いばや通信

ibaya《いばや》共同代表・坂爪圭吾のブログです。

落ち着けば、大概のことはどうにかなる。

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明日18日(木)から8月いっぱい、熱海の自宅を無料の喫茶店【Envelope】として開店します。喫茶店という名目ではあるものの、簡単に言うと「自宅を開放するので、読書や昼寝や料理をしたり、他のひとがいれば会話をしたりしなかったり、自由にお過ごしください」というものになります。店主の私が不在の場合もありますが、鍵は空いている(台所にある食材や調理器具は自由に使ってOK!)ので自由にお寛ぎください。


25日(木)には東京の国立市でトークイベントに登壇します。最近は「対談イベントに呼ばれたい!」と思うことがとても多いので、もしも「あのひとと坂爪圭吾【いばやの人達】を対談させたら面白そうだ!」と思い当たった方がいらっしゃいましたら、ブログ末尾の連絡先よりお気軽にご連絡いただけたら非常に嬉しいです。開催規模の大小や、有名・無名(自薦・他薦)は問いません!!


人生はギャグだ(と思うことがあります)

過去に、イケダハヤトさんと高知県で対談をさせていただいたことがある。その時の様子を、イケダハヤトさんご自身が華麗な言葉でまとめあげてくれた(素晴らしい文才!)。デンマークの絵本作家であるアンデルセンは「人生は、神の手によって書かれたおとぎ話である」という素晴らしい比喩を残したけれど、私は、私の人生を「笑いの神様によって書かれたコントである」ように思うことがある。


この記事を読み直して、ああ、自分のことながら「こいつはバカだなあ」と思った。家のない生活を送っていた頃、海外に暮らす女性から「最悪、余っている住居付きのクルーザーがあるから、海の上で島巡りでもしながら暮らせばいいよ」と言われたことがある。私は「最悪が最高じゃないか…」と軽いパルプンテ状態に陥り、ああ、人生はある種のギャグみたいなものなのだと思うようになった。


数年前に躁鬱病統合失調症椎間板ヘルニアのトリプルパンチで、およそ半年間の寝たきり生活をしていた時期がある。この時も、結果的に自らの貧乏性が功を奏して(医療費をケチって病院通いを勝手に辞めた)、医者からは「完治するのに三年はかかる」と言われた精神疾患が半年で消えた。多分、死んだ魚の目をしながらもビリーズブートキャンプを粛々とやり続けた日々が、功を奏したのだと思う。


深刻さを吹き飛ばしてくれるもの。

深刻なこととか、真面目で重苦しい話題とか、悲壮感が漂っている空間の中にいると、どうしても居心地が悪くなってしまう。ユーモアは酸素みたいなもので、ユーモアが許されないような場所にいると、私の場合は露骨に呼吸が苦しくなる。多分、深刻になってもロクなことはひとつもないのだ。そして、深刻さを吹き飛ばしてくれるものがユーモアであり、私は、ユーモアの力に支えられて来たのだと思う。

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三人兄弟の末っ子として生まれた私は、小さな頃からえらく挑発的な顔をしていた。5歳年上の姉と4歳年上の兄から常にボコボコにされる日々を送りながら、それでも、絶えることなくケンカを挑み続けるようなガキンチョだった(ような気がする)。姉や兄が好むものを必死に真似して、自分の中に取り入れ、おさがりの服を着ながらも気持ちは「宇宙全体【姉と兄】のいいとこどり」をしているつもりだった。


そしていま、自分の役割は「こいつを楽しませること。こいつを驚かせること。こいつの世界を広げてあげること」なのだと思うようになった。自分の中にいる小さな自分を、もっと楽しませてあげること、もっと驚かせてあげること、もっと広い世界を見せてあげること。この世界はよろこびと驚きに溢れたテーマパークみたいな場所なのだということを、その実感を、これからも一緒に深めていきたいのだと思う。

『ベルギー近代美術の精華展』

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関西在住の女性から、姫路市立美術館で開催されている『ベルギー近代美術の精華展』招待チケットが二枚届きました。このような心遣いをいただけることが、とても嬉しいです(S様ありがとうございます!)。8月25日(木)までの開催となるのですが、希望者の方に無料で郵送をいたします。期日が間近に迫ってはおりますが、ご希望される方は何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。御当選(?)された方には、24時間以内に折り返しご連絡をいたします。

※※※ こちらのチケットは、兵庫県にわたりました ※※※

『見てる、知ってる、考えてる』

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今回の「わたり文庫無料郵送の一冊」は、小さなからだの哲学者でお馴染みのBAO君著作『見てる、知ってる、考えてる』です。手書きのメッセージまで添えて丁寧に郵送をしてくれたBAO君に惜しみない拍手を…坂爪圭吾は、BAO君の顔が好きです。ご希望される方は、こちらも何かしらの方法で坂爪圭吾までご連絡ください。御当選(?)された方には、24時間以内に折り返しご連絡をいたします。

※※※ こちらの本は、宮城県にわたりました ※※※

僕が素敵だと思う大人は、自分を生きている。
子供みたいに生きている。
嫌なことは駄々をこねるように嫌と言い、
嬉しい時は子供みたいに喜んでいる。

ようするに僕はこのままでいいということ。
嫌なことは駄々をこねるように嫌といい、
嬉しい時には子供のまま喜ぶ。

中島芭旺「見てる、知ってる、考えてる」【サンマーク出版


落ち着けば、大概のことはどうにかなる。

自分の直感と反射神経に従って生きるようになってから、現在の私は「今世の私はお金に困ることはない」と思うようになった。自分で勝手にそう決め付けているだけのことなのだけれど、稀に、それでもやっぱり「お金がなくなったらどうしよう」と不安を覚えることもある。こういう時は、大概自分の思考が守りにはいっている(あるいは一時的に自信をなくしている)だけのことが多いので、無視をするようにしている。


BAO君曰く「僕の自信は、根拠のない自信。根拠がある自信は、その根拠がなくなったらなくなる」のであり、多分、私が感じている自信や勇気や楽しさやよろこびなどといった類の感情も、きっと根拠のないものになるのだろう。きっと、自信に根拠なんていらないし、やりたいことをやるのに最もらしい意味も理由もいらないんだ。強いて言えば「生きている」というそのことが、私達は大丈夫であるということの最大の証明になる。


落ち着けば、大概のことはどうにかなる。物事を複雑に考えるのではなく、実際に起こるかどうかもわからないことに心を悩ませるのではなく、明日の為に今日のエネルギーを温存しておくのでもなく、自分を出し惜しむことなく、瞬間をぶちまけて輝くこと。今日の自分は今日で最後、明日には二度と取り戻すことはできないのだ。身体よりももっと奥の方で、心よりももっと奥の方で、魂はいつでも「大丈夫だよ」と笑っている。


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人生は続く。

静岡県熱海市伊豆山302
坂爪圭吾 KeigoSakatsume
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