いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

人生は短く、最後には必ず死ぬ。その中で今の自分の生き方を選んだのだから、最高のものにしていきたい。生まれてきた甲斐があったと思えるものにしたい。

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私は自分のことを欠落に溢れた人間だと感じていて、その思いは今でも変わらない。誰もが当然に出来ることが自分には出来なくて、例えば大学を卒業するとか一般企業に就職するとか普通の恋愛をして普通の結婚をするとか、そういうルートを歩くことができなかった。今では自分で会社を興して自分なりの道を突き進むことに決めているけれど、これは「こうしたくてこうしている」以上に「こうする以外に他に道がなかった」というのが何よりも素直な理由になる。

今まではそれがずっとコンプレックスだった。もっと普通の道を悩むことなく歩くことができれば、どれだけ楽な生き方ができただろうか。もっと周囲の人間とうまくやりとりを交わすことができて、友人にも恵まれた日々を送ることができれば、どれだけさみしさを感じずに生きることができただろうか。そういう思いに囚われていた日々はとても自由とは遠いもので、自分の欠陥ばかりが目につく毎日だった。

今ではそうした思いからも自由になれた。自分にあるのはこの身体とこの精神だけで、それならばそれを最大限に生かすしかない。普通の幸せがあるのかないのかはわからないけれど、そうしたものからは距離を置くことにした。私は私が生きる道をとにかく切り拓いていこう。自分にはこの身体とこの精神しかない。それならば、これらを最大限に生かすしか道はないのだという風に感じるようになった。

今でも、自分が自分の人生に何を求めているのかを明確には掴めていない。ただ、確実に感じていることは『次に行きたい』という思いであり、これから世の中が大きく変わろうとしている中で『未来に繋がることがしたい』という漠然とした思いがあるだけだ。これから確実に時代は変わる。今までの常識が通用しなくなるから、今までの常識とはまるで外れたことをやっていかないと意味がない。私は私自身を実験台にして、次の時代のヒントになる何かを獲得していきたいと思っている。

今までは「金になるか」「損か得か」が基本的な行動基準の世の中だった。私はこれが変わると思う。自分が「やりたいかどうか」「面白いと思うかどうか」がすべてであり、金になるかどうかは二の次だと思っている。「そんなんじゃ生きていけないよ」と言われることもあるけれど、「そうでもしなければ生きていけない世の中なら、別に死んでも構わない」とも思っている。上手に生きることができない人のことを『社会不適合者』と呼ぶけれど、「今の世の中は適応するだけの価値があるものだろうか」と思ってしまう自分がいる。答えは明確にNOであり、だからこそ私は次の時代に行きたいと思っている。

自殺者が3万人いて鬱病患者が100万人いる世の中は、決してまともとは言えないと思う。こうした世の中に自分を適応させていけば、おかしくならない方がおかしいと思う。今の自分に必要なのはこうした世の中に適応していく力を身につけることではなく、次の時代のヒントになるものを獲得していくこと、そして、可能な限り自分自身の手によって自分が望む未来を作り出していくことだと思っている。

『次に行きたい』

価値観が大きく変わろうとしている世の中では、従来の価値観が新しい時代へと進む足どりを思い切り引っ張ってくる。その重圧に負けてはいけない。未来に行きたいと願うのならば、現在の常識を軽々と飛び越えていかなければ辿りつくことはできない。繰り返しになるけれど、自殺者が3万人いて鬱病患者が100万人いる世の中は、決してまともとは言えないと思う。今の自分に必要なのはこうした世の中に適応していく力を身につけることではなく、次の時代のヒントになるものを獲得していくこと、そして、可能な限り自分自身の手によって自分が望む未来を作り出していくことだと思っている。自分が行きたいと思う未来の根拠に自分自身がなることだ。

人生は短く、最後には必ず死ぬ。その中で今の自分の生き方を選んだのだから、最高のものにしていきたい。生まれてきた甲斐があったと思えるものにしたい。自分が望む未来を誰かに実現してもらうのを待つのではなく、どんなにささやかでもいいから自分自身で未来を作り出すことだ。欠落は続く。満足することは死ぬまでないのだと思う。喜びも悲しみも続く。楽になることもさみしさが消えることもない。私にはこの身体とこの精神しかないのだから、それを最大限に生かすしかない。人生は続く。

坂爪圭吾 KeigoSakatsume/ibaya 
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