いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

【5日目】家を捨てよ、町へ出よう。 - 「どのような人生を送りたいのか?」という問いが人生を決める -

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【1日目】はこちらを、【2日目】はこちらを、【3日目】はこちらを、【4日目】はこちらをご覧ください。

自分は自分にどのような人生を求めるのか。どのような人間になりたいと思い、どのような人間にはなりたくないと思うのか。自分は自分に何を求めるのか。こうした根本的な問いを、自らに発するシーンがこれから大量に増えていくと思う。

【5日目~2014年3月15日(土)~】

6:30 デニーズでひとり作戦会議 feat.ボロボロのボディ@渋谷

基本的に床やソファーで眠る生活が続いていたので、正直に言うと身体はボロボロになっていた。面白い出来事の連続でマインドは常にフルスロットルだったが、一人になると何かとこう大変だなあとしんみりしてしまうことも多々あった。この日の宿も決まっていなかったが、まあ、どうにかなるだろうということで考えることを放棄した。ひとり会議は失敗した。

11:00 ハンドメイドサーカスにねこばっじを出展(?)する@横浜中華街

いばやの共同代表であるMAYU(@harapekoyama)が主催しているハンドメイドサーカスねこばっじを出展するために出向く。私はモノをつくる人が好きだ。当日は大量のモノつくり作家が結集しており、私は興奮していた。作家の方々に声をかけるものの、私の風貌が怪しいために9割の人々には怪しまれたと思う。しかし1割の人とは仲良くなれたのでOKだ。

繰り返しになるが、私はモノをつくる人が大好きだ。それぞれの作品は、作家から見れば自分の子供のようなもので、要するに作者の愛がこもりまくっている。そんなハンドメイド雑貨が集まった会場は極めてヘブンリーだった。ここはパラダイスかと思った。そして私は妄想した。私の故郷の新潟県には、海の真裏に森がある。そこでハンドメイドサーカス新潟をやったら絶対に面白いんじゃないのかと夢想した。作家さんの空間をカラフルに彩るスキルはものすごい高い。仮にもしも「この松林を好き勝手に彩ってください。そしてここにお店を出して、好きなように売りさばいてください」ってお願いしたら、きっと地上の楽園が生まれると思った。

結局、夜の9時まで私は在廊していた。

21:00 宿もないのでとりあえず渋谷に移動する@横浜から渋谷

作家のながちゃんとゆっきーと東横線に飛び乗ってわいわい話す。話題は「男と女の違い」について。私はこういう話題が大好物で、身震いしながらトークに興じた。男は考える、女は感じる。男は狩猟して、女は採集する。男は決断が大切で、女は共感が大切。などなど。私は女性が何を考えて生きているのかまったく分からない部分が莫大にあるので、こうした話をもっといろいろな人としたいと思っている。「ニンゲンのジレンマ」という番組をやりたい程に!!

23:00 とんでもないつけ麺屋さんでつけ麺を食べる@渋谷

今回のブログTOP画像の謎のボタンが設置してあるラーメン屋さんでつけ麺を食べる。渋谷駅徒歩5分程度の所にある「凪」というお店だ。個人的に渋谷で一番美味いと思っているので、ラーメンが好きな方は是非ググッてみてください。私はつけ麺を愛している。

ラーメンを食べながら、恵比寿に住むくみこ先輩から「我が家に来てもいいよ」という許可をいただく。捨てる神あれば拾う神あり。日本にはまだまだ神様がたくさんいると思った。私は割り箸を両手に挟んで、今宵も漫画喫茶に行かなくて済んだことを神に感謝した。ありがとう恵比寿。ありがとうくみこ先輩。ありがとう日本という豊かなこの国の包容力。

24:00 果てしなく豪華なシェアハウスに到着する@恵比寿

くみこ先輩が住んでいるシェアハウスは激しく豪華で、マッサージチェアも常備されていた。私は即座にそこに飛び乗り、疲れたボディをねじ込んだ。私は快楽に溺れた。どこまでも気持ち良くってあへあへ言った。心の吐息が声になって漏れた。くみこ先輩と話している時間も内容も非常に充実したものだった。中でも、くみこ先輩の「CMと番組論」が激しく面白かった。

坂爪のFacebookを見る限り、 最近の坂爪は乗りに乗っている。なぜだか考えてみた。私にとってFacebookは『自分のCM』をする場所だと思っていた。だけど、坂爪は違う。坂爪は Facebookで『自分の番組』を放送している。だからあれだけの人が見るわけだし、CMにはなくて番組にはある一番の強味は、そこにスポンサーがつく ということだ。坂爪にご飯をご馳走したり宿を提供してくれる人が現れるのは、坂爪が『自分の番組』を放送しているからだ。私も面白い人生を送りたいと思っ ているから、CMから番組に移行しなきゃなって思っていて、どうすれば自分の番組が持てるのかについて考えている」

この指摘は本当に鋭いと思った。

27:00 シェアハウスの住人Y子さんが合流する@恵比寿

この方がどこまでも自由で素晴らしかった。私はY子さんの前で「私EXILEのATSUSHIと友達なんだよね」という人のクソさについて話した。EXILE以外にも、例えば聞いてもいないのに「私は電通で働いています」とか言う人もクソですよね、などと話した。すると、驚いたことにY子さんは一ヶ月前に転職したばかりだと言う。しかも、その転職先が電通なんだよねと言った。私はアゴが外れた。なんということだろう。私は「まじかよ!」と爆笑した。しかし「所有はNG!!だけど共有は超OK!!電通超OK!!」と必死に訴えることでその場を逃れた。Y子さんはずっと笑っていた。柔軟で素敵な思考の持ち主で、とりわけ以下の2つのY子さんの言葉が自分の心に強く残った。

1・「いろいろなものが進化していて、今までは選べなかったものまで自由に好きに選べるようになってきていて、これからはもう選択できないものがなくなると思う」

2・「自分が好きな常識の中で生きることができる」

くみこ先輩もY子さんもやばいなと思った。この日に私が学んだ教訓は以下の3つだ。

①私はモノをつくる人が好きだ。そして、「すべての物は二度作られる」という言葉がある。まずは頭の中で「これを作りたい」というイメージを作り、そして現実世界でそれを実際に作る。これは何も雑貨に限った話ではない。絵も未来も自分の夢も同じだ。すべての物は二度作られる。私は目に見えるモノでも目に見えないモノだとしても、モノをつくる人が好きだ。

②CMと番組の違い。SNSで自分のCMを流すのではなく、自分の番組を流すように意識をしよう。すると、TVに例えるならスポンサーがつく。私に例えるなら「ご飯をご馳走してくれたり宿を提供してくれる」人が現れる。世界が変わる。

③自分の好きな常識の中で生きる。これからは様々な分野に選択肢が増えて、選択できないものがなくなる。そうした中では「自分は自分に何を望むのか」「どのような人生を送りたいのか」「どんな人間と同じ時間を共に過ごしたいのか」という根本的な問いが重要になってくる。

そして私は、今夜も宿があることに深い感謝をしながら眠りについた。【最終日】の記録はこちらをご覧下さい。
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「迷わないことが強さじゃなくて、怖がらないことが強さじゃなくて、泣かないことが強さじゃなくて、本当の強さって、どんなことがあっても、前をむけることでしょ。前をね。迷わないことが強さじゃなくて、怖がらないことが強さじゃなくて、泣かないことが強さじゃなくて、本当の強さって、どんなことがあっても、前をむけることでしょ。前をね

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