いばや通信

ibaya≪いばや≫共同代表・坂爪圭吾のブログです。わっしょい└( ^o^ )┐

【HND-熱海】心地良い、温かな循環がはじまる場所。

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東京を経由して熱海にはいった。様々な奇跡が重なり、今夜から、熱海の伊豆山地域にひとつの拠点を構えさせていただけることになった。これで、二年弱に及ぶ『家のない生活』にも終止符が打たれた。いままでの私には、当たり前のことだけれど「帰る」ということができなかった。理由は単純で、帰る場所がなかったからだ。皆が帰路につく時、私は、その場にひとりで留まるか、次の場所に向かうしかなかった。しかし、これで、二年弱に及ぶ『家のない生活』は終わった。私にも、帰る場所ができたのだ。


これは12月22日(火)付けの私のツイートになる。なぜ、私が熱海に拠点を構えることができるようになったのか。非常に長い話になるために、すべてをここに綴ることはできない。結論から言うと「熱海在住のMさん(女性)が、完全なる好意で家を購買してくれたから」ということになる。すでに所有していた持ち家を貸してくれた訳でも、新しく適当な家を借りてくれた訳でもない。ただ、買ってくれたのだ。そして「何をしても構いませんから、自由に好き勝手に使ってください」と言ってくれたのだ。

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宮大工さんが建ててくれた築88年のこの家は、6畳と8畳の二間で本当に可愛らしく、そして、内部の構造もしっかりとしている。私は、二年弱を最低限の荷物で暮らしていたために、金もなければ、何もない。そんな私を気遣って、必要最低限の家具や雑貨は、Mさんがすべて揃えてくれた。鍋から、布団から、冷蔵庫から、コタツから、トイレットペーパーから、新しい畳や電灯や食器類から、生活に必要なあらゆるものの、その、何もかもだ。

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私は生活に慣れていない。正確に言えば、生活から遠く離れた暮らしをしていたために、新しい暮らしを前に戸惑いを覚えている。そして、戸惑いを覚える以上に、Mさんからいただいた深い愛情と思いやりに、そして、これからはじまる『新しい生活』に対する希望で、胸がじんわりと震えている。大袈裟な表現になるけれど、私は、生きていてよかったと思っている。生きれいればいいことがある、いまはまだ信じられないことだとしても、生きていればいいことがあるのだということを、二年前の自分に寄り添って言ってやりたくなる。

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家の裏には畑がある。熱海駅から徒歩30分の場所にあるために、人混みの喧騒を忘れることができる。東京から熱海に来た私にとって、家までの徒歩30分は、何かを切り替えるにはちょうど良い距離だった。家に着いたら、近所の方々が自宅の畑で採れた無農薬の大根と柚子を与えてくれた。「おにいちゃん、新潟のひとなのか。何か困ったらいつでも言ってね。この辺りのひとはね、みんな優しいひとばかりだし、畑作業も教えてあげるよ」と言ってくれた。

新しい生活がはじまる。

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Mさんのご好意から与えられたこの家を、自分のためだけに使うのは偲びない。だからこそ、この場所は「出来るだけ多くの人々の役に立つような」使い方をしていきたいと思っている。たとえばそれは無料の図書館&喫茶店&宿泊施設だったりもするし、これから生まれ出でる、まだ想像もできない新しいアイデアになるのかもしれない。

これから数日間は熱海にいるので、近所の方や、実際に何かをできそうな方がいたら、ブログ末尾にある連絡先まで気軽にご連絡をください。私は落ち着きがないため、多分、これからも移動を続けることになるだろう。その時に留守番をしてくれるひとや、図書館を一緒に展開してくれるひと、料理を振る舞うことが好きなひとや、様々な家事をしてくれるひと、WEBサービスの様々な技術に明るいひとや、裏の畑にある物置を修繕して露天風呂にしてくれるひとなど、様々な助けを必要としています。

自分は、気がついた時には自分のことばかりを考えてしまっている。自分がいままでどれだけ多くの優しさと許しを与えられてきたのかということを、いとも簡単に忘れてしまう人間だ。この家は、完全なる善意で用意された家だ。善意には、自分が成し得る最大の善意で応えたい。自分がこれは美しくないなあと思う使い方は、できることなら、したくない。清々しい風が吹き抜けるような、心地良い、温かな循環がはじまる場所にしていきたいと思っている。

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人生は続く。

静岡県熱海市伊豆山302
坂爪圭吾 KeigoSakatsume
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