いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

【第2回】最近、超凄いと思った女子大生の話。 - 女子大生がヒッチハイクをするということ -

最近、個人的に20歳前後の女性が感じている何かがとても鋭くて恐れおののくことがあります。最近、超凄いと思った女子大生の話。 - 世界を拡張する3つのスキル - でもご紹介させていただいた方のように、こっそりとんでもない哲学や思想を育んでいる人がたくさんいる。今日はそんな20歳の女性の方と話した。

彼女と話していてとりわけ感銘を受けたのは以下の3点。

①自然と人間の共生。これが今の自分が最も追求したテーマのひとつ。今は人間が入ると自然が壊れ、自然を生かすとすれば人間が我慢しなければならない。どちらもハッピーになれる道はないのかを探りたい。そのために私は大学を一年休学して、そうした活動をしている個人を巡る旅をする。 - 『自然と人間の共生』

②私がやりたいことにはまだ名前がない。だから誰にもうまく説明することができない。「お前は何がしたいのか?」「お前の優先順位はなんなのか?」ということを頻繁に言われる。それに対してうまく返答することができない。私は新しいことがやりたい。だからまだ名前がない。名前があるということは「既に埋められている」ものであり、私はまだ「埋められていない」ものがやりたい。- 『名前がつけられているものは前時代的』

ヒッチハイクの体験は鮮烈だった。やる前は本当に怖かった。私はもともと人に迷惑をかけるのがすごい苦手な人間で、だからやる前は「やりたくない、やりたくない、やりたくない、やりたくない」って何度も思った。だけど「やりたくない、やりたくない、だからこそやらなければいけない」と思って勇気を出して飛び込んでみた。結果、私は人の優しさに触れた。ヤンキーみたいな人たちに乗せてもらって、彼らはすごい優しくて、ヒッチハイクをしなければ決して話すことのなかった人と交流を持てたのがとても新鮮で楽しかった。会社をさぼって私を家の前まで送り届けてくれた人もいた。私の周りの友人達は、私がヒッチハイクをするというと大抵止めてくれた。私のことを心配してのことでうれしかったけど、結局私はやっちゃってしまった。 - 『見る前に跳べ!』

この3点に私は強く感銘を受けた。

①自然と人間の共生。

これには私も強い関心がある。彼女は言った。「この世の中には本当に素晴らしいものがたくさんある。しかし、それが全然伝わっていない。私が大学を休学してそういう人たちのもとを転々とすることで、少しでもそうした活動を広める手伝いができたらと思っている」と言った。地方では、都会では想像もつかないような生活が今も平気で営まれている。そうした生活に触れたとき、彼女の中で何かが揺れた。

「そうした地域で生活をしている人は、生活と仕事がものすごい密着していた。まさに生きているという感じだった。大学生活を送る私は、決して生きているとは言えなかった。生きているというよりも、ただ過ごしているという感じだった。生きるという事をとらえなおしたいと思った」

②名前がつけられているものは前時代的。

これにも強く共鳴した。私も同じだ。私も頻繁に「坂爪は何をやって生きているのか?」と聞かれまくる。私はそれにうまく答えることができない。「説明できないことが未来だ」などと言って逃げる。彼女も似た思いを抱いているようで、「だよね!だよね!」とテンションがあがった。

極論、名前が既についているものは前時代的だとも言える。今はまだ名前が与えられていない職業なり生き方がこれから増えることは確実だ。既に20歳の女性がこのように感じているように、未来のヒントを自分の人生を通じて敏感に感じ取っている人と出会えることは嬉しい。

③見る前に跳べ!

彼女は言った。「私は、私がやると決めたことで死んでしまうのは別にOKだと思う。もちろん死にたいと思っているわけじゃない。一番嫌なのは死ぬことだ。だけど、自分で決めたことなら受け入れることができる。多くの人に止められたけど、結局やっちゃいました」

彼女は言った。「自分の心を騙すことはできない。このことをとても強く感じる。自分の心に正直に生きていれば全宇宙が応援してくれて、それを実現してくれる」

私は感動した。こんなにも素晴らしい人間と出会えたことに心が震えた。私の中の欧米人が「ブラボー!」と叫んだ。他にも、最近20歳前後で素晴らしい感性を持った人たちとたくさん出会っている。そうした方々の素晴らしい部分をどんどん紹介していきたいと思っている。

ちなみに私と彼女との出会いは数奇なものだった。私がFBで「自転車ちょーだい!」と叫んだら、この方が「私のでよかったら是非使ってください」と連絡をくれた。私は甘えた。大いに甘えた。まだ会ったこともない女子大生の方から自転車を譲り受けた。そこから私たちのつながりははじまった。初めて彼女と会ったのは自転車を譲りうけた時で、今日は二度目の対面だった。話せば話すほどに素晴らしい感性の持ち主だと思った。

人生は何が起こるか分からない。「自分の心は騙すことができない」という彼女の言葉はとても綺麗で核心をついている。そんな気がしました。結論。人間っておもしろいね!!

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坂爪圭吾 KeigoSakatsume/ibaya
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