いばや通信

ibaya≪いばや≫共同代表・坂爪圭吾のブログです。わっしょい└( ^o^ )┐

【圧倒的備忘録】死にたくなったら旅に出よう。ー 人生には三つの美しい保証がある。人は優しい。不思議なことは起こる。今いる場所が世界のすべてではない。

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全国を流転する移動を終えて新潟市内に戻ってきた。様々な人に出会った。ここでは書ききれない幾つもの奇跡にも遭遇し、私は(大袈裟だけれど)人生の素晴らしさを何度も実感した。私がここ数日間の移動の中で強烈に感じた教訓は以下の三つ。もしも人生に行き詰まることがあったとしても、この人生の美しい三つの保証を思い出せば何度でもやり直せる。個人的な備忘録としてまとめます。

<人生の美しい三つの保証>

1・「人は優しい」ということ。
2・「不思議なことは起こる」ということ。
3・「今いる場所が世界のすべてではない」ということ。

10月24日(金)@東京 『乙武さんと出会う』

ある日、私の携帯電話に知らない番号から着信が届いた。電話に出たら、相手は国民的な有名人である乙武洋匡さんだった。乙武さんは私に興味を持ってくださっており、時間が合えばお茶でもしようということになった。そして、この日に初めて私達は出会った。ことの顛末はブログ記事にしてまとめました。


人生は何が起こるかわからない。私は乙武さんと本当に素晴らしい時間を過ごすことが出来た。乙武さんと話してとりわけ強く感じた印象は、月並みな表現になるが『ありのままの自分を受け入れている』ということだ。乙武さんには腕と足がない。しかし、乙武さんは腕と足がない自分の現状をまるごと受け入れている。「悲しみに暮れたとしても、決して腕や足が生えてくる訳ではない。私はこの身体で生きていくしかないのだから、それならば(泣きながら生きるよりも)笑って生きる道を選ぼう」という、前向きな意思が全身に漲っているように私は感じた。そして、私自身もそのようにありたいと思った。家も金もなくても人間は死なない。死なないばかりか充足度の高い日々を送ることが出来る。

10月27日(火)@徳島 『経験は財産になる』

徳島県美波町に招待していただき、私は生まれてはじめて四国を訪れた。四国と言えばお遍路であり、1200キロの道のりを一ヶ月以上かけて徒歩で巡礼する「歩き遍路」を行う人々を何度も目にした。素晴らしい習慣だと思った。歩き遍路をする人々を目にするだけで、不思議と厳粛な気持ちになる。『同行二人(どうぎょうににん)』という言葉もあり、歩き遍路をする人間は(たとえひとりだとしても)常に弘法大師と共にある、常に弘法大師は見守ってくれているのだという考え方を知った。

人生には、時に論理的には説明できない不思議な出来事が起こる。お遍路をしていると、必ずどこかで「弘法大師に出会うことがある」のだという。実際に歩き遍路を体験した男性の方に話を聞いたのだが、その方は40日間かけて歩き遍路を達成した。その道中、三日三晩歩き続けていよいよ嫌気がさしてきた時に、ふと、山の方から若い和尚さんが突然姿を現したのだという。その和尚さんは小さな声で「がんばってくださいね」とだけ男性に向かって口にして、すーっと奥の方に消えて行った。

男性は「まさかこんな所から人が出てくるなんて」と、しばらくしてから和尚さんと出会った道を振り返った。しかし、その時にはもう和尚さんの姿を見ることはできなかった。もちろん、曲がりくねった道の先に進んで行っただけのことかもしれない。ただ、なんとなく、男性はその時に「弘法大師に出会うことがある」という言葉の意味を(理性ではなく)身体で実感することができたと話してくれた。

徳島県では初対面の男性の方の家に泊めていただいた。初対面だというのに半端ない優しさの恩恵を受けた。伊勢海老としゃぶしゃぶをご馳走していただき、翌朝は手作りの朝食まで振舞ってもらった。人は優しいのだと心から思った。「死にたくなったら四国に行こう」と私は思った。1200キロの道のりをひとりで歩けば、必ず何かを思うだろう。自分の存在の小ささを痛感することもあれば、人の優しさに触れて感動することもあるだろう。徳島の男性が与えてくれた言葉が今でも強烈に印象に残っている。


10月31日(金)@岡山 『良寛さんが離れない』

現在の私は「家のない生活」を送っている。そこで感じた諸々を各種SNSやブログを通じて発信している。私の存在を知った人から「我が家に泊まりに来ないか」と言われることもあれば、「実際に会って話をしてくれ」と講演やトークセッションの出演依頼が舞い込むこともある。岡山県に住む女性の方からも、有難いことに岡山に来ないかと招待をいただいて私は岡山県を訪れた。宿や食事は女性の方が手配をしてくれて、私はその方の施しにより現地での生活を維持することができた。ふと、このような生活をしている自分は、各地で施しを受けながら説法を続ける僧侶に似ていると思うようになった。

私の故郷である新潟県良寛さんが生まれた場所でもあり、私は岡山県で謎に良寛さんのことばかりを考えていた。私は良寛さんについて何も知らない。ただ、「良く寛ぐ(くつろぐ)」というネーミングセンスは抜群に素晴らしいなあと漫然と考えていた。「そうか、そうか、寛容な人といると寛げるのか(寛容ではない人といると寛げないのか)」などと考えていた。良寛さんは「人間とはいかにあるべきか」を自分の人生を通じて考え続け、自身の考えを各地で説いてまわっていた。私は僭越ながら良寛さんと私は何かが似ていると思った。私は良寛さんほど出来た人間ではないが、静かなシンパシーを覚えていた。

岡山での滞在を終えて、私は「人生とは、自分を楽しませることである」と思うようになった。自分を否定しても誰も幸せにならない。この世で一番大切な仕事は「自分を楽しませること」であり、こうあるべきという狭い枠の中に無理やり自分を押し込めて生きる必要は微塵もないのではないのかと思うようになった。人生は自由だ。もっと自由に、もっと天真爛漫に生きていきたいと願うようになった。


11月1日〜4日@神戸&京都&和歌山&大阪

神戸で小規模なトークセッションを開催し、その日の夜は初対面の男性の方の家に宿泊させていただいた。帰り際には餞別を頂戴し、翌朝は京都に赴いた。京都のブックカフェで初対面の女性とお茶をした。「私はカウチサーフィンをやろうと思っているから、今度京都で宿に困ることがあったらいつでも連絡をくれ」と言ってくれた。その日の夜はSNSで私の存在を知ってくださった焼肉屋のご主人が私に焼肉をご馳走してくれた。その日は京都の焼肉屋さんに布団を敷いて眠った。

翌朝、私は和歌山県に住む方から「交通費を出すから我が家に泊まりに来ませんか?」という連絡をもらっていたので、和歌山に向かった。幾つもの会話を交わし、私は「圧倒的肯定力とはどのようなものか」を学んだ。これについてはまたの機会に綴る。翌朝、私は大阪に移動した。たまたま大阪に来ていた女性が「ホテルをとっているからもしも疲れたらいつでも自由に使ってくれ」と連絡をくれた。私は多くの人々の優しさに支えられながら、この日の夜行バスに乗って東京に向かった。


11月5日〜9日@東京

5日の水曜日には三軒茶屋で開催されたイベントに出演した。東京での宿は何も決まっていなかったが、各種SNSで自分自身のスケジュールを公開したら、多くの方々から「我が家に泊まりに来なよ」と連絡をいただき、この期間の間、私は一度も自分でホテルを取らずに宿を確保することが出来た。人は優しい。自分が困っていることをストレートに伝えれば、必ず助けの手を差し伸べてくれる人がいる。

ここで私の身に生じたすべてを書き尽くすことは出来ないが、このような日々を終えて私は幾つものことを痛感した。それが冒頭でも述べた『美しい人生の三つの保証』であり、この先、もしも人生に行き詰まることがあったとしても、この人生の美しい三つの保証を思い出せば何度でもやり直せる。

1・「人は優しい」ということ。
2・「不思議なことは起こる」ということ。
3・「今いる場所が世界のすべてではない」ということ。

「人は優しい」ということを実感するのに、旅をすることは最高の手段になる。旅に孤独や困難はつきものだが、それらを遥かに凌駕する「人の優しさに触れるよろこび」がある。私は数え切れない程の人の優しさに触れることが出来た。人の優しさに触れると、人生に対する自信が圧倒的に増す。自分自身も人に対して優しくありたいとストレートに思えるようになるし、こうして生きている世の中は決して捨てたものなんかではないかということを強烈に実感できる。

そして「不思議なことは起こる」ということを体感できる。人生には予測不可能性が溢れていて、何かをすれば必ず何かが起こる。人との出会いの中には自分の世界を一瞬に広げてくれる「優しい爆薬」が潜んでいて、そして、普段は行かない場所にたったひとりで訪れる行為を通じて、徹底的に自分自身を見つめることができる。徹底的に自分を見つめると、本当の意味で自分が求めているものは何なのかが明確になる。そして、不思議なことに「本当の意味で求めていたもの」が目の前に突然現れたりする。

移動をすると世界が広がる。「今いる場所が世界のすべてではない」という当たり前のことを、実感を伴って知ることができる。私がここ数日間の短い旅を終えて何よりも強く感じていることは、『死にたくなったら旅に出よう』ということだ。人間は忘れる。大切なことほど簡単に忘れてしまうように出来ている。しかし、忘れてしまったら何度でも思い出せばいい。大切な何かを『旅』は教えてくれる。

1・「人は優しい」ということ。
2・「不思議なことは起こる」ということ。
3・「今いる場所が世界のすべてではない」ということ。

もしも人生に行き詰まることがあったとしても、この人生の美しい三つの保証を思い出せば何度でもやり直せる。人は優しい。不思議なことは起こる。そして、今いる場所が世界のすべてではないということ。大切な何かを『旅』は教えてくれる。死にたくなったら旅に出よう。人生は続く。

坂爪圭吾 KeigoSakatsume《ibaya》
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