見るかのような逢初の気持ちで眺めたい、などという思いが込められています。

※※※ こちらのネーミングは、綺麗過ぎるのでやめました ※※※

『アイラブトラアヒル』&『ぼくたちの宝物』

f:id:ibaya:20160128092545j:plain

今回の「わたり文庫無料郵送の一冊」は、昨日、埼玉県からはるばる三時間かけて足を運んでくれた女性が持参してくださったヤノッシュ著作『アイラブトラアヒル』&『ぼくたちの宝物』の2冊セットです。大人の絵本で、哲学的な内容(?)と非常に可愛らしいイラストに癒されます。ご希望される方は(毎回同じことを書いて非常に恐縮でありますが)すべての連絡に返事をすることができないのですが、何かしらの形でご連絡ください。手書き郵便物&宅配物に関しては、すべて、自筆で御返事を出していきたい所存です(あくまでも所存!)

※※※ こちらの本は、福岡県にわたりました ※※※

どうしようもなく、俺は俺だ。


様々な方々が、年代を問わず、逢初庵(あいぞめあん)に足を運んでくれる。20代の家出ほやほや少女が来てくれることもあれば、40代の会社経営者の男性が来てくれることも、60代の家庭の主婦が来てくれることもある。何もしないでお茶を飲みながらゆっくり話をする時もあれば、横になりながら本を読んだり、まるで、人生相談のような堅苦しい雰囲気に包まれることもある。「坂爪さんと話すことで何かが変わる気がしたから来ました」と言われることもあるけれど、正直、困る。

私には、奇跡的に家は与えられているものの、金もなければ仕事もなく、書くこと以外には何も出来ない(何もしない)、平均的な30代と比べるとかなりの劣化版である。ただ、30年程度生きていると「ああ、自分はどうしようもなく自分なんだな」と思わされる部分と頻繁に出逢う。自分を殺して生きるくらいなら「そこまでして生きていたいとは思えない」のであり、出来ないことは出来ない、これで死ぬなら仕方がないと思っている。


ただ、同時に『私は地球に愛されている』という謎の感覚を覚えることもある。この感覚は、日光浴をしている時や、新鮮な野菜をかじる時、伊豆山神社につながる石段を駆け上がる時や、森や山の中を歩いている時に感じることができる。この感覚は非常に素晴らしいものだ。『私は地球に愛されている』と、口に出すだけで元気になる。人間の三大欲求「食う・寝る・やる」の中には、原始的な喜びが含まれている。食べることが辛ければ、寝ることが辛ければ、セックスが苦痛に溢れていたら、これからも生きていたいとは思えないだろう。根本的に、人間は「生きることを喜べるように」作られているのだ。そのようなことを考えていた時に、過去記事にまつわる、素晴らしい内容のメールが届いた。最後に、その全文を転載します。


坂爪圭吾さん、こんばんわ!

今日のブログ、わたしを束ねないで。読みました。
どうしても今の、今の感情を送りたくて
長くなりそうだったのでLINEではなく、メールで感想を送らせてください。

職場のお昼休みに読んだのですが1人泣きそうになりました。
本当に、圭吾さんも、圭吾さんの周りの人も愛があり、そしてブログに綴られた文章たちが愛で満ち溢れていて前も感想に書きましたが

生きてて良かったー‼︎と感謝と感動でいっぱいです。

とくに、愛について書かれていた部分に感動しました。
私の名前が愛だからか、途中から自分について書かれているような感覚に誠に勝手ながら感じてしまいました。

私は自分に自信がありません。
そして、みんなが笑ってくれるなら、相手が喜んでくれるなら、多少自分が苦しくとも辛くともいいやーと思うような人間です。
自分の弱音や本音はしまい込んで我慢をする。
それが今までの人生で良きことだと思い、生きてきました。

でも圭吾さんのブログを読んでいて徐々に、もしかして自分をもっと大切にしていいんじゃないかな…と思い始めていました。

そして今日のブログを読んではっきりわかったんです。
自分はなんて自分という存在を卑下して生きてきたのだろうと。

自分よりももっと大変な想いをしてる人がいるんだから、自分は全然幸せだとか思ってたけど
自分の歩んできた人生は私しか歩んでないのだから
人と比べる必要なんて1つもなかったと。

自分が我慢すれば、頑張れば、みんなが幸せなんだ
とか思ってたけど我慢して何が幸せなんだと。

自分はどこか関係ない、偉いのは凄いのは周りの人で私じゃない。
私は全然ダメな人間だからせめてみんなの役に立たなきゃ!と思ってました。
違いました。間違っていました。
本当に自分に申し訳なくなってしまいました。

私は私でしかないのに、どうして生きていることを否定して生きていたんだろう。

圭吾さんの言葉の

自分が好きだと思うひとには、嫌なことを我慢しながら嫌々やる日々を過ごすことよりも、無様でも、不器用でも構わないから、完璧であることなんて望まないから、自分のやりたいことをやっていて欲しいと思う。たったひとりの自分なのだから、たった一度の人生なのだから、ほんとうの意味で自分を生かして欲しいと思う。日々は、苦しむためにあるのではなく、よろこびに触れるためにあるのだと思う。

この言葉たちが
自分が好きだと思う自分のための言葉だったらどんなに嬉しいことだろうと思いました。

愛とは「あなたはもうひとりの私です(私はもうひとりのあなたです)」と翻訳できるなら
私は光であり、引力であり、力であり、神であるなら
私は自分を愛し、同じく美しい人たちを愛したいです。

圭吾さんのおかげで気付くことが出来ました。
本当に嬉しい。心から感謝してます。
ありがとうございます(^◇^)
私にとって圭吾さんは太陽です。
そして私も誰かの太陽になりたいです。

本当に長いメールになってしまいました。読んでくださってありがとうございます。
お身体大事にしてお過ごしください。
これからも応援してます!

あと最後に私の大好きな圭吾さん語録を書かせてください

「人生は続く」



人生は続く。

静岡県熱海市伊豆山302
坂爪圭吾 KeigoSakatsume
TEL 07055527106 LINE ibaya
MAIL keigosakatsume@gmail.com