いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

【ASJ-奄美大島】自分を大事にしようとするからこそ、自分が傷つかないように無難な選択ばかりを繰り返し、結果としてほんとうは開きたがっている生命の種を「安全な生活」によって捻り潰してしまう。

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ヘルシンキから成田経由で奄美大島に着いた。途中、ロシアのシベリアらしき風景が壮大で「地球は半端ないな」と思った。私の誕生日は4月7日で、30歳になろうとしている。ある種の節目でもあるので「誕生日は島で迎えたいな」と思い立ち、奄美大島の航空券を(バニラエアで2000円だったのもあり)取得したものの、奄美大島は年間日照時間が日本で一番短いことを到着後に知って唖然とした。

最近の所感と出演予定のイベントをまとめます。

1・今月のテーマは「丁寧に生きない」


昔は多くの人が「学級委員長」的な優等生を毛嫌いしていたはずだ。教師に媚びて内申点を稼ごうとしているタイプの人間(甲本ヒロト的に言えば「大人に褒められるようなバカ」)になんて絶対になりたくないと思っていたけれど、いつの間にか、年齢を重ねるにつれて皆が真面目になってしまう。

2・いつからそんなにお利口さんになってしまったのか。

くるりのハイウェイ風に言えば「何かででかいことしてやろうぜ」と言っていたようなタイプの人でさえも、時の流れと共に、何かででかいことをしてやろうとしている人間をあざ笑うようになってしまった。そして、社会的にも「ウケがいいもの」だけをやるようになり、上記にあげたような「丁寧に生きる」とか「規則正しい生活」とか「適度な運動」などに代表される模範的で優等生的なライフスタイルを目指し始める。

優等生は圧倒的に正しい。しかし、私は正しい人よりも楽しい人と一緒にいたい。楽しい人は、必ず何処かが狂っている。その人だけが持つ「偏愛的なもの」に私は惹かれる。皆が優等生的なライフスタイルを心がけてしまったら、標準的な人間は大量生産されるものの、世界が退屈なものになってしまう。

3・思い切り張り裂けるこどものように生きたい。

こどもは過去を嘆いたり未来を不安に思ったりしない。全力で「現在に集中している」からこそ、あれだけのエネルギーを放出させて存在することが出来る。格好いいと思うし、そのためには「先のことはあまり考えちゃいけない」のだろうと思う。過去や未来で現在を汚してしまってはいけない。

常識と呼ばれるものは偏見のコレクションに過ぎず、結局、正しいかどうかなんてものはどうでもよく、自分がそうしたいと心の底から思うかどうか(人間関係ならば「その人と一緒にいたい」と思うかどうか」)がすべてであり、自分の内側から湧き出す衝動にどれだけ正直であれるかが重要になる。

4・使い方さえ誤らなければインターネットは打ち出の小槌になる。


奄美大島に行くことをTwitterで呟いたら、それを見てくれた現地の新聞社の方が空港まで迎えにきてくれた。結果的に車で島内を案内してくれることになり、何をしたらよいのかわからなかった私たちは非常に助けられた。Twitterは魔法だと思う。「自分がやりたいことは口に出した方がいい」とは頻繁に耳にする言葉だけれど、あらゆることが実現するスピードがITによって一気に加速している。

5・「暮らすように旅をする」ー 旅行ではなく「生活」のために移動する。


奄美大島の素晴らしさを知って欲しくて」と、美味い飯までご馳走してもらった。現地の人から現地についての話を伺える機会は非常に貴重で、バスや電車に乗っているだけでは決して得られない「生きた情報」を獲得できる。

これからは「何かを見るための移動」ではなく「誰かに会うための移動」が主流になる。素晴らしい建築物や自然の風景も、一度足を運んでしまえば「一回見たし、もういいか」という感じになる。しかし、会いたい人がいれば人は何度でも足を運ぶし、その場所に美しい建築物や自然の風景が大量にあるかどうかというのは二の次であり、誰かと同じ時間を過ごす「生活」のために移動するようになる。

6・元気な人には二種類いて、周囲の人間も一緒に元気にする力のある人もいれば、周囲の人間の元気を吸い取ることで自分が元気になるタイプの人間もいる。


世の中には「素晴らしい出会い」もあれば「おぞましい出会い」もあり、後者のタイプの人間と過ごす時間は地獄の苦しみを味わうことになる。こうした場面で必要になるのは「断る勇気(無理なものは無理!という勇気)」であり、自分が元気でいるためにも、前者のタイプと同じ時間を過ごしていたい。


7・馴れ合いの中に成長はない。


他人に嫌われないように、無理をして愛想笑いを続けたり「本当は楽しいと思えていない場面で」楽しそうな振りをすることがある。そういうことをするのも、そういうことをしている人を見るのも、自分には耐えられないものになった。自分を殺して周囲と合わせることは「調和」でもなんでもなく、それはお互いに妥協し合っているに過ぎない。群れるのは好きじゃないし、馴れ合いの中に成長はない。

8・自分軸と他人軸があるとすれば、自分軸で生きない限り永遠にぶれ続ける。


承認欲求こそやっかいなものはないと思う。他人に認められることがゴールになってしまうと、他人に認められない限り自分がやっていることには何も価値がないことになる。乱暴な言葉になるけれど、そんなのはクソだと思う。自分軸と他人軸があるとすれば、自分軸で生きない限り永遠にぶれ続ける。

9・自信があるとか、能力があるとか、そんなことはどうでもいいのだ。自信がなくてもやる、やりたいと思ったからやる、それでいいじゃないか。


この場所では本来の自分が出せるけれど、この場所では本来の自分が出せない、みたいなものは甘えだと思う。一定の枠内だけで保障された「自由」なんてものは幻想であり、自分が本領を発揮できないのは社会のせいだと愚痴を吐くのは順番が逆だと思う。自分を守ろうとするから弱くなるのだろう。

たとえ打ち砕かれるとわかっていても、ひたすら純粋に自分を打ち出して、その手応えの中から生きている実感を取り戻していくこと。自信があるとか、能力があるとか、そんなことはどうでもいいのだ。自信がなくてもやる、やりたいと思ったからやる、それでいいじゃないかと思っている。

10・自分の足で立っている人間が、他者とも良好な関係を築くことができる。


きっと、私たちは「うまくやらなければいけない」という思いに自分が想像する以上に毒されていて、失敗することを極度に恐れるようになってしまった。しかし、重要なのは「成功すること」よりも「失敗してもいいのだ」という思いを自分の中に養うことであり、他の誰でもない自分自身の実体験を通じて「自分はやれる」という手応えを獲得していくことからしか、絶対的な自信は得ることができない。

他人がどう思うかという相対的な評価に惑わされることなく、自分の中での絶対的な価値基準を養うこと。所詮、生まれてから死ぬまでの人生なのであり、重要なのは「他人軸」ではなく「自分軸」で生きることであり、余計なノイズやつまらない常識に縛られて自分の人生を無駄にすることもない。

今月は以下のイベントに出演が決まっている。一部では「人気ブロガー」などと称されることも増えて来たが、私は自分のことを「ブロガー」だとは思っていない。ただ、ブログもやっているだけの何処にでもいるような人間であり、私の本領が発揮されるのはWEBよりもLIVE《リアル》だと思っている。

4月13日(月)@新潟県西区

4月14日(火)@東京都国立市

4月15日(水)@東京都阿佐ヶ谷

4月17日(金)@北海道旭川市

4月18日(土)@北海道札幌市

4月19日(日)@北海道洞爺湖

4月20日(月)@北海道函館市

4月24日(金)@石川県金沢市
※ 詳細が決まり次第更新します。

4月29日(水)@福島県郡山市

4月30日(木)@福島県喜多方市

※ イベント出演依頼などは下記連絡先よりお願いします。
※ スケジュールに空きがある限り、あらゆることに対応します。
※ 下記「SCHEDULE」のリンクよりご確認ください。

人生は続く。

坂爪圭吾 KeigoSakatsume《ibaya》
TEL:07055527106 or 08037252314
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